薬局薬学
Online ISSN : 2434-3242
Print ISSN : 1884-3077
原 著
在宅医療での薬剤師の業務を評価する在宅薬学管理評価基準票の開発および現状調査
角 明香里柴田 賢三亀井 浩行室谷 健太坂巻 弘之半谷 眞七子
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2021 年 13 巻 2 号 p. 126-137

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抄録

本研究では,在宅医療での薬剤師業務を評価する在宅薬学管理評価基準票(以下,評価票)を開発し,在宅業務と薬剤師負担度の関連を検証した.評価票は,①薬局内業務(5),②訪問業務(3),③多職種間業務(4),④患者状況(25)の 37 項目で構成された.愛知県内の A 薬局の在宅患者 224 名を対象に,薬剤服用歴管理記録から本評価票への記入を実施した.薬局内業務では,「処方薬数」「特定保健医療材料」「調剤時間」「医療用麻薬」「無菌調剤」において薬剤師負担度と関連が認められた.訪問業務では,「深夜・休日の対応」「実働時間」,多職種間業務では,「退院前カンファレンス」「他職種からの問合せ」「報告書の送付」が薬剤師の負担を増加させた.患者状況では,身体状況を評価する「介護度」や「認知機能」は薬剤師負担度の増加因子としては認められず,「悪性腫瘍」「栄養状態」を反映する項目が薬剤師負担度に起因していた.

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© 2021 一般社団法人 日本薬局学会
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