易解体性接着システムの設計において,光照射と後加熱の二重外部刺激に応答する系は,使用時の接着性能の信頼性を高めることができる半面,解体のための処理工程が二段階となり,解体工程に比較的長時間を要することが課題となっていた。本研究では,繰り返し単位としてアクリル酸tert-ブチル,アクリル酸2-エチルヘキシルおよびアクリル酸2-ヒドロキシエチルを含むランダムならびにブロックコポリマーを用いた易解体性粘着テープの剥離工程に要する時間を短縮するため,光照射,光酸発生剤ならびに加熱処理の条件が粘着テープの剥離挙動に及ぼす影響を詳細に検討した。光源の種類,光酸発生剤の種類と濃度,加熱温度および照射光量の条件を最適化することによって,最短で1分以内の解体が可能となることを見出した。さらに,光照射と加熱を同時に行うことによっても1分間の処理時間で解体に十分な強度の低下が認められた。