日本接着学会誌
Online ISSN : 2187-4816
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37 巻, 1 号
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総説
総説
研究論文
  • 佐藤 暢也, 稲垣 愼二, 山田 英介
    2001 年37 巻1 号 p. 10-16
    発行日: 2001/01/01
    公開日: 2014/10/31
    ジャーナル フリー
    ソフトセグメントとして構造及び分子量の異なるマクログリコールを用いたイソシアナート基末端ウレタンプレポリマーをフェノールでブロックしたブロックドウレタンを合成し,ジシアンジアミドを硬化剤に用いたエポキシ樹脂に添加した。それを鉄/鉄接合の一液性接着剤として使用した場合の接着物性とブロックドウレタンの構造の関係を検討した。接着物性は,ソフトセグメントの構造や分子量によって大きな影響を受け,ポリエーテル系ブロックドウレタンはポリエステル系に比べて低添ソフトセグメントとして構造及び分子量の異なるマクログリコールを用いたイソシアナート基末端ウレタンプレポリマーをフェノールでブロックしたブロックドウレタンを合成し,ジシアンジアミドを硬化剤に用いたエポキシ樹脂に添加した。それを鉄/鉄接合の一液性接着剤として使用した場合の接着物性とブロックドウレタンの椛造の関係を検討した。接着物性は,ソフトセグメントの構造や分子量によって大きな影響を受け,ポリエーテル系ブロックドウレタンはポリエステル系に比べて低添加量から改質効果を発現した。およそ10~40phrで,剥離強さは最大値を示し,その添加量はマクログリコールの分子量の増大と共に低添加量側へ移動した。動的粘弾性及び電子顕微鏡(SEM)観察の結果から,エポキシマトリックスにウレタン粒子が分散する相分離構造であるが,2成分が混和した混合相も形成していることを認めた。これらの相構造はソフトセグメントの違いにより決定され,ポリエーテル系はポリエステル系よりもエポキシ樹脂の硬化過程で析出しやすく相分離構造を形成する割合が大きいため,低添加量でも接着物性に対する改質効果が大きいことを認めた。
研究論文
  • 大久保 政芳, 王 昭群, 呂 英傑
    2001 年37 巻1 号 p. 4-9
    発行日: 2001/01/01
    公開日: 2014/10/31
    ジャーナル フリー
    著者らが独自に提案した段階的ヘテロ凝集法を用いて大粒径高分子エマルション粒子上に異なるポリマー成分からなる二種の小粒径粒子を,単粒子層で被覆した後に熱処理を行うことを順次繰り返すことにより,多層構造を有する複合高分子微粒子を作製した。まず,Tgが70℃で粒子径が686nmであるアニオン性大粒子とTgが20℃で粒子径が110nmであるカチオン性小粒子をヘテロ凝集させ,熱処理することにより,コア-シェル粒子を作製した。さらに,このコア-シェル粒子に,Tgが10℃で粒子径が185nmであるアニオン性小粒子をヘテロ凝集させ,熱処理することにより,二層目のシェルを生成した。そのような多層構造の形成様子を粒子径およびζ-電位の測定と透過型電子顕微鏡観察により評価した。
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