分散媒体として水を用い,有機変性させることなくモンモリロナイト(MMT)をポリビニルアルコール(PVA)中に充てんした。得られたPVA/MMTナノ複合材料の構造を走査型電子顕微鏡;,X線回折により評価し,引張り試験により力学物性を検討した。その結果,複合材料中でMMTは層剥離し,ナノ次元で分散していることが明らかとなった。また,PVAフィルムと比較してナノ複合材料では,弾性率・強度が大きく増加した。X線回折法を用いて,外部応力を付加した際にMMT結晶(060)面に生じるひずみを測定したところ,複合材料全体に加えた応力の61倍がMMTに集中しており,これがナノコンポジッ卜の補強性の発現をもたらしていると考えられた。
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