有機合成化学協会誌
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アクリル酸エチルの製造方法
米沢 正次鈴木 重成伊藤 博夫正田 七郎木村 馨
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1968 年 26 巻 10 号 p. 874-878

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抄録
本法の最大の難点は大量の硫酸が系内に存在することで, 副生物の大部分がEPE, HPEであることは, すでにのべたとおりである。これらの副反応を抑制するのには硫酸の濃度を低くすることが最も効果的であるが, ESを使用する限り不可能である。この反応の最良条件は, AA1モルに対しES, 水をそれぞれ, 1.54モル, 2モル加え, 70℃かくはん下反応時間2時間で, 仕込みAAに対する反応率および収率はそれぞれ88%, 75%であった。
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