図書館学会年報
Online ISSN : 2432-6763
Print ISSN : 0040-9650
ISSN-L : 0040-9650
43 巻 , 1 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
論文
  • 谷口 祥一
    原稿種別: 論文
    1997 年 43 巻 1 号 p. 1-18
    発行日: 1997/03/30
    公開日: 2017/08/03
    ジャーナル フリー
    記述目録法における記述対象資料の把握, およびその把握結果の書誌的記録としての表現を, ともに構造化して行うための概念的枠組みとして, 筆者は以前に「三層構造モデル」を提案した。他方, 先頃IFLAが公表した報告書『書誌的記録の機能要件(案)』は, 書誌的記録が対象とすべき事象をE-R分析を用いて, 実体, その属性, および実体間に発生する関係に整理した試みである。全体としてこれら二つのモデル化は基本的な考え方において共通する部分も多く, 本稿では, 両モデルの共通点および相違点を整理し, 併せてそれぞれのモデルが抱える問題点を検討することを試みる。同時に, 両モデルの比較検討を通して, 三層構造モデルの再検討および再評価を試みる。
  • 渡辺 智山
    原稿種別: 論文
    1997 年 43 巻 1 号 p. 19-37
    発行日: 1997/03/30
    公開日: 2017/08/03
    ジャーナル フリー
    本稿はCarol C. Kuhlthauによる研究のレビューである。彼女は, およそ10年間, 図書館利用者の情報探索過程を追跡調査し,「知(思考)」「情(感情)」「動(行動)」の三要素から成る情報探索過程モデル (Information Search Process Model : 以下は「ISPモデル」と表記する) を構築した。このモデルは, 利用者研究にとって新たな観点を生み出したという点で評価されるべきモデルであるが, 問題解決過程という領域の狭さ,「情(感情)」の捉え方, モデルを構築するにあたってとられた調査方法など, 多くの間題点を指摘することができる。結果として以下の点が明らかになった。それは「ISPモデル」を一般化していくためには, 異なる観点によって再構築され, 図書館という枠組みに囚われることなく他の領域で検証されなければならないこと, である。この間題を克服した時, 新たに「情報」探索過程のモデルが生まれることになる。
学会記事
feedback
Top