巻号一覧
21 巻 (1973 - 1974)
- 4 号 p. 123-
- 3 号 p. 81-
- 2 号 p. 43-
- 1 号 p. 1-
21 巻, 3 号
選択された号の論文の9件中1～9を表示しています
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VII. 飼育・採卵法の改良と再生産について吉田 俊一1973 年 21 巻 3 号 p. 81-84
発行日: 1973/12/25
公開日: 2010/03/09
ジャーナル フリー1.飼育槽内の底層フイルターを30cm棒状エアストーンに取替え, 排水口の砂止め装置は30×13mmの水道用塩ビ製T字管を用いることにした。
2.採卵法として卵をポリエチレンフイルムに均等付着させ, これを裁断分割した1片を直接飼育槽内でふ化, 養成することとした。
3.雌1個体の産卵数は約30, 000粒, 飼育槽1槽への卵収容量は2, 000～3, 000粒が適当で, 卵収容後4ヵ月で1槽から200g (約400個体) の生産が可能である。また親虫の蓄養量も1槽当り200gが適量である。
4.成熟した雌1個体から釣餌として使用できる大きさの個体4, 500個体を得ることができる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (382K) -
加藤 淳一, 佐藤 善雄1973 年 21 巻 3 号 p. 85-91
発行日: 1973/12/25
公開日: 2010/03/09
ジャーナル フリー戸賀湾産クロの生殖巣の成熟について組織学的研究を行ない, 次の結果を得た。
1.卵巣卵の発達段階をその発達度合により7区分した。
(1) 卵原細胞期, (2) 染色仁期, (3) 無卵黄期, (4) 油球期, (5) 第1次卵黄球期, (6) 第2次卵黄球期, (7) 成熟期
2.卵巣の発達段階は卵巣卵の発達に基づいて5区分した。
(1) 放卵終期, (2) 回復期, (3) 前成熟期, (4) 成熟期, (5) 放卵期
3.精巣精子の発達段階をその発達度合により3区分した。
(1) 精原細胞期, (2) 精母細胞期, (3) 精細胞期
4.精巣の発達段階は精巣精子の発達に基づいて5区分した。
(1) 放精終期, (2) 回復期, (3) 前成熟期, (4) 成熟期, (5) 放精期
5.卵原細胞より油球期までの卵は周年卵巣内にみられた。回復期が異常に長く, 1月から9月まで観察され, 冬期間から, 7, 8月頃までは卵巣の発達はゆるやかである。前成熟期 (7月中旬～9月中旬) 以降は9月中旬～10月下旬の成熟期, 10月中旬～11月中旬の放卵期と短期間に急激な発達をなしとげるのが観察された。精巣の場合も同様の観察がなされた。
6.成熟度に個体間のバラツキが見られた。
7.放精放卵期になっても生殖巣が殻縁からはみ出している個体は観察できなかった。
8.上記5, 6, 7の一因として餌料藻類の不良と餌不足が考えられた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (7117K) -
西内 康浩1973 年 21 巻 3 号 p. 92-96
発行日: 1973/12/25
公開日: 2010/03/09
ジャーナル フリー農薬の魚介類に対する毒性試験について若干の基礎試験を行った。その結果, 薬剤の魚類に対する毒性試験 (TLm値測定) においては試験時間中の溶存酸素量の多少が, また, ミジンコ類に対しては供試水の選定がその試験成績に影響する要因の1つであることがわかった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (425K) -
西内 康浩1973 年 21 巻 3 号 p. 97-99
発行日: 1973/12/25
公開日: 2010/03/09
ジャーナル フリー水生甲殻類の1種としてアシナガスジエビを供試し, 数種農薬の毒性をしらべ, かつ, ミジンコ類等の示す薬剤感受性とを比較検討した。その結果, 今回得た成績はミジンコ類でこれまでに得た試験成績と近似していた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (253K) -
上松 和夫, 荒木 育生, 紀 有文, 本荘 鉄夫1973 年 21 巻 3 号 p. 100-104
発行日: 1973/12/25
公開日: 2010/03/09
ジャーナル フリー近年, 種苗生産技術の確立されたアマゴについて, 海水飼育の可能性を知るため, 平均体重60～100gのスモルトタイプのアマゴを用い, 海水馴致, 海水飼育試験を実施し以下の結果を得た。
1.9日～10日間の馴致期間をもうけた場合, 生残率87.4%の成績を得たが, 80%海水濃度付近の馴致技法について検討すればさらに良い結果が得られるとおもわれる。
2.1972年12月22日より1973年4月12日までの112日間, 和歌山県田辺湾に設置した網生簀 (3×3×3m) で海水飼育を行い, 次の点を明らかにした。
1) 生餌を主体とした混合飼料を乾物換算で1日5%を目標に給餌した結果, 4月13日までに平均体重で393gと急速な成長を示した。この値は天然の海産アマゴの成長に匹敵するものであった。
2) 生餌を主体とした混合飼料と配合飼料 (ペレット状のものに油を添加し, 水を加えて軟かくしたもの) を2月9日より4月12日まで給与し比較検討したところ, ほぼ同様の成績が得られた。併行してカンタキサンチン添加による肉色の赤色効果についても検討し, 充分効果のある事が認められた。
3) アマゴを海水養殖する場合“スレ”による斃死の多い事, 淡水に比較して適温上限が低く, 18℃以下で行う必要がある事などに留意する必要を認めた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2043K) -
松井 魁1973 年 21 巻 3 号 p. 105-109
発行日: 1973/12/25
公開日: 2010/03/09
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森実 庸男, 中村 雅人, 山田 徹1973 年 21 巻 3 号 p. 110-116
発行日: 1973/12/25
公開日: 2010/03/09
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森実 庸男, 山田 徹1973 年 21 巻 3 号 p. 117-118
発行日: 1973/12/25
公開日: 2010/03/09
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柏木 正章1973 年 21 巻 3 号 p. 119-121
発行日: 1973/12/25
公開日: 2010/03/09
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