水産増殖
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50 巻 , 2 号
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  • 田子 泰彦
    2002 年 50 巻 2 号 p. 137-142
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    1991~1995年にサクラマスの生息域である神通川とその河口付近の海域において, サツキマスの出現状況を調べた。神通川ではサクラマスに混ざって多くのサツキマスが漁獲された。漁獲されたサツキマスの尾叉長分布は21.5~44.0cmの範囲にあり, サクラマス (43.5~70.0cm) に比べ著しく小さいことから, 海域での回遊期間は短く, その回遊範囲は狭いと推定された。神通川では尾叉長62.0cm, 体重3.2kgの大型サツキマス個体が漁獲されたことから, サクラマスとの交雑の可能性が示唆された。神通川の河口付近の海域で漁獲されたサツキマス・サクラマス全体に占めるサツキマスの割合は5力年では6.9~14.6%であった。同海域におけるサツキマスの尾叉長分布は16.0~46.0cmの範囲にあり, サクラマス (13.0~72.0cm) に比べ有意に小さい側に分布した。神通川のサクラマスの魚体の大きさを維持し, サクラマス資源を増大させるためには, 神通川に生息するサツキマスを排除し, さらなるサツキマス幼魚 (アマゴ) の侵入を防ぐ手だてを実施する必要があると考えられた。
  • 浜野 龍夫, 勝俣 亮介, 三矢 泰彦, 安田 陽一
    2002 年 50 巻 2 号 p. 143-148
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    モクズガニ稚ガニを遡上させる魚道の基本的な条件を明らかにするために, V字型の断面を持つ実験水路を製作して実験した。夜間に行った実験では, 勾配20°と50°, 水温20℃と25℃, 表面流速50, 100, 150cm/sでは, モクズガニは水際や飛沫域や流心を活発に遡上した。水温15℃のときには, カニはしばしば水から外に出て歩行した。水温20℃と25℃では, 水が流れていないときには遡上が遅れた。遡上に最も適した条件は勾配20°, 水温25℃, 表面流速100cm/sであったが, この条件では照度にかかわらず遡上した。稚ガニには正の走流性があり, 遡河能力は通し回遊性エビ類よりも高いと判断した。
  • 今井 秀行, 小畑 泰弘, 関谷 幸生, 清水 智仁, 沼知 健一
    2002 年 50 巻 2 号 p. 149-156
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    トゲノコギリガザミ人工種苗10万尾をミトコンドリアDNA-Dループ領域の変異で標識して, 1997年5月に高知県浦戸湾の25ヶ所に放流した。放流2ヶ月後の8月から翌々年12月までに漁獲された7標本群の遺伝的標識としたハプロタイプの頻度は, 29.6±4.3%を示し, 放流前と比べ有意に増加した (P<0.05) 。放流後のハプロタイプ頻度の変化から, 浦戸湾のトゲノコギリガザミ資源に占める放流人工種苗の割合を約17%と推定した。これらの放流した人工種苗は天然の個体と同様に次世代の繁殖に寄与していることが1998年のハプロタイプ頻度から示唆された。遺伝的標識を利用した人工種苗の追跡の有用性と放流による資源管理が含む問題を考察した。
  • 二村 和視, 水田 浩之
    2002 年 50 巻 2 号 p. 157-162
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    マコンブの子嚢斑形成について胞子体から得た藻体片を培養し, 子嚢斑形成様式を調べた。鉛直的に切り出した藻体片ではそれらの基部側に子嚢斑が形成された。一方, 水平に切り出した藻体片においては, 縁辺部と基部の移行部に子嚢斑が形成された。中帯部と縁辺部を切り離し培養した結果, 中帯部では基部側から成熟し, 縁辺部では中帯部側に子嚢斑が形成された。子嚢斑が形成される部位は栄養塩が蓄積しやすいシンク (供給先) に相当する。子嚢斑の形成部位は胞子体内での栄養塩の移動が関与していると推察した。
  • 芹澤 如比古, 上島 寿之, 松山 和世, 田井野 清也, 井本 善次, 大野 正夫
    2002 年 50 巻 2 号 p. 163-169
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    南日本, 土佐湾手結地先のカジメ (褐藻, コンブ目) 個体群の年齢と形態の関係を1996年に季節的に調べた。生長輪の計測から少数の3歳個体を確認した。調査期間中の茎長と茎径の各年齢群での平均値は0歳群で3.4~12.6cmと4.6~7.5mm, 1歳群で5.9~13.7cmと7.7~10.2mm, 2歳群で7.2~18.4cmと10.3~13.4mmであった。中央葉長, 中央葉幅, 側葉数, 最長側葉長はそれぞれ0歳群で18.5~32.8cm, 4.6~6.2cm, 9~21枚, 10.6~23.8cm, 1歳群で22.0~39.1cm, 5.5~6.9cm, 14~27枚, 20.1~34.9cm, 2歳群で9.6~25.6cm, 5.8~8.1cm, 17~30枚, 32.5~40.3cmであった。中央葉長を除く全ての測定項目は概ね年齢に伴って増加したが, それらの値は年齢群問で重複しており, はっきりとは分離しなかった。
  • 藤永 克昭, Anthony S. ILANO, 中尾 繁
    2002 年 50 巻 2 号 p. 171-176
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    1997年から2001年 (2000年を除く) にかけて, 北海道の北東部に位置するサロマ湖において, ヒメエゾボラのインポセックスの程度を, 主に出現頻度, 相対的陰茎サイズ指数 (RPSI) および性比 (雄個体/雌個体) の3つの規準を用いて調査した。サロマ湖に生息するヒメエゾボラのインポセックスの程度は, 年々改善された。1997年に13.7であったRPSI値は年々低下し, 2001年には0.1と非常に小さな値を示した。成体個体におけるインポセックスの出現頻度は, 1997年および1998年はともに100%であったが, 1999年は76.9%, 2001年は50.0%に低下した。成体個体の性比は, 1997年と1998年は2.0以上の非常に高い値を示した。しかし, その後急激に減少し, 1999年には1.62, さらに2001年には0.81にまで低下した。以上の結果から, サロマ湖のヒメエゾボラはインポセックスから回復したと判断された。さらに, 雌個体における陰茎指数の年変化, 殻高と陰茎重量の関係の年変化および生殖器官と内臓の簡単な解剖学的観察から, 非常に緩慢であるが, ヒメエゾボラのインポセックスは個体レベルにおいても回復する可能性があるように思われた。
  • 山元 憲一, 半田 岳志
    2002 年 50 巻 2 号 p. 177-181
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    酸素消費量は, 10~1月および4~6月の水温9.6~24.2℃の間ほぼ一定で, 有機質重量比の小さい2~3月に著しく小さい値を示した。しかし, 短時間で水温を上下させると, それに伴って変化した。低酸素下においては, 酸素飽和度を低下させても水温9.9℃では70.5%まで, 15.3℃では62.0%まで, 19.9℃では58.1%まで, 24.2℃では54.7%まで, 28.0℃では29.0%までほぼ酸素飽和の状態での値を維持していた。
  • 山元 憲一, 半田 岳志, 茅野 昌大, 藤本 健治, 原田 裕子, 丸岡 詳治
    2002 年 50 巻 2 号 p. 183-188
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    換水量を連続して直接測定する装置で, 酸素飽和の状態において水温16.0±0.1℃でマナマコ, Apostichopus japonicusの換水を調べた。換水は, 一回の大きな呼出と複数回のほぼ等間隔に行われる吸入を一周期として行っていた。1換水周期での呼出時間は10.6±1.3sec/cycle, 呼出水量 (Vcy, ex) は95.5±20.0ml/cycle/kg, 一分間当たりの呼出回数は0.7±0.1stroke/minおよび一分間当たりの呼出水量は67.5±18.8ml/min/kgであった。1換水周期での吸入時間 (Tin) は79.5±26.3sec/cycle, 吸入水量 (Vcy, in) は95.8±26.4ml/cycle/kg, 吸入回数 (If) は10.3±2.9stroke/cycle, 吸入一回当たりの吸入量は9.8±1.8ml/stroke/kg, 吸入一回当たりの吸入時間は7.8±1.6sec/strokeであった。Vcy, inとVcy, exの関係は, Vcy, ex=0.27Vcy, in+69 [R2=0.12] あるいはVcy, in=0.48Vcy, ex+53 [R2=0.13] で表された。IfとTinの関係は, Tin=8.2If-4.3 [R2=0.84] , IfとVcy, inの関係は, Vcy, in=7.0Tin-27 [R2=0.61] で表された。
  • 神保 忠雄, 手塚 信弘, 小磯 雅彦, 鶴巻 克己, 升間 主計
    2002 年 50 巻 2 号 p. 189-196
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    クロマグロ仔魚の餌料として6月から9月にイシダイのふ化仔魚を得るため, 水温と光周期を調整してイシダイの産卵期の制御方法を検討した。対照区は自然水温, 自然日長で飼育した。水温調整区では収容後水温を15℃に低下させ, 6月下旬以降は水温を20~24℃に維持した。水温+光周期調整区では同様の水温調整に加えて, 3月下旬から短日処理を行い, 6月下旬からは自然日長, 7月中旬からは長日処理を行った。3区ともに親魚を収容した直後から産卵がみられたが, 対照区以外では産卵が停止し, その後再開した。対照区の産卵期間は3月中旬から8月中旬であり, 水温調整区では主に5月末から9月初旬に産卵し, 水温+光周期調整区では6月下旬から10月下旬まで産卵が継続した。この結果, 水温のみの調整でもイシダイの産卵制御は可能であるが, 光周期も調整することで長期にわたって産卵を制御できることが明らかになった。
  • 小磯 雅彦, 日野 明徳
    2002 年 50 巻 2 号 p. 197-204
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    植え継ぎ式大量培養における増殖停滞の発生機構を知るために, 培養日数を3, 6, 9および12日とした4個の水槽を用意し, 各培養事例におけるワムシの増殖状況や培養水の水質, また仔虫を個体レベルで飼育したときの生活史パラメータを調べた。各培養事例での日間増殖率は, 培養3日目に比べて培養6, 9日目では大幅に低下し, 培養12日目では負に転じた。また, 初産卵までの時間と以後の産卵間隔も6, 12日目では長くなり, 12日目ではふ化率の低下と仔虫および親虫の死亡も起こっていた。これらの現象が個体群における増殖の停滞を招いていると考察されたが, 溶存態と思われる何らかの阻害物質が, 従来報告のある非解離アンモニアと同様に増殖阻害の原因物質になっていることも示唆された。なお, 増殖阻害要因は, 親虫世代のみならず次の仔虫世代の生活史パラメータにまで影響することが示された。植え継ぎ式培養では, ワムシ類は対数増殖期を過ぎて定常期に収獲されることが多く, その場合, 生理的活性や餌料としての質の低下が避けられないものと考えられた。
  • M. Agus SUPRAYUDI, 竹内 俊郎, 浜崎 活幸, 廣川 潤
    2002 年 50 巻 2 号 p. 205-212
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    アミメノコギリガザミ, Scylla serrataをゾエア1 (Z1) 期から第1齢稚ガニ (C1) まで, 異なる濃度のn-3高度不飽和酸 (n-3HUFA) を含むワムシで飼育し, 成長や生残に及ぼす影響について調べた。飼育には1Lビーカーを1区2個ずつ用い, それぞれ30尾収容し, 30℃で稚ガニになるまで飼育した。ワムシ中のn-3HUFAの濃度は0.3から3.2%までの8段階とした。なお, Z3期以降無強化のアルテミアを併用した。生残率や各齢期に達するまでの日数はワムシ中のn-3HUFA含量と相関し, n-3HUFA0.8%含有区で優れた結果が得られた。それ以上の含量になると, Z5期からメガロバ (M) 期へ, あるいはM期からC1への変態失敗によるへい死が多く見られた。そのため, ワムシを主な餌料とした場合のn-3HUFA適正量は0.8%程度 (その時のEPAとDHAの内訳は0.33%および0.13%) であるものと推察された。
  • S.M.A. MOBIN, 金井 欣也, 吉越 一馬
    2002 年 50 巻 2 号 p. 213-218
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    ヒラメ仔稚魚の摂餌に及ぼす給餌率の影響を孵化後12~36日にわたって検討した。試験1では給餌率を4段階 (L1~L4) 設定し, L1, L3およびL4はそれぞれL2の0.5, 2.5, 5倍とした。その結果, 仔稚魚の消化管内に出現した飼料生物個体数 (平均) はL4が最大で, 以下, L3, L2, L1の順であった。摂餌されたアルテミアのノウプリウス幼生個体数は仔魚の成長に伴い餌料選択性の高まりによって全ての給餌率において増加した。試験2では上記の4段階の給餌率で飼育された仔稚魚に試験的にL2の給餌率で給餌した。その結果は試験1のそれと類似し, 高い給餌率で飼育されるとより多く摂餌することが示唆された。いずれの試験においても全長16mm以上の稚魚はワムシをほとんど摂餌しなかった。
  • 佐藤 公一, 真田 康広, 日高 悦久, 木本 圭輔
    2002 年 50 巻 2 号 p. 219-226
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/12/10
    ジャーナル フリー
    魚粉 (FM) を酵素処理しタンパク質の加水分解度の異なる8種の試験飼料を作製し, その影響を低水温期のブリの飼育成績やタンパク質消化率 (APD) から検討した。
    無処理FM (トリクロル酢酸 (TCA) 可溶性窒素 (N) 量: 15-17%) の対照飼料区の成績を100としたとき, TCA可溶性N量が25-34%の酵素処理FM区の成績は, 日間増重率 (DGR) が103-109, 飼料効率 (FE) が104-115で無処理FM配合区のそれより優れていた。一方, TCA可溶性N量が37-40%の酵素処理FM区では, DGRが90-101, FEが82-95で成績は低下した。APDは, 無処理FMの値を100としたとき, TCA可溶性N率25-34%の酵素処理FMでは104-110, 同率37-40%の酵素処理FMでは87-96で, 飼育成績と良く一致していた。
    以上のことから, 魚粉への酵素処理を施すことにより低水温期のブリのタンパク質消化性や飼育成績が向上すること, しかしその処理を過剰にすると逆に成績が低下することが明らかとなった。
  • 柴田 利治, 筑紫 康博, 中本 崇, 渡辺 健二, 永島 孝之
    2002 年 50 巻 2 号 p. 227-232
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    '84年以降福岡県栽培漁業公社では, クロアワビの筋萎縮症による大量死が毎年発生しており, 種苗の安定供給に支障をきたしていた。'94年以降には, 種々防疫的措置を講じたが, 充分な効果は得られなかった。一方, 福岡県水産海洋技術センターでは, 当公社の種苗生産に用いた採卵群の一部を隔離飼育することにより本症の発生を防ぐことに成功した。これらを検討した結果, 給水が筋萎縮症原因体に汚染されていることが推測されたため, '97年秋採卵の稚貝について, 給水の処理別飼育実験を行ったところ, UV海水を使用した区のみ筋萎縮症は発生せず, 給水を紫外線で消毒することにより筋萎縮症が予防できると考えられた。'98年秋採卵以後の量産飼育については従来の防疫的措置に加え, 給水にUV海水を用いることにより'99, '00, '01年の3ケ年続けて, 健全種苗の大量生産に成功した。
  • 松岡 正信
    2002 年 50 巻 2 号 p. 233-234
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    From a total of 241 wild fishes of 18 species examined, one specimen with deformed inter-nostril epidermis was found in the finepatterned puffer, Takifugu poecilonotus. The specimen had a normal inter-nostril epidermis for the right nostril but the left nostril was deformed. Although the deformed nostril had two epidermal membranes, they were not combined. The other 9 specimens of the same species caught had normal epidermis. Deformity of the inter-nostril epidermis very rarely occurs in wild fishes. This finding is only the second one after striped puffer, Takifugu xanthopterus.
  • 中田 久, 中尾 貴尋, 荒川 敏久, 松山 倫也
    2002 年 50 巻 2 号 p. 235-236
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    In the present study, induction of maturation and ovulation and subsequent artificial insemination were tried in the cultured two-year-old brood stock of yellowtail, Seriola quinqueradiata to acquire fertilized eggs from young fish. After confirming the yolk accumulation by monitoring oocyte diameter through ovarian biopsy, fish with oocyte sizes between 700 and 740μm.....were selected. A single injection of HCG (500 IU/kg BW) could induce oocyte maturation and ovulation after 48 hours in all the fish except one. Enough volume (212, 000 eggs/fish) of floating eggs was obtained by the artificial insemination performed just after ovulation.
  • Haruo SUGITA, Yosuke MASUO, Tomohiro TAKAGI, Ryutarou TANAKA, Chiyumi ...
    2002 年 50 巻 2 号 p. 237-238
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    Strain No. 442, which is capable of producing an antibacterial substance against pathogenic vibrios, were isolated from an intestinal tract of Japanese flounder and examined for their taxonomic status. The 16S rDNA of strain No. 442 (corresponding to positions 18-1470 in the E, coli rDNA sequence) was sequenced and analyzed. Both phenotypic and phylogenetic analyses strongly suggested that strain No. 442 is identical to Vibrio proteolyticus.
  • Shusaku TAKAGI, Kanako TIBA, Taiju KURAMOTO, Masaharu UKAWA, Takanobu ...
    2002 年 50 巻 2 号 p. 239-240
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    We determined biliary bile salts levels in red sea bream fed on either fish meal or alternative soybean meal for 33 weeks. The feeding of soybean meal showed smaller body weight gain and higher mortality. No significant difference was observed in hematological parameters such as hematocrit value, plasma enzyme activities, and protein level between the groups. However, the biliary bile salts concentration in soybean meal group was significantly decreased following the reduction of plasma cholesterol and taurine levels, when compared to that in fish meal group.
  • 安信 秀樹, 魚住 香織, 和田 新平, 畑井 喜司雄
    2002 年 50 巻 2 号 p. 241-242
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    A disease with mortality was observed in Japanese black abalone (Nordotis discus discus; 3+ -year old) reared at Kobe city sea-farming center in 1997. The diseased abalone showed a characteristic clinical sign of raising shell and died. There was no parasite in the gill or peduncle tissue. No significant microorganism was isolated from the peduncle tissue by bacteriological media. The disease sign was produced in healthy abalone by cohabitation with diseased abalone, but the disease was not reproduced by immersing 0.45μm-filtered homogenate of disease abalone. Histopathological examinations revealed that abundant heteromorphic cells were scattering in the muscular tissue of diseased abalone. In these heteromorphic cells, a lot of coccus like fine granules, negatively stained with Gram stain were observed. From these findings, it was considered that this case should be an infectious disease and the causative agent might be a kind of intracellular microorganism observed as the fine granules in the heteromorphic cells.
  • 五利江 重昭
    2002 年 50 巻 2 号 p. 243-249
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    MS-Excelのソルバーを用い, 最尤法および非線形最小二乗法により, 全長組成の相対度数分布を混合正規分布に分解して, 各年齢の混合比とAge-Length keyを推定するワークシートを作成した。計算例題として, 兵庫県の但馬沿岸域で漁獲されたヒラメの全長組成と, 成長式のパラメータ推定時に得られる情報を用い, 最尤法と最小二乗法でパラメータの推定結果を比較したところ, 両者に若干の差が見られた。しかし収束状況は, 最小二乗法の方が最尤法よりも安定しているので, ソルバーの制約条件を工夫し, 最小二乗法を用いて収束させるのが実用的であると思われた。ソルバーの制限条件をよく理解した上でこのワークシートを用いれば, 年齢別漁獲尾数の推定や, 放流効果の評価に役立つだろう。また他の対象種に合わせてワークシートを改良する雛形として使用できる。
  • 2002 年 50 巻 2 号 p. 252-257
    発行日: 2002/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
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