ハニカムサンドイツチパネルは,軽量でかつ剛性が高いことから航空機をはじめ,宇宙用機器,鉄道車両,建築材など様々な用途で用いられている。さらなる適用拡大を図るために,製造コストの低減が求められており,その一環として接着剤の使用品削減や加熱レス接着が要望されている。 本研究では,加熱設備が不要な2液室温硬化型アクリル系接着剤を用いて,櫛目ごとにてストライプ状に塗布した場合の接着剤塗布量の削減効果を, クライミングドラムの剥離トルクを接着強度の指標として評価した。 その結果,ストライプ状塗布は,全面均一塗布よりも約40%の接着剤量の削減ができること,およびクライミングドラム剥離トルクに及ぼす櫛目ごとでの接着剤塗布方向の影響は小さいことが明らかになった。 また,接着剤の分布状態を調べたところ,櫛目ごとで塗布した場合は塗布時にできるストライプ状の接着剤高さは,全体に均一塗布した場合より高くなりやすく,加えてハニカムと接触する箇所では接着剤がハニカムの表面張力によってハニカムの辺方向に治って流動するため,ストライプ状塗布においてもハニカムの大部分に接着剤を行渡らせることができることがわかった。ハニカム接着におけるこのような接着剤の流動現象が接着剤の削減と密接に関係していると考えられる。
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