地球科学
Online ISSN : 2189-7212
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60 巻, 5 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 杉山 明
    原稿種別: 本文
    2006 年60 巻5 号 p. 353-354
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2017/07/14
    ジャーナル フリー
  • 紀州四万十帯団体研究グループ
    原稿種別: 本文
    2006 年60 巻5 号 p. 355-374
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2017/07/14
    ジャーナル フリー
    和歌山県中西部の四万十累帯日高川帯は,美山層M_4ユニット,竜神層および丹生ノ川層からなり,これらの各層は東西走向,北傾斜の逆断層で区切られて,東西方向に帯状に延びる.3層ともに後期カンパニアンのAmphypindax tylotus間隔帯の放散虫化石を産する.美山層M_4ユニットは砂岩優勢の付加コンプレックスであり,美山層の時代的には最上位,構造的には最下位の構造層序ユニットにあたる.調査地域の中央部に広く分布する竜神層は,構造的下位から,砂岩頁岩破断(Rl)ユニット,緑色岩-頁岩(Rm)ユニットおよび凝灰岩-頁岩(Ru)ユニットの3つの構造層序ユニットからなる.竜神層は海洋プレート層序が復元されることから,頁岩優勢の付加コンプレックスであるが,最下部のRlユニットをのぞき,変形が弱く,初生的層序がよく保存されているのが特徴である.最南部に分布する丹生ノ川層は,砕屑岩のみからなり,整然相を示す.竜神層のRmユニットに含まれる,比較的連続性のよい緑色岩類は,海洋プレートあるいは海山に直接由来するが,美山層M_4ユニットおよび竜神層Ruユニットの小規模で散在する緑色岩類は,再堆積岩体と考えられる.変形が弱く,層序関係を保存する竜神付加コンプレックスは,比較的浅所での付加作用の結果であると推測される.
  • 藤井 昭二, 奈良 正義, 畑中 盛, 山口 吾一郎, 竹内 貞子, 吉田 明弘, 能城 修一, 鈴木 三男, 邑本 順亮, 堀内 一穂, ...
    原稿種別: 本文
    2006 年60 巻5 号 p. 375-387
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2017/07/14
    ジャーナル フリー
    下北半島の津軽海峡側に3箇所,陸奥湾側に1箇所,樹根44株,倒木14本の海底林を中期更新統の田名部層中に確認した.これらの海底林は恐山の主活動期の火山噴出物(Tanabu A, Tanabu B, Tanabu Cなど)やそれらの泥流堆積物中に保存されたものと考えられ,主活動期は海成段丘との関係からMIS8の時代である(石持納屋をのぞく).下北半島は数段の海成段丘で示されるように隆起地域である.海底林包含層の花粉分析の結果は下部にAbiesやPinusのような冷涼な花粉が,上部にBetula, Pterocarya, Juglansなどの温暖な気候を示す花粉が産出していることを示している.海底林は冷涼な気候の低海面から温暖化に伴う海面上昇に伴って形成されたのは完新世と同じである.下北海底林は中期更新統に始めての産出で,世界中で最も古いものである.
  • 奥田 尚
    原稿種別: 本文
    2006 年60 巻5 号 p. 389-401
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2017/07/14
    ジャーナル フリー
    紀伊山地中央部の秩父帯には石灰岩と緑色岩が顕著な山葵谷コンプレックスが分布する.山葵谷コンプレックスは石灰岩・緑色岩・チャート・砂岩の岩塊が基質をなす剪断された泥質岩に含まれるメランジュからなる.石灰岩のうち,灰白色石灰岩は緑色岩を伴う大きな岩塊で,Carnian後期からNorianを示すコノドント化石を産出する.緑色岩中の灰色石灰岩礫と暗灰色石灰岩礫のうち,前者からは中期ペルム紀後期の紡錘虫化石,後者からはヨーロッパの年代と比較すればCarnianからRhaetianにかけての六射サンゴ化石を産出する.しかし,これらのサンゴ化石を含む石灰岩は産状からすれば,Norianよりも若くない時期のものであると考えられる.
  • 佐藤 隆春, 大和大峯研究グループ
    原稿種別: 本文
    2006 年60 巻5 号 p. 403-413
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2017/07/14
    ジャーナル フリー
    紀伊山地中央部の秩父帯は大峯-大台スラストで四万十帯の構造的上位にある.大峯-大台スラストは弧状および半円形断層で変位している.秩父帯は東西幅30km以上の弧状断層および直径15km以上の半円形断層の内側にみられる.両断層は同心円状の形状を示す.安山岩と安山岩-石英斑岩複合岩脈からなる弧状岩脈群が弧状断層の内側に貫入している.半円形断層の外側に並行して火砕岩岩脈群が貫入する.中生界(秩父・四万十帯)は両断層と火砕岩岩脈群の内側が数百m陥没する.これを大峯・大台コールドロンと命名する.前者は弧状断層で囲まれる.後者は半円形断層と火砕岩岩脈群で囲まれている.これらの特徴はコールドロンが連続して形成された二重のコールドロンであることを示す.コールドロンにともなわれる岩脈群の放射年代はこれらが中期中新世に形成されたことを示す.大峯・大台コールドロンの形成機構は大量の火砕岩の噴出によるピストンシリンダータイプの陥没と考えられ,特に大台コールドロンはトラップドアタイプの陥没と考えられる.紀伊山地中央部の秩父帯はこれらのコールドロンの内側に残存する中生界である.紀伊山地の隆起と侵食により,これらのコールドロンから噴出したカルデラ充填火砕岩層はコールドロンの周囲には残っておらず,カルデラ床を構成していた中生界が露出するにいたった.
  • 山本 慎一, 今岡 照喜, 金丸 龍夫, 田結庄 良昭
    原稿種別: 本文
    2006 年60 巻5 号 p. 415-429
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2017/07/14
    ジャーナル フリー
    花崗岩マグマの地殻上部への上昇・貫入・定置メカニズムを解明するためのツールとして,帯磁率異方性(AMS)が注目されている.本研究では白亜紀防府花崗岩バソリスについて岩相変化,岩石記載および帯磁率異方性について予察的に検討した.防府花崗岩体は,その岩相によって,粗粒花崗岩,斑状花崗岩,中粒花崗岩,花崗閃緑岩および細粒花崗岩の5タイプに区分される.粗粒花崗岩は佐波川より西側にのみ分布し,中粒花崗岩に貫かれ,その構造的上位にある.両者はシート状の形態を示す.斑状花崗岩は粗粒花崗岩と漸移する.中粒花崗岩は佐波川を挟んで最も広い分布域を有し,均質な黒雲母花崗岩からなる.花崗閃緑岩は佐波川東部に分布し,中粒花崗岩の上位にシート状に載っている.細粒花崗岩は小規模な分布を示し,上記花崗岩を高角で貫いているところと,周防変成岩の直下にシート状に貫入しているところがある.帯磁率異方性の測定は神戸大学発達科学部で行い,KAPPABRIDGE KLY-3Sを使用した.その結果,花崗岩は西あるいは北西に緩やかな傾斜をもつ面構造と緩やかな傾斜を示す線構造をもつことがわかった.このことは野外調査で得られた結果と整合的である.複合シート状の構造は地下深部より上昇してきたマグマが地下浅所で広がって形成されたもので,Ameglio et al. (1997)のflat-floored plutonの形態を有する可能性が高い.
  • 小松 宏昭, 小坂 秀王
    原稿種別: 本文
    2006 年60 巻5 号 p. 431-435
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2017/07/14
    ジャーナル フリー
    Five radiometric ages of volcanic rocks of the Enrei Formation, which is Plio-Pleistocene typical volcanic succession of the central part of the Fossa Magna region, has obtained by K-Ar method Radiometric ages, ranging from 1.12 to 1.47 Ma, are corresponding to those of the upper part of the Utsukushigahara Volcanic Formation and a part of the Kirigamine Volcanic Formation. Some radiometric ages which have previously reported are incompatible with stratigraphic data, so we have to examine this problem geologically and radiometically.
  • 高橋 一
    原稿種別: 本文
    2006 年60 巻5 号 p. 437-440
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2017/07/14
    ジャーナル フリー
  • 杉山 明
    原稿種別: 本文
    2006 年60 巻5 号 p. 441-447
    発行日: 2006/09/25
    公開日: 2017/07/14
    ジャーナル フリー
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