アレルギー
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13 巻, 8 号
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  • 原稿種別: 目次
    1964 年 13 巻 8 号 p. 799-803
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1964 年 13 巻 8 号 p. Misc9-
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1964 年 13 巻 8 号 p. App5-
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 須貝 哲郎
    原稿種別: 本文
    1964 年 13 巻 8 号 p. 535-542,579
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    皮疹磨砕液と患者血清との間のPCA反応は皮膚疾患における自家感作性を証明するのに有用な手段であると思われる.実験計画法に基ずく遷延性PCA反応の標準法を確立し, 二重盲目試験によって乾癬患者及びそれと無関係な他の皮膚疾患々者各13名についてえた成績をそれぞれ要因分析法で評価し, その総合結果を x^2 テストで比較したが, 両者間に有意の差を認めなかった.遷延性PCA反応が真の抗原抗体反応であると考えられない.しかし即時性PCA反応ではSLE及び落屑状皮膚炎患者の陽性率が乾癬患者群より有意に高いことが見出された.更に6例の落屑状皮膚炎患者中1例はその血清と健常皮膚との間で強いPCA反応を示した(皮疹対血清は陰性), この結果は本症例に自己免疫状態の存在することを示唆するものと思われる.落屑状皮膚炎が皮膚の自己免疫病であるという可能性が考察された.0-6を投入, 室温に放置後24時間では本胆汁は沈降反応陽性を示した.5.ウサギの門脈より大腸菌を注入すると, 胆道閉塞ウサギ群に於ては, 正常ウサギ群と異り, 大腸菌が著しく増殖すると共に, 本胆汁は大腸菌免疫ウサギ血清と沈降反応陽性を示した.6.大腸菌は, 胆汁酸 Desoxychol 酸及び glycodesoxychol 酸及びの高濃度下に於ては, 細胞壁の融解, 或は細胞膜の崩壊を来たし, 原形質が次第に逸脱し遂に菌体成分が完全に脱出する像が電子顕微鏡により確認された.7.Schultz-Dale の法により大腸菌経口投与モルモット中高い凝集価を示した摘出胆のうには, 大腸菌体成分によってアナフィラキシーの発来性を示す成績が得られたが, 大腸菌免疫ウサギ血清被働性感作モルモットの摘出胆のうについて検討した結果, 顕著な収縮反応が認められると共に, 同抗原の再添加による脱感作現象も明かに確認された.以上は胆のうの大腸菌体成分を抗原抗体系とするアナフィラギシー乃至アレルギー反応の発来性を示唆するものと思う.
  • 畔柳 武雄, 栗栖 明, 杉山 始, 斉藤 昌信
    原稿種別: 本文
    1964 年 13 巻 8 号 p. 543-550,579
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ラットをレ線で 800γ全身照射し, 照射後6時間内に, 予めラット肝 Homogenate で感作しておいたウサギの骨髄細胞乃至脾細胞を移植した(移植細胞数10^8).移植後ラットはアレルギー性肝病変を示すが, かゝるラットの血清中には, ラット肝 Homogenate の上清と反応する沈降抗体が, 1〜4週間に亘って証明される.また移植ラットの血清を分画し Globulin 分画を1^<131>で標識し, これを正常ラットに静注すると, このI^<131>標識 Globulin は特異的に肝に局在する.即ち移植ラット血清中には Localizing Antibody が証明される.上述の沈降抗体及び Localizing Antibodyは移植されたウサギ骨髄細胞乃至脾細胞によって産生されたものである.異種抗肝抗体を1回静注した場合は, その中に含まれる沈降抗体は比較的長く, 血清中に残存するが Localizing Antibody は短時間のうちに血清中より Clear され肝に局在する.これに反し異種抗肝感作細胞の移植の場合は, 抗肝沈降抗体もまた Localizing Antibody も血清中に証明しうることが判明した.また移植ラット肝より EluateをI^<131> で標識し, これを正常ラットに静注すると, 肝に特異的に局在した.即ち移植ラット肝は Localizing Antibody で感作されていることが判明した.
  • 高橋 良
    原稿種別: 本文
    1964 年 13 巻 8 号 p. 551-554,580
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    蛔虫アレルギーにおける血中抗体について, 黒梅は Boyden のタンニン酸処理赤血球凝集反応を応用して体腔液感作タンニン酸処理赤血球凝集反応を考案し, 本法を用いて動物の実験的蛔虫症のみならず, ヒトの蛔虫寄生について血中抗体の証明に成功した.その後, 著者は本法を小腸蛔虫症および胃, 十二指腸蛔虫症の臨床に応用して, 興味ある結果を得て報告した.今回は, BDB (Bis-diazotized Benzidine) 反応を用いて血中蛔虫抗体の検索を行なった.BDB反応は1942年, Campbell, Pressman, Pauling によって初めて考按され, 1955年 Stavisky によって改良された.BDB反応の術式は次の通りである.まず, BDB原液, 第I液第II液をつくる.第I液:亜硝酸ソーダ 0.175gを 5 ml の蒸溜水に溶解する.第II液: 0.2N塩酸45 ml に0.23gのベンチジンを溶解する.次に第II液を振盪しつつ第I液を滴下し, 約30分間時々振盪した.淡黄色のBDB原液が得られたら, pH7.3の燐酸緩衛液にて15倍稀釈し, 0℃に保った.感作方法としては 100倍体腔液 3.0ml と50% ウサギ赤血球浮遊液 (pH7.3) 0.2mlを混じた後, BDBの稀釈溶液 0.5ml を加え, 室温に10分間放置し, その後なるべく0℃に保つようにして, 1.500回転3分間遠心した.遠心
  • 高橋 良
    原稿種別: 本文
    1964 年 13 巻 8 号 p. 555-558,581
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    従来, 蛔虫症の治療としては専ら駆虫のみが行われて来た.しかし, 駆虫は元来蛔虫寄生の治療であって, これを蛔虫症の治療にも行なってきた感がある.さて, 蛔虫症の発症機転がアレルギーなりとする我が教室の立場から, 我が教室では蛔虫症の治療, 即ち腹痛の速かな除去を目的として次の研究が行われて来た.即ち, 松村教授は井上とともに胃, 十二指腸蛔虫症に対して抗ヒスタミン剤が有効であることを報告し, 松本は胃蛔虫症の心窩痛発作時に胃運動曲線を描写し, 抗ヒスタミン剤を注射したところ, 胃の〓縮が除去せられると同時に, 疼痛が消失したと述べている.また, 胃蛔虫症類似症状惹起においても抗ヒスタミン剤が有効であったことを認めている.松村教授は, 小腸蛔虫症に対しては抗ヒスタミン剤の他交感神経興奮剤たるアドレナリンが有効であることを認めている.細谷は, Schultz-Dae 術式を用いて, 蛔虫体腔液により腸管を収縮せしめた後に, 各種薬剤を作用させた結果, ベナドリール, アドレナリン, エフェドリンおよびアトロピンがこの腸管の収縮を緩解させると報告している.また, 田所は, 実験的に胃蛔虫症類似症状を惹起せしめたモルモットに, 抗ヒスタミン剤, ファイナリン, アトロピンを作用させると〓縮および蠕動亢進を明らかに消失せしめ
  • 代田 明郎, 富田 一男, 飯田 安彦, 遠藤 昌夫, 松永 睦郎, 恩田 昌彦, 柳沢 公則, 服部 博之
    原稿種別: 本文
    1964 年 13 巻 8 号 p. 559-578,581-58
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    From the point of allergy, the authors studied on the production of cholelithiasis and cholecy-stitis and the results obtained were as follows: 1. By agglutination reaction with the antigen of E. coli (O-6) isolated from human faeces and the normal human serum, it was found that the aggulutin in titer was so low in the infant and the titer rising up rapidly with the age to 10 years old. Thereafter the titer is coming close gradually to that of the adult. These facts suggest that tha natural sensitization by E. coli exists in the human being and it may be strengthened gradually with the age. 2. Natural sensitization by E. coli was also found in the normal rabbit and it was also observed that the natural sensitization was enphasized by the oral administration of E. coli. 3. The disturbance of the liber may produce dysbacteria of the intestinal flora and the dysbacterial condition of the intestinal flora and the disturbance of the liber-function may emphasize the natural sensitization by oral administration of E. Coli and moreover it may be an important factor in the appearance of orally administered E. Coli in the bile. 4. The bile of gastro-ulcer showihg no precipitation reaction with anti-E. Coli rabbit serum was mixed with E. Coli (O-6) and after 24 hours' incubation at room temperature the bile showed positive reaction with anti-E. Coli rabbit serum. 5. The remarkable growth of E. Coli was found in the group of rabbits blocked the bile-duct injected E. Coli via bile-duct, however no growth of bacilli was observed in the normal rabbits; moreover, the bile in the former cases showed positive reaction with anti-E. Coli rabbit serum. 6. Electromicroscopic findings show that the breaking or dissolution of cell wall or cell membrane and the prolapse of the protoplasma of E. Coli at the high concentration of Desoxycholic acid or glycodesoxycholic acid. 6. The gall-bladder isolated from the guinea pig administered orally E. Coli and showing high aggulutinin titer showed anaphylactic reaction by Schultz-Dale technique. Anaphylactic reaction of the isolated gallbladder in the guinea pig sensitized with anti-E. Coli rabbit was alse demonstrated and also the desensitization phenomenon was clearly demonstrated with the addition of the same antigen. These results suggest that allergic or anaphylactic reaction in the gall-bladder with antigen-antibody system of the components of E. Coli might be existed.
  • 原稿種別: 文献目録等
    1964 年 13 巻 8 号 p. 579-582
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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