ポリ塩化ビニル(PVC)に10phrまでの塩素化ポリエチレン(CPE)および平均粒子径が0.6,0.9,2.0μmのステアリン酸改質炭酸カルシウム(CaCO3)をロールにより混練した。PVC/CPE/CaCO3ブレンドに0.9μm以下のCaCO3を添加することによりその衝撃強度はある特定のそれぞれのブレンド量において60kJ・m-2以上へ急激に増加した。一方,2.0μmのCaCO3ではCPEを体積分率0.1まで添加してもほとんど衝撃強度は改善されなかった。透過電子顕微鏡観察の結果,PVC中でCPE粒子は0.3μm程度の粒径でCaCO3粒子とともにそれぞれ単独で分散していた。PVC/CPE/CaCO3の動的粘弾性測定の結果,CPEのガラス転移温度に帰属されるtanδピーク温度はCPEおよびCaCO3粒子の添加蛍増加にともない高温側にシフトし,CPEとCaCO3粒子表面の強い相互作用が存在していた。CaCO3添加によるPVC/CPEブレンドの衝撃強度改善効果について力学特性解析から考察し た。
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