日本接着学会誌
Online ISSN : 2187-4816
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40 巻, 4 号
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総説
総説
研究論文
研究論文
  • 石川 博之, 瀬戸 和夫, 前田 直彦, 下間 澄也, 佐藤 千明
    2004 年40 巻4 号 p. 146-151
    発行日: 2004/04/01
    公開日: 2014/11/30
    ジャーナル フリー
    異種材料を接着して構成された複合建材を,廃棄時に加熱するだけで分離できるようにし,リサイクルを可能とする建材業界初の「解体性接着技術」を開発した。百数十度の加熱により,接着剤ポリマーの柔軟化と熱膨張性マイクロバルーンの膨張が同時に起こることで,接着力を失い容易に分離可能となる。 本論文では石膏ボードと金属,並びに樹脂化粧シートと木質材複合体の分離性検討を報告する。エマルジョン系解体性接着剤は,マイクロバルーンを5~20%配合した組成が接着性と分離性の両立に有効であった。促進耐久性評価として,60℃-95%RHで30日間暴露した後も接着力の低下は認められず,またその後の150~180℃で2分間の遠赤外線加熱において分離も容易であった。開発技術において,接着工法は従来の接着剤と同様,また加熱分離作業は数分と非常に短時間でよく,性能のみならず,工法面,コスト面においても有効な技術と考えられる。
研究論文
  • 増子 崇, 武田 信司
    2004 年40 巻4 号 p. 136-145
    発行日: 2004/04/01
    公開日: 2014/11/30
    ジャーナル フリー
     ポリイミド,エポキシ樹脂,及び銀フィラーの3成分からなる複合フィルムを調製した。このフィルムを,シリコンチップ及び42アロイ又は銅リードフレーム間の接着剤として使用したときの,高温加熱時の接着強度(シリコンチップの引き剥がし強度)を評価した。その結果,エポキシ樹脂及び銀フィラーの含量がそれぞれ増加するにつれて接着強度は向上した。ところが,前記の成分がそれぞれ一定の含量を超えると,接着強度は逆に低下する挙動を示した。測定後の試料の破壊モードは,フィルムの凝集破壊,及びフィルムとシリコンチップ又はリードフレーム間の界面破壊の2パターンとして観測され,リードフレームの種類及び試料の吸湿処理の有無によって,接着強度の挙動とそれに対応する破壊モードの挙動は異なることが分かった。本報では,それらの挙動とフィルムのバルク特性及び表面特性との関連性について論じた。
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