自動車ボディー成形用トランスファ・プレスのハンドリングアームに,高剛性ピッチ系炭素繊維を用いた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の平板を接着接合し,剛性を向上させ,振動を低減する手法を開発した。本論文では,CFRP平板とアルミニウム合金平板の接着接合部の耐剥離性向上を目的に疲労剥離寿命を向上させる継手形状を検討し,解析と実験の両面から検証した。継手形状の検討では,継手形状を替えることで,CFRP平板の接着端部における接着剤層の応力を下げることを試みた。本論文では,①フィレットのない基準となる継手形状,②フィレットを追加した継手形状,③CFRP平板の端部と同じテーパー形状を有したアルミニウム合金製のパッチをCFRP平板の端部に接着接合した継手形状について,解析した。①,③については疲労試験も行った。結果,疲労剥離寿命の向上には,CFRP平板の端部と同じテーパー形状を有したアルミニウム合金製のパッチを追加した継手が効果的であることがわかった。
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