日本接着学会誌
Online ISSN : 2187-4816
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43 巻, 1 号
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総説
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技術論文
  • 波賀野 賢, 渕上 清実, 田口 佳成, 田中 眞人
    2007 年43 巻1 号 p. 13-19
    発行日: 2007/01/01
    公開日: 2015/04/30
    ジャーナル フリー
    デンプン系接着剤の硬化剤として用いられる水酸化ナトリウム水溶液を,90℃で溶解するポリマーでマイクロカプセル化することを試みた。マイクロカプセルは,スチレンとエチルヘキシルアクリレートモノマーを用いて,懸濁重合法で調製された。実験では,油溶性界面活性剤濃度,予備塊状重合時間そして(W/0)/W分散系調製時の撹拌速度を変化させ,水酸化ナトリウム水溶液の含有量,マイクロカプセル径,マイクロカプセル内部構造などに及ぼす影響を検討した。水酸化ナトリウム水溶液は,本研究で採用したすべての実験条件下でマイクロカプセル化され,約90℃で放出させることができた。含有量は,撹祥速度とともに減少し,予備塊状重合時間とともに増加した。また,界面活性剤濃度1.0wt%で最大となった。
研究論文
  • 平野 寛, 門多 丈治, 上利 泰幸, 田中 光秋, 長谷川 喜一
    2007 年43 巻1 号 p. 4-12
    発行日: 2007/01/01
    公開日: 2015/04/30
    ジャーナル フリー
    4,4'-biphenyldithiol(BPT)と2種類のacyldichloride(AC)の混合物から,コポリチオエステルを合成し,その性質をTG/DTA,DSC,偏光顕微鏡などで評価した。ほとんどのコポリチオエステルは,DSCの最初の冷却時とそれに続く加熱時にそれぞれ複数の発熱および吸熱ピークを示し,サーモトロピック液晶であることが推測された。液晶相の確認に偏光顕微鏡とX線回折を用いた結果,ACのメチレン鎖の数が奇数と偶数の組合せの場合はネマチック相を示した。また,メチレン鎖の数が偶数同士の組合せの場合にはスメクチック相を示し,さらに高い温度領域においては,より溶融粘度の低いネマチック相になることもわかった。合成したコポリチオエステルの接着性を引張せん断強度で評価したところ,BPT_5/8コポリチオエステルが最も高い接着強度を示し,それは同条件下で測定したPETよりも高い値であった。
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