The Japanese Journal of Antibiotics
Online ISSN : 2186-5477
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59 巻 , 1 号
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  • 山口 恵三, 渡辺 彰, 相馬 一亥, 後藤 直正
    2006 年 59 巻 1 号 p. 1-10
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 前暗 繁文, 山口 敏行, 橋北 義一, 渡邊 正治, 川上 小夜子, 鈴木 憲康, 岡部 忠志, 佐々木 一雅, 渋谷 俊介, 高山 貞男 ...
    2006 年 59 巻 1 号 p. 11-20
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    2004年5月から2005年5月までの1年間に関東甲信越の大学病院やその他の病院から分離された薬剤耐性緑膿菌70株を用いて, 各種抗菌薬の抗菌力, メタロβ-ラクタマーゼの産生, IMP-1遺伝子の有無, および各種抗菌薬の試験管内併用効果を検討した。臨床検体では呼吸器系検体19検体, 尿路系検体29検体, 創部および膿検体9検体などが多かった。微量液体希釈法を用いた各種抗菌薬に対する薬剤感受性は多くの抗菌薬に対して高度耐性を示しておりそれぞれの薬剤のMIC90はbiapenem (BIPM) が256μg/mL, meropenem (MEPM) が5i2μg/mL, tazobactam/piperacillin (TAZ/PIPC) が256μg/mL, sulbactam/cefbperazone (SBT/CPZ) が512μg/mL, cefepime (CFPM) が512μg/mL, ciprofloxacin (CPFX) が64μg/mL, pazufloxacin (PZFX) が128μg/mL, amikacin (AMK) が128μg/mL, aztreonam (AZT) が128μg/mLであった。メタロβ-ラクタマーゼの産生は50株 (71%) に認められ, またメタロβ-ラクタマーゼ産生50株すべてにPCR法にてIMP-1型遺伝子の存在が確認された。薬剤耐性緑膿菌に対する各種抗菌薬の併用効果の検討では, メタロβ-ラクタマーゼ非産生株20株の中で, VITEKにより薬剤感受性を測定し, AMKのMICが16μ9/mL以下およびCPFXのMICが0・5μ9/mL以下の8株を除く62株においてchecker-board法によりminimum FIC indexを算出し, 試験管内の併用効果を検討した。その結果, AMK+AZTの組み合わせで相乗効果を示す株が15/59株 (25.4%) に認められ, その他の組み合わせとしてはTAZ/PIPC+AMK, SBTICPZ+AZT, CFPM+AMKなどの組み合わせにおいて相乗または相加効果を認める菌株が多かった。
  • 江田 晋一, 川原 元司
    2006 年 59 巻 1 号 p. 21-28
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    2002年に鹿児島大学医学部附属病院において尿路感染症患者から分離されたStaphylococcusaureus 4株, Staphylococcus spp.(S. aureusを除く) 3株, Enterococcus faecalis14株, Enterococcus spp.(E. faecalisを除く) 3株, Escherichia coli 41株, Enterobacteriaceae (E. coliを除く) 21株, Pseudomonas aeruginosa 12株, glucose-nonfermentative Gram-negative rods (P. aeraginosaを除く) 3株, 計101株に対する抗菌薬の最小発育阻止濃度 (MIC) を寒天平板希釈法で測定した。
    1. グラム陽性菌に対しては, vancomycinとteicoplaninが強い抗菌力を示した。その他, S.aureusに対してはarbekacinが, E. faecalisに対してはampicillinがそれぞれ優れた抗菌力を示した。一方, カルバペネム系薬は, methicillin-resistant S. aureus (MRSA), Enterococcus属の多剤耐性株といった本来感受性が期待できない菌株に対しての抗菌力は不十分であったが, その他の菌株は良好な感受性を示した。
    2. グラム陰性菌について, 腸内細菌科に対してはカルバペネム系薬の中でもmeropenemが特に優れた抗菌力を示した。また, P. aeruginosaに対しては, meropenemのMIC90が最も低く, 耐性株の分離頻度もカルバペネム系薬の中でbiapenemとならび最も低かった。
    3. 主要な尿路感染症分離菌においてカルバペネム系薬に対する顕著な耐性化は認められず, カルバペネム系薬は重症感染症の治療薬としての有用性を保持しているものと考えられた。
  • 千村 哲朗, 村山 一彦
    2006 年 59 巻 1 号 p. 29-34
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    淋菌感染症 (口腔及び性器) について性産業従事者 (CSW) を対象とし, 臨床所見とCeftriaxone (CTRX), Cefditoren (CDTR) 投与の臨床効果を検討した。淋菌検査は口腔 (DNAprobe法) 性器 (PCR法), クラミジア抗体検出 (ELSA法) によった。
    1. 口腔感染症群 (n=20) では, クラミジア感染 (65%), ヘルペス感染 (25%), 性器淋菌感染 (35%) を認めた。扁桃炎9/9, 咽頭炎4/11に咽頭痛を, 発熱・頸部リンパ節腫脹は扁桃炎3/9に認められた。パートナー感染8/20 (40%) であった。CTRX (1-29/日×3日間) 投与 (n=11), CTRX (1-2g/日×1-3日間) 投与後のCDTR (300mg/日×3-7日間) の継続投与 (n=9) も全例有効であった。
    2. 性器感染症群 (n=35) では, クラミジア感染 (65・7%), ヘルペス感染 (25.7%), 口腔淋菌感染 (17.1%) は扁桃炎3/6, 咽頭炎3/6であった。CTRX (1-29/日×2-3日間) 投与群 (n=14), CDTR (300mg/日×5-7日間) 投与群 (n=5), CTRX (1-29/日×1-3日間) とCDTR (300mg/日×3-7日間) の継続投与群 (n=14) など全例に有効であった。骨盤腹膜炎 (n=2) では, CTRX (2-49/日×3-7日間) 投与が有効であった。
  • 三鴨 廣繁, 玉舎 輝彦, 田中 香お里, 渡邉 邦友
    2006 年 59 巻 1 号 p. 35-40
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    近年では,性行動の多様化により,クラミジア・トラコマティスの咽頭感染を認める症例が増加していると言われている。しかし,クラミジア・トラコマティスは,咽頭に感染しても無症状のことも多く,感染が拡大する要因のひとつになっていると考えられる。今回,一般女性およびcommercial sex workers (CSWs) の性行動の実態およびクラミジア感染症 (子宮頸管および咽頭) の現状について調査した。その結果,一般女性においてもオーラルセックスは,性行為において,ごく普通の行為として定着していることが明らかになった。子宮頸管にクラミジア感染が認められた女性は,CSWsでは33.3%,一般女性では7.9%であり,咽頭にクラミジア感染が認められた女性は,CSWsでは22.5%,一般女性では5.2%であった。また,これらに対して,クラリスロマイシン,レボフロキサシン,アジスロマイシンによる治療成績を検討したところ,子宮頸管感染ではクラリスロマイシン400mgの7, 10, 14日間投与,レボフロキサシン300mgの7, 10, 14日間投与,アジスロマイシン1000mg単回投与のいずれにおいても除菌率は100%であった。しかし,咽頭感染では,クラリスロマイシン,レボフロキシンの10, 14日投与では,除菌率は100%であったが, 7日間投与では,それぞれ, 83.9%, 86.2%であり,またアジスロマイシンの単回投与では85.0%であった。これらの成績より,クラミジア咽頭感染ではクラリスロマイシンや,レボフロキサシンなどのフルオロキノロン系抗菌薬を10日間以上投与する必要があると考えられた。クラミジア咽頭感染の臨床的意義については議論の多いところであるが,今後は,耳鼻咽喉科および内科の医師とも協力しながら,培養法等などを用いた詳細な検討が必要であると考える。
  • 齋藤 良一, 佐藤 賢哉, 汲田 和歌子, 稲見 奈津子, 西山 宏幸, 岡村 登, 森屋 恭爾, 小池 和彦
    2006 年 59 巻 1 号 p. 41-43
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    路感染症由来のfluoroquinolone (FQ) 耐性を示した2株のProteus mirabilisを対象とし, gyrA, gyrBおよびparC遺伝子のキノロン耐性決定領域における遺伝子配列を解析した。gyrA遺伝子は, Ser-83→Argおよびlle変異と, これまで報告されていないGlu-87→Lys変異を有する株が認められた。gyrB遺伝子とparC遺伝子は, それぞれ, Ser-464→TyrおよびPhe変異とSer-80→11e変異が認められた。以上の結果より, 尿路感染症由来P.mirabilisのFQ系薬耐性化機構は, 標的酵素の変化が重要な因子であり, さらに, gyrA遺伝子の87位におけるアミノ酸変異もFO系薬の高度耐性に関与すると考えられた。
  • 2006 年 59 巻 1 号 p. 44-50
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 2006 年 59 巻 1 号 p. 51-56
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 2006 年 59 巻 1 号 p. 57-62
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 2006 年 59 巻 1 号 p. 63-64
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
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