水産増殖
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53 巻, 4 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 川辺 勝俊
    2005 年 53 巻 4 号 p. 333-342
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    アカハタの卵内発生を観察するとともに, ふ化率, 卵の発生速度, ふ化所要時間におよぼす水温の影響を調べた。受精卵は卵径0.74~0.84mmの無色透明な球形の分離浮性卵で, 油球を1個有し, ふ化まで胚体に黒色素胞は出現しなかった。ふ化直後の仔魚は全長1.67~1.71mmで, 油球は卵黄の後端に位置し, 筋節数は12+16=28本であった。卵発生におよぼす水温の影響を18~32℃の範囲で調べた結果, 高い正常ふ化率は, 産卵水温付近からやや高温側に至る範囲で認められた。各発生段階への到達時間およびふ化所要時間は水温が高いほど早かった。ふ化所要時間の対数と水温との関係は, 27℃付近に変曲点を持つ2本の回帰直線で表された。26℃以下の温度範囲における卵の発生速度の温度恒数とQ10の値は, 28℃以上の温度範囲に比べて大きかった。
  • 中川 雅弘, 大河内 裕之
    2005 年 53 巻 4 号 p. 343-348
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    散発的に行われるクロソイ親魚の出産の集中度を高めることを目的として選別試験を実施した。カニュレーションによって得られた胚の発生段階から, 出産日が近いと判断された親魚を選別し, 選別しなかった区と3年間にわたり出産状況を比較した。その結果, 選別によって出産期間が短縮され, 出産の同調が有意に高まった。カニュレーションを用いた親魚選別法により, 集中的に多数のふ化仔魚を得ることが可能となり, 種苗生産の効率化に寄与するものと期待される。また, 胚の発生段階から予測された出産予定日と実際の出産期間がほぼ一致した。今後は異なる胚を持つ親魚の出産の同調技術に発展させ, 高い遺伝的多様性を維持できる種苗生産技術に展開することが重要な課題である。
  • 中村 智幸, 尾田 紀夫
    2005 年 53 巻 4 号 p. 349-354
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    1999, 2000年の4~10月に, 栃木県の那珂川水系の農業水路において, 魚類の遡上の日周性および降雨と遡上との関係を調査した。産卵遡上時にオイカワ成魚は昼行性, ギバチ成魚は夜行性であり, 非産卵期の遡上時にカワムツ幼魚, ウグイ幼魚, タモロコ成魚, タナゴ成魚, ドジョウ成魚, シマドジョウ成魚は昼行性であった。また, ドジョウ成魚では産卵期・非産卵期ともに, ギバチ成魚では産卵期に, 非降雨日に比べて降雨日に遡上数が多かった。これに対して, タモロコ成魚では産卵期・非産卵期ともに, カワムツ幼魚とウグイ幼魚では非産卵期に, 遡上と降雨との問に有意な関係は認められなかった。
  • 桐山 隆哉, 藤井 明彦, 藤田 雄二
    2005 年 53 巻 4 号 p. 355-365
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    長崎県沿岸では近年魚類の食害によると思われるヒジキの生育不良現象が広がっている。この原因種を明らかにするため, 藻食性魚類6種に室内水槽でヒジキ幼体を与え摂食状況を観察した。ヒジキを良く摂食したのはアイゴ, ノトイスズミ, ブダイで, アイゴは規則正しい細かい鋸歯状, ノトイスズミはやや不明瞭で幅広い鋸歯状, ブダイは不規則で不定形な凹凸の傷が残り, 魚種による特徴が認められた。単位重量当たり摂食量ではアイゴは他の2種の15~20倍と多く, 加えてヒジキに対して摂食選択性を示した。生育不良現象が認められた場所で採集したヒジキを観察した結果, 39~67%の個体にアイゴの摂食痕が認められ, 摂食痕の観察から生育不良現象を誘発している原因種の推定が可能であり, この場所ではアイゴが主要な原因種と考えられた。
  • Apostolos MIHELAKAKIS, Christos TSOLKAS, 吉松 隆夫
    2005 年 53 巻 4 号 p. 367-376
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    飼育条件下におけるヨーロッパキダイDentex dentex仔稚魚の成長, 発育, 形態の変化を, 同一飼育群から連続的に採集した固定標本を用いて検討した。孵化仔魚は2kl容の飼育槽でワムシ, アルテミア孵化幼生, 仔稚魚用配合飼料を用いて, 濾過海水 (塩分34-35) の流水, 18L: 6Dの人工照明条件下で集約的に飼育された。飼育期間中の水温は16.0から21.2℃で推移した。孵化仔魚の平均全長 (TL) は2.80±0.13mmで, 日令4-5に摂餌を開始し, 日令9 (3.72±0.21mmTL, 167°D) で全個体が卵黄吸収を終了した。また油球の吸収は日令11 (206°D) であった。仔魚から稚魚への移行は日令27-34 (524-673°D) , 全長7.42-9.00mmの個体の間で観察され, また初期発育段階における外部形態の変化に対応する成長屈曲点が相対成長に現れた。水温16.0-21.2℃における飼育条件下でのヨーロッパキダイの初期発育段階の成長は, 次式で表すことができた。Y=0.0002X3-0.0065X2+0.1432X+3.0000 (γ=0.967, n=1070, Yは全長mm, Xは日令) 。
  • 池田 尚聡, 松石 隆, 菅野 泰次
    2005 年 53 巻 4 号 p. 377-382
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    閾値形質の遺伝率推定に用いられる4つの方法 (2値法, 逆正弦変換法, プロビット変換法およびDempseter and Lerner法) について, その推定精度を比較した。枝分かれ交配様式のモデルからコンピュータ上で仮想的な交配を行い, 閾値形質を持つ子を生成し, その遺伝率を4つの方法でそれぞれ推定した。2値法と逆正弦変換法は, 設定した真の遺伝率に対して常に過小推定であり, 両方法は同じ挙動を示した。プロビット変換法は偏り少なく遺伝率を推定したが, 高い遺伝率および極端な閾値形質の発生率において異常な過大推定を招いた。Dempster and Lerner法はすべてにおいて真に近い遺伝率を推定した。したがって, 閾値形質の遺伝率を推定するときには, Dempster and Lerner法を用いるのが最善であると考えられた。
  • 山本 章造, 杉野 博之, 中力 健治, 増成 伸文
    2005 年 53 巻 4 号 p. 383-389
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    暗期の飼育環境下におけるマコガレイ仔稚魚が摂餌を開始する日齢とサイズを明らかにし, 成長にともなう消化管内餌個体数の変化を調べて, 明期の摂餌特性と比較した。マコガレイ遊泳期仔魚は25d, 平均全長7.7mmまで暗期において摂餌しなかったが, 31d, 全長8.0mm以上の着底間もない仔稚魚は消化管内に餌生物を含み, 摂餌が確認された。暗期に仔稚魚の摂餌が確認されたのは, マコガレイが最初と考えられる。暗期における仔稚魚の消化管内餌個体数は成長にともない増加したが, その数は明期より少なかった。暗期摂餌の特徴は, 明期に比べて摂餌開始の時期が遅く, 開始時の仔魚のサイズが大きいこと, 消化管内の餌個体数が少なくそのばらつきが大きいこと, 低い餌密度で摂餌数は極端に少ないことおよび摂餌速度が遅いことなどであった。これらのことは, マコガレイ仔稚魚は暗期に摂餌が可能であるが, その能力は明期より劣ることを示唆している。マコガレイの種苗生産においては暗期摂餌の特性を生かし, 夜間にも給餌を行って摂餌時間を長くして成長を促進するなどの工夫が, 効率的な生産を行うために必要である。今後は天然海域でも夜間に摂餌が行われているか否かその実態を解明し, その生態的意義を明らかにすることが重要である。
  • 山元 憲一, 半田 岳志, 後藤 政則, 伊藤 史郎, 川原 逸朗
    2005 年 53 巻 4 号 p. 391-396
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    リシケタイラギの換水運動に影響を及ぼす硝安と酸処理剤 (有機酸) の濃度を調べ, 同時に換水運動に顕著な変化が現れた濃度について生存率を調べた。
    硝安では, 換水運動は79~107ppm以上で変化が現れた。生存率は, 200ppmでは36時間後に0%, 100ppmでは48時間後に80%, 72時間後に0%, 50ppmでは48時間後に100%, 72時間後に40%を示した。酸処理剤では, 30ppm以上 (pH7.62以下) で換水運動に変化が現れ, 100ppm以上 (pH6.6以下) で連続した換水運動の型に変化した。生存率は, 100ppmでも72時間後まで100%を示した。
  • 圦本 達也, 前野 幸男, 松井 繁明, 吉岡 直樹, 渡辺 康憲
    2005 年 53 巻 4 号 p. 397-404
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    有明海に生息するタイラギの性成熟と各種組織におけるグリコーゲン量の変化の関係を把握した。内臓指数 [ (内臓部重量: g) ×10, 000/ (殻長: cm) 3] は雄雌ともに4月から増加し始め, 7月に最大値を示し, 8月以後急激な低下を示した。生殖腺の組織学的観察から成熟度を把握したところ, 雄雌ともに2月から4月には成長期の個体が, 5月から7月には成熟期の個体が多数を占め, 放精および放卵の盛期が8月に観察され, 内臓指数の変化と雄雌の成熟度の周年変化はよく符号していることが明らかとなった。タイラギの閉殻筋, 外套膜および中腸腺におけるグリコーゲンの分布は, 閉殻筋および外套膜の筋組織に見られ, 外套膜, 中腸腺の結合組織および中腸腺の盲嚢には見られなかった。また, 各組織別のグリコーゲン量は, 閉殻筋で最も高く, 次いで外套膜, 中腸腺の順であった。閉殻筋におけるグリコーゲン量は, 冬に増加し始め4月に最高値を示した後, 成熟の進む時期に減少を続け, 放出期にあたる7月から8月には大きく減少した。このことからタイラギの閉殻筋に見られるグリコーゲン量の変化は生殖腺の発達と密接な関係を有し, 本種の生理的状態を示す有用な指標であることが明らかとなった。
  • 今泉 均, 堀田 卓朗, 太田 博巳
    2005 年 53 巻 4 号 p. 405-411
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    雄親魚の確保が困難なクエの精子の凍結保存方法を検討し, 凍結精子を用いた人工受精によりその有効性を確認した。凍結・解凍後の運動精子比を精子活性の指標として保存溶液を検討したところ, 凍害防御剤にDMSOを5%の濃度で添加した300mMグルコース液が有効であった。保存容器として500μlストロー管を用い, 液体窒素蒸気で凍結する場合, 液体窒素液面からの高さ3cm (冷却速度-32.5℃/分) で5分間冷却して液体窒素に浸漬する方法が適していた。これらの条件で凍結した精子は, 凍結前の精子に比べて85.0%の運動精子比を示した。人工受精試験では, 精液量20μlで10gの卵量に対して媒精した場合, 凍結精子は80%以上の受精率を示し, 新鮮精液に匹敵するふ化率を示した。
  • 難波 亜紀, 廣瀬 一美
    2005 年 53 巻 4 号 p. 413-417
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    水溶性テトラゾリウム塩 (WST-1) を用いて, 魚類の条件性病原細菌であるAeromonas hydrophilaおよびA.veyoniiの簡易的な粘液付着性測定法を検討した。96穴プレートにコイ腸管から抽出した粘液物質を4℃で一晩固相化した後, 細菌浮遊液を加え25℃で1時間培養した。洗浄後, WST-1を加え1時間インキュベートし吸光度 (450nm) を測定した結果, ギムザ染色による直接計数法と高い相関性が認められた。本測定法は手順が簡易であり, 直接計数法と比較して誤差も少ないことから, 多検体を対象とした細菌の粘液付着性測定法として有効であると考えられた。
  • 桐山 隆哉, 藤井 明彦, 藤田 雄二
    2005 年 53 巻 4 号 p. 419-423
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    ヒジキの生育不良現象が魚類の摂食によると推察されている長崎県下の12箇所で2004年11月に調査を行い, 内ヒジキが採集できた11カ所で藻体に残された痕跡から原因魚種の推定を試みた。採集したほとんどの個体は葉や主枝が上部から切断されて短く, 生長阻害がみられた。切断された個体の49~83%に魚の摂食痕が認められ, これらの切断は魚の摂食によるものと考えられた。摂食により切断されたヒジキの割合を魚種別にみると, アイゴが89%, ノトイスズミが9%, 両種が2%であった。長崎県下の生育不良現象は主にアイゴによって引き起こされ, 次いでノトイスズミの影響が大きいと考えられた。潮間帯から漸深帯上部でも多くの海藻に魚類の摂食による生長阻害と低密度化が観察された。
  • 土井 敏男
    2005 年 53 巻 4 号 p. 425-431
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    飼育下におけるケツギョSiniperca chuatsi仔稚魚の, 消化器官の形態的, 組織学的発達と消化酵素活性を調べた。摂餌開始直前の卵黄仔魚 (全長約5.5mm) は, 大きな口, 顎歯, 咽頭歯, 胃盲嚢とともに仔魚型消化器官を形成した。また, この段階の仔魚は, トリプシン様酵素活性とやや低いペプシン様酵素活性を示した。上屈期仔魚 (全長約7-8mm) は, 他種の仔魚を捕食し始め, 胃盲嚢は餌により拡張した。全長約10mm上屈期仔魚には, トリプシン様酵素より高いペプシン様酵素活性を示し, 胃腺があらわれた。全長約12mmの上屈後期仔魚は, 幽門垂を含む成魚型消化器官を備える。その後, 変態した稚魚 (全長約20mm以上) は, 胃腺と幽門垂の数を増やすとともに, 口, 消化器官の大きさ, 消化酵素活性をそれぞれ, さらに増大させた。ケツギョ仔稚魚の初期からの魚食性への適応は, 仔魚期前半 (全長約10mm以下) では口腔や胃盲嚢の量的発達により, 仔魚期後半 (全長約12mm以上) では引き続いて起こる量的発達とともに, 胃腺や幽門垂を備えた成魚型消化器官の形成による機能的発達によると考えられる。
  • 八木 秀志, 松岡 学, 山本 賢治, 神内 雅史, 細川 秀毅
    2005 年 53 巻 4 号 p. 433-438
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    ホシガレイの実用飼料に適したDPおよびDEの含量を調べるために, 魚粉, 肝油および澱粉の配合量を調整して, DP含量を41, 46および56%とし, 各DPレベルでDE含量を3段階 (360, 400および440kcal/100g) に変化させ, DP/DE比を98-150mg/kcalとした9種類の飼料を調製した。平均体重50.0gのホシガレイに, 各飼料を一定の給餌率で与えて60日間水槽飼育し, その成長, 飼料効率および体成分を調べた。その結果, 増重量は飼料DPの増加とともに高くなる傾向にあった。また, 飼料DEの減少とともに高くなり, DPおよびDEがそれぞれ56%および360kcal/100gレベルの飼料7 (56.7%DP, 379kcalDE/100g) 区で最大となった。飼料効率, タンパク質効率, エネルギー効率および栄養素蓄積率にも増重率と類似した区間差が認められた。全飼料区の血液性状には明らかな差異はみられなかったが, 41%DP区では血清タンパク質, トリグリセリドおよびコレステロール濃度が飼料DEの増加とともに低下し, 45および56%DP区では体脂肪含量が飼料DEの増加につれて高くなった。以上の結果より, ホシガレイでは飼料DEの増加によるタンパク質の節約効果はみられないことが明らかになった。また, その実用飼料における至適DPおよびDEの含量はそれぞれ56.7%および379kca1/100gであり, このときのDP/DE比は150mg/kcalとなることが分かった。
  • 浜野 龍夫, 井手口 佳子, 中田 和義
    2005 年 53 巻 4 号 p. 439-446
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    両側回遊性エビ類が棲息する山口県西田川において, 河川淡水域で幼生の流下を, 河口とその周辺でプランクトンネットを用いて幼生の分布を, 河口の感潮域で藻状人工基質を使って稚エビの加入をそれぞれ調査した。西田川では, 2科4種の両側回遊性エビ類のゾエアが日没直後の短時間に集中して流下しており, これらは全て第1期ゾエアであった。1998年には, 本河川から約600万個体の幼生が流出したと推計された。しかし, 河口付近では, 幼生はほとんど採集されなかった。一方, 感潮域では, 棲息種以外の稚エビの加入が確認された。以上のことより, 両側回遊性エビ類は外海を通して広域に分散し, 遠方の河川に遡上する個体もあることが推察された。
  • 山元 憲一, 半田 岳志, 西岡 晃
    2005 年 53 巻 4 号 p. 447-453
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/12/10
    ジャーナル フリー
    リシケタイラギの「立ち枯れ」の原因を生理的な面から推測するために, 体を砂から大きく出している貝 (立ち上がった個体) を用いて, 換水量を連続記録する方法で酸素飽和と低酸素のもとで換水量を調べ, 同時に軟体部の観察を行った。鰓は, 立ち上がった個体では, 肉眼的に見て全体の30%以上が損傷していた。
    しかも, 換水量は正常個体の577ml/min/kgから鰓の損傷が90~95%の38ml/min/kgへ割合が増すほど減少し, 低酸素下での増加率も正常個体での5.2倍から90~95%の1.1倍へと減少した。これらのことから, 鰓が30%以上損傷すると酸素摂取に必要な水量の換水が出来ず, 入水口を大きく開いて入水の抵抗を小さくしてより多くの水量を換水するために体を海底から出すと推測した。
  • 2005 年 53 巻 4 号 p. 455-480
    発行日: 2005/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
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