日本接着学会誌
Online ISSN : 2187-4816
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ISSN-L : 0916-4812
52 巻, 9 号
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総説
研究論文
  • 木部 佳延, 奥村 和史
    2016 年52 巻9 号 p. 271-275
    発行日: 2016/09/01
    公開日: 2018/07/03
    ジャーナル フリー

    種々のポリカーボネート系ポリオールを原料とするポリウレタンを合成した。1,6-ヘキサンジオールポリカーボネート系ポリウレタンは100%モジュラスが高く,高硬度であったのに対し,3-メチル-1,5ペンタンジオールポリカーボネート系ポリウレタンは低モジュラスで柔らかく,その引張強さは低かった。1,10-デカンジオールポリカーボネート系ポリウレタンは低モジュラスで,高引張強さを示した。半経験的分子軌道法(PM6)の計算より見積もった分子鎖間の相互作用による安定化効果は,1,10-デカンジオールポリカーボネート系>1,6-ヘキサンジオールポリカーボネート系>3-メチル1,5-ペンタンジオールポリカーボネート系の順であった。ウレタン結合間の水素結合が強いポリウレタンほどその引張強さが高いと考えられる。

研究論文
  • 上山 幸嗣, 三國 雅知, 松本 壮史
    2016 年52 巻9 号 p. 261-270
    発行日: 2016/09/01
    公開日: 2018/07/03
    ジャーナル フリー

    ハニカムサンドイッチパネルは,軽量でかつ剛性が高いことから様々な用途で用いられている。既報にて,2液室温硬化型アクリル系接着剤をストライプ状に塗布した時の接着剤使用量削減の有用性を報告した。本研究では,前述のパネルでの設計精度を向上させるために曲げ試験における破壊過程を詳細に調査した。微小な破壊の検出には,アコースティックエミッション(AE)の到達時間差法によるAE発生源の位置特定とAEエネルギーの分析の手法を用いた。その結果,試験速度差による接着剤の粘弾性の影響は,曲げ試験の強度と剛性だけでなく,AE発生の分布,AE累積エネルギーの急激な増加が起こる荷重に対しても確認されることがわかった。また,ストライプ状に接着剤を塗布した時に生じる部分的な未塗布部でのハニカム座屈と推定されるAE信号も確認した。これらの結果よりハニカムパネルにおける接着剤の補強効果と強度への寄与をより明確にすることができた。

解説18. 高分子材料のトライボロジー
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