廃棄物学会誌
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廃棄物管理のためのシステム計画論
古市 徹
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1994 年 5 巻 4 号 p. 280-289

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抄録

廃棄物計画論の「序論」として, 廃棄物計画のシステム化の方法にのいて述べた。システム化の意義は, 計画を個別学問分野による接近を越えて総合的, 体系的に分析し, 計画論議を科学的, 客観的なものとし, 計画策定プロセスを標準化していくことにある。本論の目的は, 循環型 (リサイクル型) 社会システムの構築をめざして, 廃棄物の発生源管理も含めた廃棄物管理のための計画 (廃棄物計画) を考え, 科学的論議の方法としてシステムズアプローチの方法を用いて, 廃棄物計画のシステム化を検討することである。
本論では, 計画化の分析・総合プロセスにシステムズアプローチを適用し, 計画要素の明確化により計画策定の標準化を試みた。そして, 構想計画の策定事例を踏まえて, システムズアプローチのフォーマット (手順) で計画問題を書くことにより, その方法論の具体的な適用可能性について示せた。また, 廃棄物計画の総合化の重要性と, 総合化を考えるにあたってシステムズアプローチの方法が有効であることについて言及した。

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© 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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