藥學雜誌
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Print ISSN : 0031-6903
再ヒ混砂米ニ就テ
佐藤 捨三郎
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1912 年 1912 巻 361 号 p. 217-241

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抄録

曩ニ内務省東京衛生試驗所ニ奉職中東京市内ノ混砂米及之カ淘洗米ニ就テ試驗セシ結果假令混砂米ト雖トモ水洗宜シキヲ得レハ砂粉ヲ附着スルノ虞ナク從テ衛生上何等障害ナキヲ報告セリ當時精米業者ハ玄米搗精ノ目的ヲ以テ珪酸及其當時ヨリナレル早搗粉(俗ニ荒粉ト云フ)ノ少量ヲ加フルノミニテ他ニ何物ヲモ混セサルモノト信セシガ其後京都府ニ轉任シ當市ニ於ケル精米業者ヲ觀ルニ彼等ノ多クハ搗精ノ目的ヲ以テ使用スル荒粉ハ極メテ少量ナルニ反シ増量若クハ化装用トシテ土粉(俗ニ青本粉ト云フ)又ハ石粉ト稱スル粉末ノ多量ヲ混シ以テ不正ノ利ヲ貪リツ、アルヲ知レリ故ニ當府ニ於テハ昨年市内販賣店ヨリ收去セル混砂米百九十六種ニ就キ試驗ヲ遂ケシ結果灰分ノ量無水物レシテ一プロセント」以上ノモノハ混砂ノ量多キモノト認メ警察犯處罰令ニ據リ相當取締ヲ加フルコト、ナセリ

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© 1912 by the PHARMACEUTICAL SOCIETY OF JAPAN
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