YAKUGAKU ZASSHI
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薬物の連続投与に関する薬理学的研究 (第1報)
特に薬物交叉実験について
高木 敬次郎高柳 一成阿久津 健
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1963 年 83 巻 4 号 p. 381-385

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抄録

1. 鎮咳薬の耐性および交叉耐性について, 犬, モルモットについて検討した.コデイン, モルヒネ, モルヒネNオキシド, 塩酸プロメタジンはいずれも耐性を生じた. また麻薬性鎮咳薬相互には交叉耐性がみられたが, 麻薬性鎮咳薬と非麻薬性鎮咳薬の間には交叉耐性はみられなかった. モルヒネとそのNオキシドの間には耐性の発生にほとんど差がなかった.
2. モルヒネ, コデインを鎮痛薬として用いた場合, いずれも耐性を生ずるとともに交叉耐性がみられた.
3. モルヒネを連続投与した動物にコデインを投薬したのち, 投薬を中止するとモルヒネの身体依存は軽減された. また実験開始当時の動物の体重によってモルヒネの体重への影響に大きな差がみられた.

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