消費者行動研究
Online ISSN : 1883-9576
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16 巻, 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
論文
  • 食品分野への適用を目指して
    大風 かおる, 竹内 淑恵
    原稿種別: 論文
    2009 年 16 巻 1 号 p. 1_1-1_22
    発行日: 2009/10/31
    公開日: 2012/02/08
    ジャーナル フリー
    本研究は、パッケージのもたらすメッセージや印象を消費者視点で尺度化し、コミュニケーション効果のあるパッケージとそうでないパッケージを識別するガイドラインとなる測定尺度を提案する。パッケージのコミュニケーション効果を測定する尺度は、「新奇性・個性」、「理解のしやすさ」、「なじみ・身近」、「高級感・洗練」の4次元・計15項目によって構成され、これらの尺度は統計的に妥当性と信頼性が確認された。また4因子中、「理解のしやすさ」を除く3因子は、製品の購入意向に対して有意に影響を与えることも検証された。
  • Sound Symbolism 理論からのアプローチ
    朴 宰佑, 大瀬良 伸
    原稿種別: 論文
    2009 年 16 巻 1 号 p. 1_23-1_36
    発行日: 2009/10/31
    公開日: 2012/02/08
    ジャーナル フリー
    本研究では、Sound Symbolism という音声学的理論に依拠し、ブランドネームの発音がブランド評価に及ぼす影響を検証した。その結果、1)ブランドネームに含まれる母音の種類によって、そのネームから連想される製品属性(大きさ、形状など)に有意差が生じること、2)発音の製品カテゴリーに対する適合の程度および製品属性に対する適合の程度が高いほど、知覚品質やブランドイメージ、購入意向が高まることを確認した。これらの結果から、発音を起点としたブランドネーム開発の有効性が示唆された。
  • 非対面サービスを中心として
    長島 直樹
    原稿種別: 論文
    2009 年 16 巻 1 号 p. 1_37-1_58
    発行日: 2009/10/31
    公開日: 2012/02/08
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、エンカウンターにIT を使用する非対面サービスの評価について検討を加え、実務的なインプリケーションを考察することである。4 種類のサービスに関して、評価グリッド法による分析を行った結果、サービスのステップが進むにつれて、主要な評価要素は「スピード→確実性→共感性」と推移する様子が明らかになった。これは非対面サービス、及び伝統的な対面サービスに共通して見られる傾向である。非対面であっても、サービスがもたらす結果だけではなく、プロセスを考察する必要性が示唆される。
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