日本接着学会誌
Online ISSN : 2187-4816
Print ISSN : 0916-4812
ISSN-L : 0916-4812
50 巻, 9 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
総説
研究論文
  • 宮田 壮, 稲男 洋一, 杉崎 俊夫
    2014 年50 巻9 号 p. 289-294
    発行日: 2014/09/01
    公開日: 2016/11/17
    ジャーナル フリー

    1µmの薄膜域における粘着力制御を目的に,ポリウレタンおよびアクリル系共重合体を用いた粘着シートを作製し,プローブタック(P.T.)エネルギーおよび粘着力の測定を行った。またこれらウレタン系粘着剤とアクリル系粘着剤を積層した積層粘着シートの粘着物性についても検討した。ウレタン系粘着剤においては,主に被着体凹凸追従性と凝集力を制御することでP.T.エネルギーおよび粘着力の上昇が認められた。またアクリル系粘着剤においては粘着剤一被着体界面の極性効果を高めるここで粘着力が上昇した。一方高P.T.エネルギーが得られたポリウレタン(0.8 µm)とアクリル酸n—ブチル—アクリル酸共重合体(0.2/µm)の積層化においては,高い被着体凹凸追従性と極性効果の相乗効果により単層粘着シートの2倍以上の高い粘着力(5.1N/25mm)を有する積層粘着シートが得られた。以上より薄膜粘着剤においては粘着物性に対する界面化学的因子の寄与が相対的に大きく,上記因子を考慮した粘着剤設計が有効であることが示唆された。

研究論文
feedback
Top