ミジンコを高密度で培養するため, 通気による個体への物理的ダメージを避け, 本種の遊泳速度 (約3cm/s) 以下の流速で, かつDOを十分供給するため, 二重, 三重, 四重パイプの通気装置を試作した。28℃下でクロレラを給餌し, 培養を3日間行い, 0.5m
3水槽では, 三重, 四重パイプの通気装置で湿重量2, 8509 (28.5個体/
ml) と2, 900g (29.0個体/
ml) , 1.0m
3水槽では四重の装置で7, 650g (38.2個体/
ml) の収穫が得られ, ミジンコの高密度大量培養に成功した。
抄録全体を表示