アレルギー
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20 巻, 10 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 20 巻 10 号 p. Cover5-
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 20 巻 10 号 p. Cover6-
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1971 年 20 巻 10 号 p. Misc2-
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 法島 義男, 田中 美津代, 守屋 寛, 森脇 千秋
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 10 号 p. 755-762,817
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Bradykinin, kallidinを不活性化するポテト中に見い出した.この酵素はポテトg当たり, 0.5-0.9 kininase単位含まれ, 他の食用イモ類(8種)では, たとえばサツマイモ, サトイモ, トロロイモではおのおのg当たり, 0.6-2.1, 0.2-0.3, 0.1-0.2 kininase単位含まれていた.ポテトのbradykinin不活性化酵素(BIEP)は熱に不安定であった.ポテト・ジュースより, 硫安塩析(40-75%飽和), Sephadex G-100およびG-150ゲル濾過によりBIEPは200倍精製された.精製BIEP, bromelain, ficin, papainのbradykinin, kallidinへのkininase活性を比較した結果, papainが最も強い活性を示した.ポテト中には数種のプロテナーゼ阻害物質が存在しており, 個々に報告されているが, これらの阻害物質の相互関係はまだ判然としていない.それ故, ポテト・ジュースのSephadex G-100ゲル濾過よりえた結果により, BIEPとtrypsin-, chymotrypsin-, kallikrein-阻害物質などとの相互関係を比較検討した.
  • 法島 義男, 田中 美津代, 守屋 寛, 森脇 千秋
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 10 号 p. 763-769,817
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ポテト中のbradykinin不活性酵素(BIEP)の性質を検討した.BIEPの至適pHは7.0であった.Sephadex G-100, G-150ゲル濾過による測定より, その分子量は70,000であった.Ampholine等電点分画法により等電点はpH4.7と推定された.BIEPは酸性処理に対して不安定であった.それゆえ等電点分画後の活性収率の低い原因の1つとしてこの不安定性が考えられた.Co^<++>は等電点分画後のBIEPの活性を数倍賦活化した.BIEPのbradykininに対するMichaelis定数は1.0×10^<-6>Mであった.キレート試薬, SHおよびSH基保護試薬, 金属イオン(Zn^<++>, Ni^<++>)やプロテナーゼ阻害物質によりBIEPは阻害された.BIEPは金属酵素と考えられ, 各種の阻害物質への態度やその他の性質において, BIEPはヒト血漿中のキニン不活性化酵素であるcarboxypeptidase Nと類似した点をもっていた.
  • 高崎 康弘
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 10 号 p. 770-778,818
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    高抗原性の酵母cytochrome сをchymotrypsinで消化し, 段階的にpeptide鎖を切断して低分子性のdigested cytochrome сを作り, それ自体では感作原性は持たないが, 脱感作性は有する化合物を得ることにより, アレルギー反応抑制の可能性をモルモットを試験動物として, in vitro, in vivoの脱感作処置により, 有望な以下の成績を得た.1) Digested cytochrome сの感作原性は, 消化2時間以内では残存し, 3時間以後では著明に減少し, 15時間以後では完全に消失した.2) In vitro, in vivoにおける脱感作実験では, intact cytochrome с感作モルを使用し, digested cytochrome сによる脱感作能力を検じた結果, in vitroのSchultz-Dale反応およびin vivoのアナフィラキシー反応によっても, 3時間および9時間のdigested cytochrome сで脱感作が成立し, 脱感作後のintact cytochrome с惹起でアナフィラキシー阻止効果を示した.3) 3時間および9時間のdigested cytochrome сを I^<131>標識growth hormoneおよびinsulinを示標とし, Sephadex G-50にてcolumn chromatographyにかけると, その主分画は分子量25,000以上の未消化混入cytochrome с分画と分子量6,000前後の消化途上のdigested cytochrome с分画と推定され, これら分画抗原によっても, undigested cytochrome сによるアナフィラキシーを阻止し得た.分解低分子化により, 高分子cytochrome сによる感作状態を脱感作し得る化合物の得られたことは確かと考える.
  • 伊藤 和彦, 服部 治郎次, 水谷 宣美, 岩倉 盈, 伊藤 清隆, 杉浦 義徳, 千田 嘉博, 小倉 幸夫
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 10 号 p. 779-789,818
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Disodium cromoglicate(DC)の気管支喘息に対する効果を検討する目的で, われわれの設定せる重症度判定規準による評点, 医師および患者の判定を用いて, DCとplaceboとを二重盲検法により比較検討した.対象は中等症以上の合併症の無い気管支喘息例45例を対象とした.投与方法は2週間の予備観察期間は練習用カプセルを吸入させ, その後4週間宛2期間にわたって1日4回, 1回1カプセル宛spinhalerを以って吸入した.検定方法は, 重症度の評点にはWilcoxon二群比較検定を用い, 医師判定, 患者印象では積累法で分散分析を行なった.薬効判定には各期間それぞれの後半2週間の改善程度をもって比較した.1. 10例が服薬不じゅうぶん, 来院中止等で脱落したが, 肺炎および不快症状で中止したおのおのの1例はplacebo期間であった.2. 両側を合わせた全経過では前期間で改善され, 後期間ではわずかに悪化した.薬剤別ではDCは前後ともに改善したが, placeboでは前期改善, 後期悪化がみられた.3. 後期間では, その評点がDCで-2.4と改善, placeboで+1.9と悪化, 明らかな差が認められた.医師判定, 患者判定でも, DCはplaceboに勝る.ステロイド量でもDCでは減少し, placebo投与では増加した.
  • 小林 節雄, 笛木 隆三, 近藤 忠徳, 倉持 玄伯, 山田 衛, 小林 敏男, 中沢 次夫, 根本 俊和, 豊田 武久, 本間 誠一, 箕 ...
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 10 号 p. 790-797,819
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アレルギー性呼吸器疾患を, その免疫学的側面からCoombsの提案しているアレルギーの型に分類してみた.用いた方法は皮膚反応(Prausnitz-Kustner反応を含む), 吸入誘発, 沈降反応, タンニン酸処理赤血球凝集反応, モルモットを用いたPCA反応, 免疫粘着赤血球凝集反応などで種々の吸入性アレルギー性喘息や気管支炎について調査した.そして次の結果をえた.1. レアギンを中心とする第1型アレルギーは気管支喘息, ことにアトピー型喘息に認めた.2. 自己アレルギーとしての第II型アレルギーは抗肺抗surfactant抗体の存在を気管支喘息患者のある者に認めたが, その意義については現在のところ不明である.3. アルサス型のIII型アレルギーは, われわれの成績では気管支炎の原因として重要なものと考えられた.明らかなIII型アレルギーのみによる喘息や, またアレルギー性肺炎については現在までのところ確認しえた例はない.4. I+IIIの型のアレルギーは喘息のある種の場合(例, コンニャク喘息)に重要なアレルギーであることを知りえた.5. 遅延型アレルギーの第IV型アレルギーについては, セメント喘息例で確かめえた.
  • 峯 靖弘
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 10 号 p. 798-808,819-82
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    1. Cefazolinをタンパクと結合させて動物を免疫すると, 赤血球凝集反応, 沈降反応, PCA反応でcefazolin特異抗体を証明した.2. Cefazolinは, benzylpenicillinおよびcephaloridineとの交差性が弱い.一方benzylpenicillinとcephaloridineとの間には強い交差性が認められた.3. 抗benzylpenicilloy1抗体のIgMは, ペニシリンおよびセファロスポリのアシル側鎖に対する反応性が強く, IgGは全分子に対する反応性が強い.4. 抗benzylpenicilloy1抗体に対するペニシリンおよびセファロポリン抗生物質の交差性は, そのアシル側鎖の構造に依存する.5. 試験管内クームス反応の強さは, cephalothin > benzylpenicillin > cephaloridine > cefazolinの順であった.6. 試験管内クームス陽性化は, 抗生物質によって損傷をうけた赤血球膜に直接グロブリンが結合するか, もしくは, 損傷をうけた赤血球膜に結合した抗生物質を介して間接的にグロブリンが結合するためと考えられる.7. クームス陽性の強さは, その抗生物質の直接赤血球溶血作用の強さと相関性がある.
  • 奥村 岱造
    原稿種別: 本文
    1971 年 20 巻 10 号 p. 809-816,820
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ヒトとモルモットに関して, 結核菌に対する血清抗体の母から子への移行を, Middlebrook and Dubosの方法を用いてしらべた.その結果, 子(仔)における凝集, 溶血抗体はすべて, 母から由来したものであり, その主体は7S抗体に属するものであり, 19S抗体の移行は認められなかった.そして移行した結核菌に対する7S抗体の量は, 母のツベルクリン皮内反応の強さと相関が認められた.またモルモット子において, 結核菌に対する7S抗体の消長をしらべると, 凝集, 溶血抗体のいずれも, 数週のうちにすみやかに減ずることがわかった.
  • 原稿種別: 文献目録等
    1971 年 20 巻 10 号 p. 817-820
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1971 年 20 巻 10 号 p. App3-
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 20 巻 10 号 p. Cover7-
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1971 年 20 巻 10 号 p. Cover8-
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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