廃棄物学会誌
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廃棄物処理におけるダイオキシン対策をめぐる最近の動向
平岡 正勝
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キーワード: ダイオキシン類, TDI, RDF
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1997 年 8 巻 4 号 p. 265-278

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抄録

わが国では, 都市ごみ焼却炉がダイオキシン類の最大発生源と認識されており, 1990年12月に厚生省によりダイオキシン類発生防止等ガイドラインが示され, 各市町村により削減対策が進められてきた。1996年6月に厚生省のダイオキシンのリスクアセスメントに関する中間報告において, TDIとして10pg/kg/dayが示されたため, 厚生省はこれを受けて, 一層の都市ごみ焼却炉のDXNs排出削減を進めるためにガイドラインを改正して厳しい規準値を定めるとともに, ダイオキシン類削減プログラムを示した。
本論では, 環境庁が1996年12月に示した健康リスク評価指針値とTDIの概念をふまえて, ダイオキシン対策の最近の動向について解説する。

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© 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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