アレルギー
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23 巻, 11 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 23 巻 11 号 p. Cover9-
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 23 巻 11 号 p. Cover10-
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1974 年 23 巻 11 号 p. Misc3-
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 水谷 明, 佐竹 辰夫, 高木 健三, 岩倉 盈, 池田 信男, 内海 真, 間瀬 美知子
    原稿種別: 本文
    1974 年 23 巻 11 号 p. 715-725,775
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息者54例を対象に, 発作緩解期および発作期の心電図変化, ことにその右室肥大所見を比較検討した.1) 前額面P平均電気軸+90°以上の右軸偏位を示した症例は, 緩解期に16.6%であったが発作期には25.9%あった.また, QRS 平均電気軸+110°以上の症例については, 緩解期にはわずか1.9%にみられたのみであったが発作期には12.9%に認められた.2) Sokolow and Lyon の右室肥大基準13項目のうち, 12項目にわたって発作期にその陽性率が増加しており, また, WHO の診断基準による右室肥大所見を示した症例も, 緩解期には9.3%であったが発作期には25.9%に増加していた.3) 緩解期に比し発作期には血液ガス所見の悪化する症例が増加しており, 前額面P平均電気軸ならびに QRS 平均電気軸の右軸偏位, 右室肥大所見を示す症例は, その悪化例に多くみられた.以上の成績より, 喘息発作時には個々の症例について動脈血ガスの分析と心電図の測定を施行し, その所見にもとづいて急性右心不全に対する方策を確立すべきであると結論した.
  • 赤坂 喜三郎, 浜田 朝夫, 石崎 達, 城 智彦, 小林 節雄, 松原 恒雄, 光井 庄太郎, 西本 幸男, 奥田 稔, 信太 隆夫
    原稿種別: 本文
    1974 年 23 巻 11 号 p. 726-730,775-77
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    職業アレルギー研究会を構成する10施設において取扱った職業喘息患者80名に対する disodium cromoglycate (Intal) の治療効果を集計し, 検討した.対象職業抗原は米杉, ホヤ, コンニャク, その他である.一般成人の喘息患者を対照とした.この薬剤の効果は, 一般喘息患者に比し職業喘息患者に著明である.型別にはアトピー型に有効性が高く, また重症, 中等症に効果が著明である.米杉喘息とホヤ喘息では, 前者に効果が高かった.職業喘息の場合, disodium cromoglycate の有効性は, 患者の職場との接触関係が重要であった.
  • 加納 正
    原稿種別: 本文
    1974 年 23 巻 11 号 p. 731-736,776
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    慢性関節リイウマチ(RA)では血清 SH の減少と血清, 関節液中の銅の高値が認められる.一方, 銅は SH 基の酸化の強力な触媒作用を有する.本論文では, RA において, 血清 SH の減少と銅高値の関係を検討し, リウマチ因子(RF)産生の過程に銅代謝がいかに関与しているかについて考察した.RA 31例, 正常人14例について検討した.RA の血清銅 169.2±36.6μg%, 正常例のそれは96.9±19.1μg%, 血清 ceruloplasmin は RA で40.0±6.5mg%, 正常例で28.2±5.9mg%といずれも RA で有意に高い.全血清銅より ceruloplasmin bound copper を減じたものを non-ceruloplasmin copper として計算し, RA のほとんど全例にこれが証明され, その値は33.5±21.8μg%であった.正常例では全血清銅は ceruloplasmin の銅結合能の範囲内であった.RF 価の高い例で non-ceruloplasmin copper も高く, 両者間の相関係数はγ=0.54であった.non-ceruloplasmin copper は SH 基の酸化を触媒し, RF の産生を亢進せしめると考えられた.
  • 有森 茂, 上田 暢男, 中田 安成, 多田 慎也, 小橋 秀広
    原稿種別: 本文
    1974 年 23 巻 11 号 p. 737-741,777
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    胸腺の免疫監視機構に関連して, 血清 IgE と胸腺機能の相関はもっとも興味ある問題の1つである.現段階で臨床的に胸腺摘出術を適応としうるのは重症筋無力症くらいなものである.そこで胚中心と胸腺肥大を有する増生型胸腺を摘出した6名の重症筋無力症患者について, 胸腺摘出前後の血清 IgE レベルを比較した.6名の IgE 平均値は 210.8±265.7 unit/ml が胸腺摘出前の値で, 健康人では 226±194 unit/ml (35-800 unit/ml) であった.胸腺摘出後2ヶ月で 262.5±314.8 unit/ml に増加し, 3-6ヶ月でしだいに減少, 15-18ヶ月でさらに減少した.同時に観察した末梢血中TおよびBリンパ球の変動を考慮に入れると, 胸腺摘出後早期の IgE の上昇は胸腺摘出にもとづく suppressor T 細胞の除去にもとづき, 後期の IgE の減少は胸腺依存領域に存在した helper T 細胞の減少によるものであろうと推察した.
  • 中田 安成, 多田 慎也, 有森 茂
    原稿種別: 本文
    1974 年 23 巻 11 号 p. 742-752,777-77
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    自己免疫性疾患, とくに重症筋無力症を中心として, 患者末梢血および摘出胸腺内リンパ球 lymphocyte subpopulation について検討した.T-cell marker として sheep red blood cell rosette formation を, B-cell marker としては surface immunoglobulin を使用した.重症筋無力症非胸腺腫例の T-cell は60.4±12.3%, B-cell は24.5±7.2%, 胸腺腫合併例では T-cell 53.5±14.0%, B-cell 23.9±8.1%で, 健康人のT-cell 55.4±10.4%, B-cell 29.1±7.6%と比較すると, T-cell は非胸腺腫例で高率, 胸腺腫合併症では差はなく, B-cell はいずれも低率の傾向がみられた.胸腺摘出後, 経時的に比較すると T-cell は手術直後にも変化なく, 以後の経過においても健康人の標準偏差内での変動をつづけた.B-cell は術直後に上昇し, 以後は正常範囲内の変動をつづけた.摘出胸腺内の T-cell は68.2±13.5%, B-cell は7.9±12.7%であり, 健康人末梢血あるいは同一症例末梢血リンパ球に比して T-cell は高率, B-cell は低率であった.このうち胸腺腫および germinal center をともなった症例では, T-cell は低率, B-cell は高率をしめした.末梢リンパ球の摘出胸腺内リンパ球における T-cell は比較的よい相関を認めた.その他自己免疫性疾患においては, 健康人に比して Sjogren 症候群において T-cell が高率を, B-cell が低率を, Behcet病において B-cell の低率がそれぞれ有意に認められた.各種自己免疫性疾患におけるこれら lymphocyte subpopulation の意義についても論じた.
  • 石崎 達, 牧野 荘平, 荒木 英斉, 根本 順吉
    原稿種別: 本文
    1974 年 23 巻 11 号 p. 753-759,778
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息者に与えて記録させた喘息日記を集計して, 満3年間にわたり毎日の喘息発作出現率をもとめ, この出現率の日変動, 気象要因との相関関係を追跡した.気象要因は気象庁のデータからえた.統計処理の基準には移動15日平均値からの偏差をもとめ, 1SD 以上の差を増加または減少と規定した.気象要因曲線と喘息発作曲線の一致度(上昇, 平, 下降)から, 高気圧下で喘息発作数の増加傾向がみとめられた.喘息発作に関連する天候要因としては晴, 曇, 天候不定(前線通過), 雨と分類するのが重要で, 後2者の場合発作が多発する.その理由を追跡したところ, 寒冷刺激とくにその変化(前日との湿度低下)が重要で, 湿度は補助要因と思われた.これは年間の発作多発月が9月であることと一致する現象である.痰は湿度が高く天候不定, 雨の日, および乾燥日(湿度40%以下)に多発しやすいことがわかった.
  • 古川 充, 中沢 次夫, 小林 節雄
    原稿種別: 本文
    1974 年 23 巻 11 号 p. 760-764,779
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    毛垢アレルギーに起因する気管支喘息については職業との関連性から検討されているが, その報告は比較的少ない.今回, われわれは愛玩用にハムスターを飼育し気管支喘息の発症をみた1例を経験したので報告する.症例は23才, 男性, 会社員.下宿の8畳一間でハムスターを数匹飼育していたが, 5ヶ月後に咳嗽・喀痰を伴う呼吸困難発作が発現した.この発作は下宿にいなければみられなかった.実験用ハムスターからその毛およびフケを採取し, 生食水にて抽出した抗原液を用い各種アレルギー反応を行った.皮内反応, 眼反応, Prausnitz-Kustner反応, 吸入誘発反応はいずれも陽性反応を示した.皮内反応と吸入誘発試験は即時型および遅発型反応に陽性で, これらのいわゆる dual reaction について前述のハムスター抗原を用いて沈降反応やリンパ球の blast-like formation などを行って遅延型反応などを行い, その機序について検討を行ったが, 明確な結論はみいだせなかった.
  • 鳥居 新平, 上田 雅乃, 稲垣 義彰, 金井 朗, 平田 正士, 吉田 道子, 片山 昌子, 矢崎 雄彦, 伊東 重光
    原稿種別: 本文
    1974 年 23 巻 11 号 p. 765-771,779
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    2-14才のネフローゼ症候群(以下ネ群)59例と急性糸球体腎炎38例の血清 IgE (RIST法による), IgG, IgA, IgM, β_<1C>/β_<1A>, β_<1E> を検討し, つぎのような成績をえた.血清 IgG は急性期のネ群においては回復期に比較して有意に低値を示した.血清は IgE 急性期のネ群39例では, 550unit/ml (対数値をとった平均)であり, 腎炎, 健康児群より高値を示したが, アトピー性皮膚炎, 喘息との間に有意差はなかった.副腎皮質ホルモン投与により, IgE は効果の有無に関係なく減少傾向を示したが, IgG は蛋白尿の減少にともない増加傾向がみられた.尿中 IgE, 尿蛋白排泄量と血清 IgE との間には相関はなかった.生検組織像との関係では minimal change のネ群の平均値(940unit/ml:対数値の平均)は他の腎疾患, 健康児群に比較して有意に高値を示した.β_<1C>/β_<1A>, β_<1E> は腎炎では低値を示す.ネ群では, 平均値は正常範囲にあるがバラツキが大きかった.IgE が minimal-change のネ群の病因になんらかの役割をはたしている可能性を推測した.
  • 有森 茂, 小橋 秀広, 多田 慎也
    原稿種別: 本文
    1974 年 23 巻 11 号 p. 772-774,780
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    重症筋無力疾患者末梢血中のT, B細胞プールについてはすでに報告したが, 本論文では同一患者の同一末梢血サンプルからT, B細胞をヒツジ赤血球ロゼット形成試験と膜免疫蛍光法で検出し, さらに PHA-P 反応性と PWM 反応性を H^3-TdR で観察した.T細胞は胸腺摘出前にはむしろ増加しているが, PHA 反応性は低下しており, 胸腺を摘出するとT細胞は減少して健康人の値に近くなり, PHA 反応性が上昇するが, 健康人の PHA 反応性の50%程度の回復にとどまる.B細胞は術前減少しており, 術後むしろ増加するが, PWM 反応性は正常化する.胸腺摘出術の意義をリンパ球膜レセプターの改善に見いだした.
  • 原稿種別: 文献目録等
    1974 年 23 巻 11 号 p. 775-780
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 23 巻 11 号 p. 781-783
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 23 巻 11 号 p. 784-
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 23 巻 11 号 p. App1-
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 23 巻 11 号 p. App2-
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 23 巻 11 号 p. App3-
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 23 巻 11 号 p. Cover11-
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 23 巻 11 号 p. Cover12-
    発行日: 1974/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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