2002 年 10 巻 p. 53-58
女子短大生を対象として「クレンジング→フェーシャルマッサージ→パック」という総合的エステティック施術の心理的効果を主観的指標と生理学的指標を用いて検討した。特に本研究ではエステティック施術中の被験者に対して主観的指標への回答を求め,施術中の心理状態の把握を試みた。エステティック施術前後の主観的指標と生理学的指標の変化より心身両面にわたるリラクセーション効果が生じたと考えられた。またエステティック施術中の主観的指標の変化よりマッサージ後の全般的な心理的リラクセーションが示唆された。しかしパック後については「爽快感」の変化にのみ効果がみられた。