物理教育通信

物理教育通信　第177号　目次

編集委員会

2019 年 177 巻 p. 2
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_2

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物体を回転させるはたらき

石井登志夫

2019 年 177 巻 p. 8-14
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_8

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モーメントの学習のために、安価で簡易的な生徒実験用の装置を作った。合わせて生徒実験を念頭に置いた授業プランをつくり、実践を行った。モーメントを求める式である「力×距離」のうち、距離とはどこの距離を指すのか、学習の過程では誤解しつつも、最終的には理解していく様子が見られた。

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『鈴木亨さんの論考』を再読しよう

広井禎

2019 年 177 巻 p. 15-16
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_15

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中谷宇吉郎の「虹」

石川謙

2019 年 177 巻 p. 17-23
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_17

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中谷宇吉郎は、1947 年に子ども向けの科学雑誌「にじ」に虹についての解説を書いている。この解説で中谷は、「虹の色彩は一律ではなく、スペクトル色ではない」など、世間に出回っている解説には見られない事柄を紹介し、光の干渉まで踏込んで光学現象としての虹の説明を行い、その上で現象をきちんと観察するという心構えを語っている。優れた解説であるにも関わらず、残念ながら、ほとんど知られずに埋もれている。本稿では、この埋もれている解説を紹介する。

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マイコンボードを使ってみる

石川謙

2019 年 177 巻 p. 24-30
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_24

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ワンボードのマイコンボードはセンサーなどとの組み合わせにより安価で多様な展開が可能で，課題研究だけでなく演示実験でも様々な活用が期待できる。本稿ではマイコンボードの一種であるArduinoについて簡単な使用感を報告する。

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棒を伝わる縦波の速さの測定

岸澤眞一

2019 年 177 巻 p. 31
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_31

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2018 年度物理チャレンジの第 2 チャレンジ実験問題で，固体中を伝わる縦波の速さを測定する課題 1)が出されたので紹介する。

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パスタウェーブマシン

殿村洋文

2019 年 177 巻 p. 32-33
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_32

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多重スリットによる干渉パターンの解説

増子寛

2019 年 177 巻 p. 34-39
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_34

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本報告はスリット間隔を同じにした 3 スリットと 5 スリットについて，干渉パターンがどのように形成されるかの解説を試みたものである．各スリットからの回折波の位相関係を作図で求め，弱めあう方向を導出した．

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斜方投射の生徒実験～”Kinovea”を用いた運動解析～

今和泉卓也

2019 年 177 巻 p. 40-47
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_40

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「大型滑車」の授業での使用例

清水祐介

2019 年 177 巻 p. 48-49
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_48

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滑車を用いて「冥王星での重力加速度の再現」を行った。2019.6.8のAPEJの定例研究会にて簡単な発表をされていただきましたので，こちらにも報告します。

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NutQUIZ: Kahoot! を用いたコンセプトクイズ

熊井孝弘

2019 年 177 巻 p. 50-53
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_50

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Eric Mazurによる概念テスト「Concept Test」を参考に，ICT機器を活用して概念テストを授業で実践してみた。

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力学的負荷と扇風機：素朴な疑問と思い込み

久村敏男

2019 年 177 巻 p. 54-55
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_54

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ワイヤレスマウスを用いた運動の記録

村尾美明

2019 年 177 巻 p. 56-57
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_56

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ワイヤレスマウスを載せた台車の運動をマウスポインターの x 座標を読み取って記録した。斜面上での上下運動の例を示すが、他の場合でもマウスを載せた台車の運動を記録できる。

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気柱の共鳴について-シミュレーション

村尾美明

2019 年 177 巻 p. 60-63
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_60

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気柱に入射した音波が両端で反射して重なり、次第に振幅が大きくなっていく様子を定量的に示した。また、共鳴時の最大振幅も求めた。シミュレーションにより気柱が共鳴していないときにも振幅小の定常波ができていることが分かった。

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高校音波教材の検討

飯田洋治

2019 年 177 巻 p. 64-70
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_64

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重心を求めて回そう!!

北原祐司

2019 年 177 巻 p. 71
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_71

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凸レンズの実像実験の簡易計量

沢田功

2019 年 177 巻 p. 72-75
発行日: 2019年
公開日: 2020/03/04

DOIhttps://doi.org/10.24594/apej.177.0_72

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天井の光源と机上の画用紙の間に凸レンズを置き，凸レンズを画用紙に近づけていくと，画用紙上にピントのあった光源の実像ができるのは2通りしかない。1)原寸より小さな光源の実像ができる時，凸レンズは机上の画用紙に近い場所にある。凸レンズから画用紙までの距離bが凸レンズの焦点距離fにほぼ等しいことを2次近似までで示す。2)原寸より大きな光源の実像ができる時，凸レンズは天井の光源に近い場所にある。光源から凸レンズまでの距離aを2次近似までで計算する。1)と2)の簡易計量は，焦点距離fの4倍が光源から画用紙までの距離hより十分に小さいときに限り有効であり，実践可能である。

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