ソフトセグメントとして構造及び分子量の異なるマクログリコールを用いたイソシアナート基末端ウレタンプレポリマーをフェノールでブロックしたブロックドウレタンを合成し,ジシアンジアミドを硬化剤に用いたエポキシ樹脂に添加した。それを鉄/鉄接合の一液性接着剤として使用した場合の接着物性とブロックドウレタンの構造の関係を検討した。接着物性は,ソフトセグメントの構造や分子量によって大きな影響を受け,ポリエーテル系ブロックドウレタンはポリエステル系に比べて低添ソフトセグメントとして構造及び分子量の異なるマクログリコールを用いたイソシアナート基末端ウレタンプレポリマーをフェノールでブロックしたブロックドウレタンを合成し,ジシアンジアミドを硬化剤に用いたエポキシ樹脂に添加した。それを鉄/鉄接合の一液性接着剤として使用した場合の接着物性とブロックドウレタンの椛造の関係を検討した。接着物性は,ソフトセグメントの構造や分子量によって大きな影響を受け,ポリエーテル系ブロックドウレタンはポリエステル系に比べて低添加量から改質効果を発現した。およそ10~40phrで,剥離強さは最大値を示し,その添加量はマクログリコールの分子量の増大と共に低添加量側へ移動した。動的粘弾性及び電子顕微鏡(SEM)観察の結果から,エポキシマトリックスにウレタン粒子が分散する相分離構造であるが,2成分が混和した混合相も形成していることを認めた。これらの相構造はソフトセグメントの違いにより決定され,ポリエーテル系はポリエステル系よりもエポキシ樹脂の硬化過程で析出しやすく相分離構造を形成する割合が大きいため,低添加量でも接着物性に対する改質効果が大きいことを認めた。
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