農業情報研究
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11 巻, 1 号
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総説・解説
  • Matthew Laurenson, Seishi Ninomiya
    2002 年 11 巻 1 号 p. 5-25
    発行日: 2002年
    公開日: 2013/03/31
    ジャーナル フリー
    Those working in agricultural decision support systems (DSS) in agriculture are often disappointed that adoption by farmers of their work is not as high as they would hope. Perhaps farmers choose to work on the land because they don't like the kind of quantitative analysis that DSS provide? Are we trying to "fit a square peg in a round hole"? What makes agriculture different to other businesses where DSS have had a major impact? This paper reviews the use of DSS in agriculture and identifies some successful products and systems. From these examples we identify strategies for developing and delivering useful tools. We examine major trends that will shape future agriculture, and whether these trends will promote or discourage the use of DSS.
原著論文
  • 田附 明夫, 亀井 清紀, 大倉 更織, 水谷 友香梨, 塩 光輝
    2002 年 11 巻 1 号 p. 27-40
    発行日: 2002年
    公開日: 2013/03/31
    ジャーナル フリー
    植物画像から葉のしおれを自動的に検出するために,植物画像から葉領域を抽出する画像解析法を検討した.実験室内人工光条件下のインゲン苗,実験室内窓際自然光条件下のキュウリ苗,及び,温室内のメロン植物体の画像について葉領域抽出法を検討した.実験室内人工光条件では,輝度による閾値処理で葉領域がよく抽出できた.実験室内自然光条件では,彩度やG/B比による閾値処理で葉領域が比較的よく抽出できた.このように,葉領域の抽出は撮影条件によって最適な方法をそれぞれ検討する必要があると思われた.今回検討した条件のうち,人工光条件及び実験室内自然光条件での実験に関しては,それぞれ輝度及び彩度を用いた閾値処理により葉領域を抽出し,抽出された領域の重心のy座標をしおれの指標とすることにより,しおれの時間変化をグラフ化することができた.
  • 菊沢 正裕
    2002 年 11 巻 1 号 p. 41-49
    発行日: 2002年
    公開日: 2013/03/31
    ジャーナル フリー
    入荷量や販売価格を決め商品情報を発信するという従来販売者が行ってきた業務の多くを,直売所では生産者自身が迅速に行う必要がある.2001年8月に開店した直売所をモデルに,直売所を支援するいくつかのアプリケーションを開発した.まず,生産者と商品の基本情報をウェブサーバのデータベースに蓄積し,そこにレジの売上情報を転送するシステムを構築した.つぎにデータベースを加工し,販売者,生産者,消費者の各々が必要とする情報をインターネットのウェブ画面で提供するアプリケーションを開発した.例えば生産者が在庫や売上から出荷量や販売価格を決定することや,大型店舗で買い物中の消費者が直売所の商品の単価や品揃え情報を得て立寄るかどうかを決定する,などの意思決定を支援する.ウェブブラウザをインターフェースとして開発したので,ウェブ機能をもつ携帯電話を使って農場や外出先でシステムを利用できる.そのほか直売所への生産者の出勤管理など開発したアプリケーションについて述べ,短期間の利用ではあるが利用実態や必要な改良点を考察した.
  • -栽培暦の追加およびデータベースの分散配置-
    河野 司, 町田 武美, 田上 隆一
    2002 年 11 巻 1 号 p. 51-63
    発行日: 2002年
    公開日: 2013/03/31
    ジャーナル フリー
    我々は以前,農作物病害虫防除を支援する目的で,WWW型統合データベースシステム「PaDB」を開発した.「PaDB」は,3つの専門的なデータベースと,それらを効率良く検索するインターフェースシステムによって構成されている.
    本研究では,「PaDB」をより実用的なシステムとするための改良を行った.具体的には,(1)各データベースの分散配置,(2)栽培暦データベースの追加,(3)携帯電話から利用可能な検索インターフェースの開発,を行った.
    その結果「PaDB」は,(1)各分野の専門家による直接的なデータベース管理,(2)予防的な視点からの農作物防除方法の検索,(3)農作業現場からの利用,が可能なシステムとなった.これらの機能は「PaDB」が実用システムに発展するために有効であると考えられる.
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