日本惑星科学会誌遊星人
Online ISSN : 2423-897X
Print ISSN : 0918-273X
ISSN-L : 0918-273X
火の鳥「はやぶさ」未来編 その13 〜LSS 訓練:ひと月で小惑星の特徴を把握し試料採取地点を絞り込め〜
石原 吉明渡邊 誠一郎田中 智山口 智宏三浦 昭山本 幸生平田 成諸田 智克坂谷 尚哉北里 宏平松本 晃治薮田 ひかるはやぶさ2LSS データ解析検討チームはやぶさ2LSS データ作成チーム
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 26 巻 4 号 p. 139-143

詳細
抄録

「はやぶさ2」は,C 型小惑星リュウグウ(Ryugu)にランデブーし,母船からのリモートセンシング観測及び小型着陸機によるその場観測を行うとともに,最大3 回の表面物質サンプリングを行うこととなっている.サンプリング地点には,リュウグウそのものや母天体,さらには太陽系形成時の惑星集積過程と物質進化について,最大の情報を得られる場所を選定する必要があるが,選定のために必要となる情報はランデブー後取得されるリモートセンシング観測の結果を待たねばならない.そのため,限られた時間の中で小惑星の特徴を把握し,安全性と科学価値の評価(Landing Site Selection, LSS)を行う手順を確立しておくことは必須である.本稿では,はやぶさ2 プロジェクトが来年に迫ったLSS 本番に向けて実施したLSS 訓練について概説する.

著者関連情報
© 2017 日本惑星科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top