山梨英和大学紀要
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日本人とキリスト教ーキリシタン伝道の場合ー
深津 容伸
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2011 年 10 巻 p. A-1-A-8

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抄録
日本に初めてキリスト教がもたらされたのは、1549 年にフランシスコ・ザビエルが来日してからであった。以後、多くの宣教師たちによって日本伝道がなされてきたが、カトリックのイエズス会による伝道には現地への適応主義という特徴があった。日本研究や日本人が信じる仏教研究を重視し、日本人に合わせたキリスト教伝道を行った。それはすなわち、ヨーロッパのキリスト教を持ち込むことを避けたということである。日本人に受け入れ易いキリスト教の内容やあり方を目指し、外来の宗教であるキリスト教が日本人の感性と働突しないように努めた。後に、明治期に入るとプロテスタントによる伝道が開始するのであるが、宣教師たちはキリスト教原理を重んじ、それに日本人を適応させようとした。本稿では、この両者の違いが日本人に何をもたらしたか、日本人はキリスト教にいかなる印象を抱くに至ったかを論じていく。
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