日本接着学会誌
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43 巻, 4 号
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総説
総説
研究速報
  • 河合 晃, 川上 喜章
    2007 年43 巻4 号 p. 140-143
    発行日: 2007/04/01
    公開日: 2015/04/30
    ジャーナル フリー
    光リソグラフィー技術により作製したレジストパターンの側面には,110~180nm 程度の周期の波形模様が形成される。この波形模様は,パターン露光時の定在波効果に起因して形成される。原子間力顕微鏡 (atomic force microscope: AFM) を用いて,直径 0.61μm,高さ 1.03μm の円筒形レジストパターンを基板上で剥離倒壊させて,パターン側面に形成された波形模様を観察した。波形模様の周期はパターン側面内で異なることより,レジストパターンの高さ方向の屈折率分布を求めた。その結果,屈折率は 1.51~1.79 の範囲で,パターン上部から底部へ向けて徐々に高くなっていることが分かった。これは,ホットプレートを用いた熱処理により,レジストパターン底部の凝集性が高くなったことを反映していると考えられる。この手法により,微小固体内の光学パラメータおよび凝集性を解析することが可能になる。
論文
  • 逆瀬川 大佐, 後藤 元彰, 鈴木 淳史
    2007 年43 巻4 号 p. 131-139
    発行日: 2007/04/01
    公開日: 2015/04/30
    ジャーナル フリー
    厚さが均一なハイドロゲルを円柱状のガラス棒に貼り付けた試料を2つ用意し,これらを十字に配置して接触させることにより粘着特性を評価した。この評価方法は,曲面間の点接触により,接触面の形状が円となり,押し付けから引き剥がしに至る全ての過程で,接触面境界の円の半径が連続して変化することを特色としている。本研究では,この評価方法を用いて,アルミニウムイオンにより物理架橋された部分中和ポゲアクリル酸ナトリウムゲルの粘着特性に及ぼすカルポキシル基の中和度の効果,ならびにヒュームドシリカの添加効果を検討した。その結果,押付荷重が増加すると,粘着力,剥離仕事,押付方向のゲルの変形量がべき乗則に従い増加した。また,ゲル同士の粘着力と剥離仕事の絶対値は,カルボキシル基の中和度,またはヒュームドシリカ添加量に依存した。フーリエ変換型赤外分光分析と動的粘弾性測定を行い,ゲル表面の分子間相互作用とバルクの粘弾性が,粘着特性に及ぼす影響を考察した。
論文
  • 高橋 耕雲, 盛田 英夫, 富岡 史城, 北出 真太郎, 佐藤 千明, 早川 賢
    2007 年43 巻4 号 p. 123-130
    発行日: 2007/04/01
    公開日: 2015/04/30
    ジャーナル フリー
    乗用車車体組立工程で使用するトランスファープレス用ハンドリングアームに,炭素繊維強化プラスチック (CFRP) を接着接合しその強度及び剛性を向上し,振動を低減する手法を開発した。ここでは接着接合部の疲労強度が製品全体の耐久性を決定するため,この箇所の疲労寿命予測を行った。従来の試験片規格に代わり,実構造を縮小した縮小供試体を用い,応力分布を有限要素法により求め,さらに疲労試験を実施した。この結果に基づき,応力分布の異なる実構造の疲労強度を予測する手法を確立し,実構造と同様の寸法を持つ実寸供試体の疲労寿命を予測し,試験結果と比較したところ,実用上十分な精度で実構造の寿命予測が可能であることが分かった。
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