消費者行動研究
Online ISSN : 1883-9576
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24 巻 , 2 号
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論文
  • 購買段階を考慮した待ち時間研究の体系化に向けて
    磯田 友里子
    原稿種別: 論文
    2018 年 24 巻 2 号 p. 2_73-2_100
    発行日: 2018/03/31
    公開日: 2021/05/01
    ジャーナル フリー

    サービス・マーケティングの分野では、伝統的に、待ち時間は顧客満足に負の影響を与えると考えられてきた。一方、近年消費者行動研究の分野では、消費者が自ら消費を先送りして待ち時間を楽しんだり、待ち時間から高品質を連想したりするといった現象に注目が集まり、研究成果が蓄積されつつある。マーケティングにおける待ち時間研究は、その学際性の高さゆえに、矛盾や競合する研究結果が多数見受けられる。しかし、全体の研究を俯瞰、整理した論文は見当たらず、矛盾や競合関係が生じる原因にまで踏み込んだ議論は行われていない。そこで本稿では、レビューを通して知見の体系化を図った。レビューの結果、調査設計上の相違に加え、「期待─不一致」「成果の正負」「消費者知識」が、待ち時間による効果の正負を規定しうることを明らかにした。最後に、待ち時間研究の今後の課題について議論を行った。

研究ノート
  • 登場人物の目標達成に注目した検討
    小森 めぐみ
    原稿種別: 研究ノート
    2018 年 24 巻 2 号 p. 2_101-2_110
    発行日: 2018/03/31
    公開日: 2021/05/01
    ジャーナル フリー

    物語説得の移入─想像モデルでは、物語への移入(テキスト内容への没頭)が物語内容に対する態度に影響し、説得効果をもつとされている。しかし、物語の内容すべてに対して物語説得が生じるとは考えづらい。登場人物の目標達成に関連する事物(中心的事物)への態度だけが、移入によって高まったポジティブ感情の影響を受けて変化すると予測される。心理学実験の結果、移入が高まった参加者はそうでない参加者と比べて中心的事物を用いた広告に対する態度をポジティブにした。周辺的事物広告に対する態度には違いがみられなかった。さらに、移入の中心的事物広告に対する態度への影響はポジティブ感情の媒介を受けることが示された。

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