45 巻 (1987) 7 号 p. 654-663
ビシクロ [3.2.2] ノナン誘導体の三種の転位反応を開発し, これをもとに [3-6], [5-6], [6-7] 縮環骨格を持つセスキテルペンとポリケタイドを合成した。
ここで取り上げた架橋系は6員環と7員環からなっているが, 架橋化合物から縮環系を作ると一方の環が残ることが多く, 縮環系のインデックスには6または7が含まれている。これからも, 新たな架橋系の選択と効率良い転位反応の開発で, 天然物合成に利用可能な縮環骨格形成法が増加するであろう。