アレルギー
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20 巻, 1 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 20 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 20 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1971 年 20 巻 1 号 p. Misc1-
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 20 巻 1 号 p. App1-
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 名取 孝
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 1 号 p. 1-9,86
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    北海道大学医学部第1病理学講座 数系統の近交系ラットを用いadjuvant病の基本的病態像を追求すると共に, その発症病理解析を目的として種々の検索, とくに免疫生物学的研究を行ない2, 3の知見を得たので報告した.1)ラット系統差によって発症率に差はなく平均70%のラットに発症した.2)皮内接種に特異的に高率に発症した.3)結核症の血清反応は3反応とも陰性.RA反応陰性.4)病理組織学的には特異肉芽腫性増殖炎が主体であり, 関節には骨芽細胞の新生がみられた.5)Thymectomyした動物は1ヵ月, 3ヶ月後adjuvant接種したもので発症抑制効果があった.ALS1回腹腔内注射後2週間目までにadjuvant接種すると発症抑制効果が認められた.Thymectomyした動物にALS, 放射線照射を併用すると1日後のadjuvant接種でも発症抑制効果があった.以上の結果はこの疾患が遅延型過接敏症のプロセスで発症することを強く示唆するが, 著者はなお直線的なアレルギー論は早計と考え, 宿主反応の解析についての考察を加えた.
  • 北村 潔
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 1 号 p. 10-23,86-87
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ネフロトキシン有効抗原は, 腎のみならず, 肺, 大動脈その他の全身諸臓器にも広く分布しており, 腎の場合と同様, トリプシン消化により水溶性の形で取り出し得るものであることが知られている.これら諸臓器のうち, 腎・肺についで強い抗原活性をもつ大動脈組織を用いて, その中に含まれるネフロトキシン有効抗原活性について, 酵素消化, Sephadex Xゲル濾過法, ゾーン電気泳動法, 蛍光抗体法などにより検討し, 以下の知見を得た.1) ラット大動脈を4種の酵素により消化して超遠心上清サンプルを作製し, おのおののもつネフロトキシン有効抗原活性を比較した.その結果, 抗原活性の強さは, コラゲナーゼ消化>トプリシン消化>エラスターゼ消化>プロナーゼ消化の順となった.2) 酵素消化, Sephadexゲル濾過法, ゾーン電気泳動法などによる検討の結果, この有効抗原物質は, 腎の場合と同じく, glycoproteinの組成をもつことを明らかにした.3) 蛍光投体法による検討の結果, ネフロトキシン有効抗原物質は, 大動脈においては, 中膜に, おそらく細胞間物質の形で存在することを明らかにした.
  • 入枝 幸三郎
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 1 号 p. 24-30,87
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アレルギー性気管支炎(喘息前段階, ア気と略)の病態解明のため, 換気および気道のメサコリン反応性を検討した.第1編で, 正常値予測式を体表面積を基にして算出した.対象は5〜15才の健康小児計76名(男女各38名)で, 9lベネジクト型呼吸計を用い, 肺活量, 吸気予備量, 深吸気量, 呼気予備量, 1秒量, 1秒率, 分時最大換気量につき求めた.第2編でア気, 喘息児, 健康児に2.5%のメサコリン吸入を1ないし4回行い, 次の結果を得た.(幼少児にはwrightのpeak flow meterを用いた.) 1) 1秒量減少率(かっこ内はPFM減少率)は健康児は全例19%(10%)以下であり, 喘息児は20%(12.5%)以上で有意差がある.2) 気道反応は, ア気は喘息と正常の中間型が多い.3) ア気の型別では, II型がIII型より反応性が高い.4) ア気は有症状時にも1秒率, %1秒量がほぼ正常であるのに, 喘息では無症状時でも低下を示すものが多く, この点が鑑別になり得ると考えられる.5) アレルギー素因(アレルギー歴および鼻汁, 喀痰好酸球増多症)はア気のメサコリン反応陽性群が陰性群より関係が深い.6) 幼少児でもPFMに依り, 気道反応性が検査可能.
  • 入枝 幸三郎
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 1 号 p. 31-38,87
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 宮本 昭正, 降矢 和夫, 水野 勝之
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 1 号 p. 39-46,87-88
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    花粉症と関係のある花粉間の共通抗原の存在を, 皮内反応閾値の相関, PK反応を利用する中和試験, ゲル内沈降反応により検討した.用いた抗原は, 11種の木の花粉, 5種のイネ科の花粉, 16種の雑草などの花粉であるが, 検討の結果次のような結論が得られた.1) 木の花粉相互間には, ある程度の共通抗原が存在している.しかし, 木の花粉のうちとくに重要と思われるスギの花粉抗原とほぼ完全に近い共通抗原を有するものはみられなかった.2) スギとマツとはかなり異なった抗原を有している.3) イネ科の花粉相互間には, おしなべて共通抗原が存在している.4) ブタクサ属(ブタクサ, クワモドキ), ヨモギ属(ヨモギ, エゾヨモギ, クソニンジン)では, それぞれ高い共通抗原が存在している.5) 花粉症の病因として重要なブタクサ属ヨモギ属, カナムグラ間には, 共通抗原が存在していても, それ程近縁の共通抗原とは考え難く, それぞれ独立した抗原性を有すると考えた方が臨床的には妥当であると考えられる.6) スギとブタクサ間には, 強くはないが共通抗原が存在している.7) 花粉相互間に高い共通抗原が存在していても, それぞれ特異的な抗原もかね有していると考えられる.
  • 小泉 一弘
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 1 号 p. 47-52,88
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    慢性関節リウマチ患者の遅延型抗体産性能を調べる目的でDNCB塗布試験を行った.慢性関節リウマチ(RA)患者29例について, 脊髄損傷による下半身マヒ患者でアレルギー疾患およびリウマチ性疾患の既往のないもの18例を対照群として, 1%DNCBアセトン溶液を前腕屈伸皮膚に塗布感作し, 3週後, 0.1%および0.01%溶液を用いて遅延型反応を誘発した.RA群83%, 対照群50%が遅延型反応陽性であった.Primary irritant reactionも, RA群に強く認められた.RA群の大部分にflare-up phenomenonが観察され, これは遅延型感作の成立とほゞ一致した.RA群において, DNCBに対する皮膚過敏性とともに.遅延型抗体産生能の亢進が示唆された.
  • 小泉 一弘
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 1 号 p. 53-64,88-89
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    DNBSO_3などのsimple chemicalsを用いて動物感作実験を行い, simple chemicals allergyにおけるcarrier proteinの意義を検討した.Picryl chloride, DNBSO_3を用いたウサギ感作実験では, carrier proteinはautoserumでよいことが認められた.抗DNBSO_3ウサギ血清によって受動感作されたモルモットに各種elicitorを用いて皮膚反応を行うと, DNBSO_3と各種血清を生理的条件下で混合しても遊離のDNBSO_3を除去すれば抗原性が認められた.この抗原性は薬剤過敏症, 正常人, ウサギ, モルモット各血清の間で有意差を示さなかった.しかし一部の薬剤過敏症患者血清との混合物で強い抗原性を示すものがあった.強い抗原性を示したDNBSO_3血清混合物をSephadexG-200で分画すると, DNP化を示す黄色をもっとも強く呈したアルブミン分画に強い抗原性は認められず, DNP化の少ない他の分画に抗原性が存在することが推測された.
  • 谷本 潔昭
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 1 号 p. 65-73,89-90
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    東京大学医学部内科物理療法学教室 遅延型アレルギーと補体との関係について, 結核感作モルモットを脱感作して, その前後の血中補体価の変動を測定した結果については, 以前に報告したが, その中で血中補体価の変動は, 遅延型アレルギーに平行するというよりはむしろ, 流血抗体の変動に随伴した現象として観察された.今回, 著者はより直接的に遅延型アレルギーと補体との関係をみるために, 結核感作モルモットにdecomplementationを施して, ツベルクリン反応におよぼす影響をみたのでその結果を報告する.1. Systemic decomplementationのツベルクリン反応に及ぼす影響.強力な補体結合能力を有するヒト変性ガンマグロブリンおよび補体第3成分(C3)を阻害するコブラ毒を用いてdecomplementationを行ない, 50%から最高95%前後まで血中補体価は減少したにもかかわらず, ツベルクリン反応にはその影響が見られなかった.2. Local decomplementationのツベルクリン反応に及ぼす影響.補体第5成分(C5)を阻害するCu-Chlocophyllin, 補体第3成分(C3)を阻害するphlocodin, コブラ毒を用いて, モルモットの背部に各材料をリング状に注射してdecomplementationを行ない, 長時間にわたって補体の作用をブロックし, 中心部において, ツベルクリン反応ならびにPCAを行なった.結果は用いた材料の抗補体作用の力価に相応して, PCAは減弱化の傾向がみとめられたが, ツベルクリン反応は影響が認められなかった.結論として, 血中補体価を低下させるために, systemic decomplementation組織中の補体の作用をブロックするために, local decomplementationを行なったが, いずれの場合にも, ツベルクリン反応は影響を受けることがなく, 遅延型アレルギーにおける補体の積極的な関与は証明することができなかった.
  • 谷本 潔昭
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 1 号 p. 74-85,90-91
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    結核感作動物より得られた, ツベルクリンアレルギーの受身伝達可能な細胞を用いて, 補体との関係を調べた.1. コブラ毒によりdecomplementされたモルモットの, 受身伝達されたツベルクリン反応の観察.結核感作モルモットにBCGでchallengeして, 脾細胞を集め, 無処置モルモットに静注するとともにツベルクリン反応を行ない, 受身伝達を確認した.この場合に, recipientをコブラ毒を注射してdecomplementした群と, しない群に分けて検討したが, 両群の間に伝達されたツベルクリン反応には差がなかった.2. 細胞性抗体と補体との関係について結核感作モルモット流パラを注射して, 腹腔滲出細胞を集め, その細胞に抗原と補体を加えてIAの観察を行ない, また, その細胞自身の附着する補体第1成分(C1)の測定および細胞破砕液のCH50, CIA50, C1, C4, C2, C3の測定を行なった.対照群には未感作動物から得た細胞を用いた.結果は, IAは受身伝達能力を持つ細胞はも, 対照の細胞にもみられない.Bound C1には両者の間に差がなく, また, ブイヨンを用いて集めた好中球を中心とする細胞との間にも差がない.また, 細胞破砕液の補体活性(CH50, CIA50, C1, C4, C3において)を検出できなかった.これらの結果から, 細胞性抗体は直接補体との関係がないものと推測された.以上第1報・第2報を通じて, 種々の実験を試みて, 遅延型アレルギーと補体との関係の解明を試みたが, 遅延型アレルギーに補体が直接関与するという証拠は得られず, 遅延型アレルギーにおける補体の役割は, 全くないか, あるいは, あるとしてもきわめて軽微なものと結論された.
  • 原稿種別: 文献目録等
    1971 年 20 巻 1 号 p. 86-91
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 20 巻 1 号 p. 92-
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 20 巻 1 号 p. App2-
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 20 巻 1 号 p. Cover3-
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 20 巻 1 号 p. Cover4-
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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