消費者行動研究
Online ISSN : 1883-9576
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23 巻 , 1 号
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論文
  • 羽藤 雅彦
    原稿種別: 論文
    2016 年 23 巻 1 号 p. 1_1-1_22
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/05/01
    ジャーナル フリー

    本研究は、メンバーがブランド・コミュニティに参加することによって、いかにブランド・コミットメントを高めるかについて検討したものである。本研究により、メンバーはブランド集合知やコミュニティとブランドの類似度が高いコミュニティに参加することによって、ブランド知識を蓄積したりコミュニティと同一化する程度を高め、その結果ブランド・コミットメントやブランド・ロイヤルティを高める傾向があることがわかった。さらに、コミュニティへの参加頻度の高低により、ブランド・コミットメントを高める経路が異なることも確認された。

  • 田部 渓哉
    原稿種別: 論文
    2016 年 23 巻 1 号 p. 1_23-1_46
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/05/01
    ジャーナル フリー

    パーソナル化された情報を提供するモバイルアプリを対象に、消費者の利用意思決定過程を明らかにした。個人情報の管理に基づいて、提供する情報を消費者ごとに峻別するモバイルアプリが普及している。これらのモバイルアプリの有益性は、情報のパーソナル化によって高められていると推測できるが、消費者がこのようなモバイルアプリを利用する仕組みを明らかにする実証的研究は少ない。本研究では、情報通信技術の利用行動とパーソナル化知覚に関する先行研究を整理し、技術受容モデルを敷衍して導出した仮説を、アンケートによる量的調査によって検証した。仮説の検証を通じて、パーソナル化知覚が、知覚容易性、知覚利便性、モバイルアプリの利用に対する態度を介して、モバイルアプリの利用意図に影響する点を明らかにした。さらに、パーソナル化に用いる情報の質的な違いが、モバイルアプリの利用意思決定過程に影響を及ぼす点も示した。最後に、実証成果から導かれる学術的、実務的示唆を整理し、研究の限界点と今後の課題を示した。

研究ノート
  • 青山 郁子, 朱 驊, 小山 慎一, 和田 有史, 日比野 治雄
    原稿種別: 研究ノート
    2016 年 23 巻 1 号 p. 1_47-1_60
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/05/01
    ジャーナル フリー

    本研究では、野菜に添付された視覚・文字情報の提示方法の違いで消費者の野菜への安心感と食品そのものに対する味や鮮度の評価がどのように異なるか心理・品質評価の両面から検討した。その際に、属性の異なる被験者(大学生58名・主婦28名・食品専門家25名の計111名)間でどのように評価が異なるかも検討した。被験者は、異なる写真(生産者の顔・農園など)と文字情報(産地・生産者名)が添付された8つの野菜の写真において、野菜の安全性や鮮度など5項目を評価した。結果は、安全性と安心感といった心理的評価においては、生産者の顔写真+農園背景の写真が高く評価された。一方、おいしそうなどの品質の評価においては、農園のみの写真、顔写真+農園背景が高い評価を得て、生産者の顔写真の影響は心理評価に比べ小さかった。文字情報においては、統計的有意差がみられたのは一部であったことから、文字情報よりも写真の方が、食品の評価において影響が大きい事が明らかになった。

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