イシナマコとハネジナマコの受精卵を各々3,521,600個,1,760,000個得て,0.2-0.5 個/
ml の密度で飼育を行い,受精卵,幼生,稚ナマコの成長について観察した。ドリオラリア幼生以降の幼生が50%を占めるまでを浮遊期の飼育,それ以後を着底期の飼育と分離し,浮遊期の餌料として
C. gracilis を,着底後の餌料として付着珪藻を給餌した。イシナマコの浮遊期の飼育期間は44-51日で,ハネジナマコの浮遊期の飼育期間は18-25日であった。イシナマコの着底後の飼育では116-187日間飼育した後,合計10,392個体(約20 mm)の稚ナマコが得られた。ハネジナマコの着底後の飼育では92-156日間飼育した後,合計7,118個体(約20 mm)の稚ナマコが得られた。
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