日本接着学会誌
Online ISSN : 2187-4816
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41 巻, 8 号
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総説
総説
技術論文
研究論文
  • 高谷 政広, 池宮 あゆみ, 永田 陽子, 北山 隆, 岡本 忠
    2005 年41 巻8 号 p. 301-305
    発行日: 2005/08/01
    公開日: 2014/11/30
    ジャーナル フリー
    残存木材から調製した爆砕木粉と4種類の熱可塑性樹脂を用い,木材含有量が高い木材-プラスチック複合体を製造して,複合体に添加した爆砕木粉の影響を調べた。複合成型板は,熱圧成型法と二軸型押し出し成型法の二通りの方法によって製造された。熱可塑性樹脂の種類と木粉/爆砕木粉/ポリマーの組成を変え,熱圧成型法で製造した複合成型板は,爆砕木粉の添加によって破壊強度と耐水性が増加した。また,押し出し成型法で製造した成型板の耐水性も爆砕木粉の添加によって改善された。一方,二軸押し出し成型板の強度特性は,熱圧成型板と比較して優れたものとなった。
  • 土井 幸夫
    2005 年41 巻8 号 p. 306-312
    発行日: 2005/08/01
    公開日: 2014/11/30
    ジャーナル フリー
     生分解性ポリエステル接着剤応用研究の手始めに,同エステルエマルション製造研究を取り上げ,安定なエマルションを与える乳化剤の選定基準を検討した。生分解性ポリエステルには脂肪族飽和ポリエステルを用い,この有機溶剤溶液を油相成分とした。また界面活性剤,あるいは水溶性高分子を乳化剤とし,それらの水溶液を水相成分とした。エマルション作製はこれら両成分の混合,それに続く溶剤留去により行った。 3種類の生成物,油相の大部分が凝固,油相の一部が凝集,そして安定なエマルション,が得られ,これらは主として用いた乳化剤の種類に依拠した。凝集塊はより小さな粒子の集合体であることが光学顕顕鏡観察の結果から明らかとなり,不安定化は,乳化操作で生成した一次粒子同士が衝突し,凝集することによって起こると考えられるに至った。1μm程度の微粒子からなる安定なエマルションを与えた乳化剤を,界面張力,乳化剤の粒子への吸着,乳化剤組成から検討した結果,2つの因子が明らかになった。界面張力には上限値γ*があり,乳化剤分子量には下限値MW*があった。これらの因子は安定な生分解性リエステルエマルションを得るための乳化剤の重要な選択基準と考えられる。なお生分解性ポリエステル,ポリカプロラクトンがトルエン溶液として用いられた本実験では,γ*は11.0 mN/m (20℃),またMW*は20,000であった。
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