日本接着学会誌
Online ISSN : 2187-4816
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52 巻, 4 号
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総説
ノート
  • 下村 修, 蔵本 康平, 川口 将希, 堀 高志, 大高 敦, 野村 良紀
    2016 年52 巻4 号 p. 94-100
    発行日: 2016/04/01
    公開日: 2018/02/01
    ジャーナル フリー

    架橋ポリ(ビニルカテコール)は,5-ビニル-1,3-ベンゾジオキソール(1)とジビニルベンゼン(a),1,2-ビス(4-ビニルフェニル)エタン(b),あるいは1,4-ビス(4-ビニルフェニル)ブタン(c)を懸濁共重合し,得られたポリマーのアセタール構造をボロントリブロミド/ジメチルスルフイドで処理することにより合成した。得られたポリ(ビニルカテコール)3a-c はDMF,メタノール,エタノール,THF に高い膨潤性能を示した。3a c の有機溶媒中での金属イオン捕捉能について検討した。金属イオンとしてCu2+,Ni2+, Co2+, Zn2+, Fe3+, Pd2+に対し6 当量の3a-c を用いメタノール,およびDMF 溶媒中でのイオンの捕捉を試みた。メタノール中では3 種の架橋ポリマー3a-c いずれもCu2+, Ni2+, Co2+, Zn2+, に対し,3c を用いたNi2+, の場合を除いて80%以上の捕捉率を示した。Fe3+の場合は,3a-c のいずれも15%以下であった。DMF 溶媒中では,Cu2+, Ni2+, Co2+, Zn2+, に対して3a-c はいずれも90%程度の捕捉率を示した。Pd2+の場合は3a-c いずれも約70%となり,Fe3+に対しては,3a で13%,3b で28%,3c で57%の捕捉率となった。合成した架橋ポリマー3a-c はFe3+イオンを除くCu2+, Ni2+, Co2+, Zn2+, Pd2+に対し十分な捕捉能を示した。

総説
解説18. 高分子材料のトライボロジー
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