有機合成化学協会誌
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4, 4'-ジヒドロキシビフェニール
綾部 義治
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1991 年 49 巻 7 号 p. 687-688

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抄録

ビフェノール構造は天然には漆の成分の中にウルシオール2量体 (ビカテコール誘導体) の形で存在することが明らかになっている。
4, 4'-ジヒドロキシビフェニール (以下ビフェノールと略す) がポリマーの分野で注目されるようになったのはビフェノールを構成成分とする全芳香族ポリエステルが押出成型, 射出成型可能なサーモトロピック液晶ポリマーとなり耐熱性, 寸法安定性, 精密成型性にすぐれ高強度, 高弾性率, 耐薬品性, 優れた電気特性等を有するためである。
このようにコモノマーとしてのビフェノールの有用性は古くから知られていたが経済的な合成方法がなく本格的な市場参入はなされていなかった。
最近新プロセスが開発され大量生産が可能になった。

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