シリカ(SiO.).酸化チタン(TiO,.).アルミナ(Ak03)などの金属酸化物粉体の表面にリン酸モノブチルエステルを用いて水系で表面改質を行い,界面化学的手法である電位差滴定法を用いて,表面改質挙動の解析および改質後の粉体のリン酸モノブチルエステルによる表面改質量の定量を試みた宗その結果,3種の等酸点の異なる金属酸化物粉体へのリン酸モノブチルエステルの表面改質反応は,oh;サイトーヒでリン酸モノブチルエステルアニオンが強固なイオン結合をすることによって起こることが明らかとなった。また,粉体表面の電位差滴定法により算出したリン酸モノブチルエステルの改質量の定量結果は0.00m9.m^,0.09m9.m-2.0.24mg-m"-であり,カーボン分析を用いた定量値0.00mg.m-2,0.10m9.m-2,0.24mg・m2と一致したことから,リン酸モノブチルエステルにて表面改質を行う際の表面改質量は,電位差滴定法を用いてより迅速,簡便に定鐘可能であること力わかった。
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