アレルギー
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24 巻, 3 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1975 年 24 巻 3 号 p. Cover21-
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1975 年 24 巻 3 号 p. Cover22-
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1975 年 24 巻 3 号 p. Misc6-
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 高田 優, 熊谷 朗
    原稿種別: 本文
    1975 年 24 巻 3 号 p. 151-158,197
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    甘草抽出物Lxの免疫抑制効果を, マウスを用い, 抗原を枯草菌アミラーゼ(BαA), およびSRBCとして実験を行って確めた.Lxは, BαAを抗原とした一次免疫反応において有意の抑制効果を示し, 最大効果は免疫日の2日前にLxを投与したときに得られた.このような一次免疫反応において, Lxにより抑制を受けているマウスは, 免疫記憶細胞の産生も抑制を受けていた.Lx投与のマウスから採取したマクロファージは正常の脾細胞と混ぜてX線照射したマウスに移入すると, 正常のマクロファージとともに移入した対照群と比べ有意に抑制を受けており, Lxはマクロファージに対して作用していると思われた.このことはさらに, I^<131>でラベルされたBαAのマクロファージへの取り込みがLxの投与により抑制されることからも確かめられた.しかしながら, 二次免疫反応に対しては抑制効果を示さず, さらに粒子状抗原に対しては抑制効果を持たないことが, 抗SRBC抗体産生に対するLxの効果をみた実験と, ラテックスのマウス腹腔マクロファージへの取り込みに対するLxの効果をみた実験より確かめられた.
  • 北条 憲二, 平峯 千春
    原稿種別: 本文
    1975 年 24 巻 3 号 p. 159-171,197-19
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    モルモットの実験的アレルギー性甲状腺炎(EAT)病変の臓器特異性を, 特定臓器の選択的侵襲性および組織所見の特質の2面から検討した.対照感作群としては, 同じくCFA併用感作法による実験的アレルギー性脳脊髄炎(EAE), 同副腎炎(EAA), およびCFA単独注射のの3群を作成し, EAT群とこれらの対照感作群との間で, 甲状腺ならびに全身諸臓器の病変を組織学的に比較吟味した.1.EAT群甲状腺病変の発生頻度と程度は, 3対照群のそれらに比し格段に優っていた.2.EAT群甲状腺変化の質的な特徴は, 炎症巣の瀰慢化傾向と多彩性にあるといえる.すなわち, (a)間質性細胞浸潤の瀰慢化傾向, 特に小葉間の細静脈周囲性細胞反応の瀰慢化傾向;(b)浸潤細胞の種類の多様性;(c)主に単核細胞の濾胞上皮およびコロイドへの浸潤, それに基づく濾胞破壊;(d)炎症に付随する腺実質の過形成, 特に充実性上皮増殖による炎症像の修飾('pseudo-granulomatous'change)がその内容をなす.これに反して, 3対照群に散発する甲状腺変化は, (a)微小巣状の間質性細胞浸潤, 特に小さく限局したperivascular cuffing;(b)浸潤細胞の単調性;(c)浸潤破壊濾胞の欠如;(d)腺実質の反応性過形成の欠如を示した.3.背景病変, すなわち, EAT, EAE, EAA群における標的臓器以外の諸臓器の病変, ならびにCFA群の全身病変を比較した結果, 各群間の差異は量的にも質的にも認め得なかった.肺以外の臓器の病変は, いずれも軽微かつ散発的であり, 主に間質性ないし細血管(特に静脈)周囲性微小浸潤巣や小肉芽増生巣であった.したがって, EATの背景病変は, 他の感作群とも共通の非特異的反応性病変となし得る.4.EATの要素的諸病変のpathogenesisにつき, 主に, 免疫病理学の立場から考察を加えた.
  • 平峯 千春, 北条 憲二
    原稿種別: 本文
    1975 年 24 巻 3 号 p. 172-176,198
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    同種甲状腺抽出物のCFA乳剤注射により作成した実験的アレルギー性甲状腺炎(EAT)モルモット(感作4-6週経過のもの)について, 特に細胞性免疫の面からの臓器特異性の検討を行った.甲状腺以外の種々の臓器抽出物との交叉反応性を, 遅延型皮膚反応, MI活性および血清抗体について検討した結果, (1)EAT動物は, 甲状腺抽出物に対してのみ遅延型皮膚反応を示し, 腎・肝・副腎・脳・心・肺・睾丸の各抽出物との間に交叉反応性を示さなかった.(2)MI活性については, EAT動物の腹腔滲出細胞に甲状腺抽出物を添加した場合にのみマクロファージの遊走阻止がみられ, 肝・腎・副腎・脳脊髄抽出物では遊走阻止は起こらなかった.(3)EATモルモットの血清は, 甲状腺以外の臓器出物との間に交叉反応を示さないことが, passive hemagglutination testにより証明された.
  • 伊藤 幸治
    原稿種別: 本文
    1975 年 24 巻 3 号 p. 177-182,199
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ダニに対する抗体活性を測定する目的で, ダニ抗原を放射性ヨードで標識した.その過程でアレルギー患者に沈降抗体が検出されたので報告する.培養したダニ(Dermatophagoides farinae)より抽出したダニ抗原を <125>^Iで標識した.ダニおよび室内塵に過敏性を有する患者の血清を寒天ゲル内沈降反応で標識アレルゲンに対し検討した.その結果, 陽性反応が37例中16例にみられた.健康人では, 調べたかぎりでは陽性例はなかった.沈降線の強さはRASTで調べたIgE抗体価と関係をみつけることはできなかった. radioimmunoelectrophoresisで, これらの血清中にIgG抗体を検出できるものがあった.また, IgE抗体は radioimmunodiffusionで検出される例があった, したがって, ダニに対する沈降抗体はIgG, IgEが関与しているものと思われる.IgA, IgM抗体はこれらの方法では検出されなかったが, 感度の問題もあるのでその存在を否定できない.おのおののクラスの免疫グロブリンに属する抗体活性の正確な測定には, この標識抗原を使った二重抗体法がなされるべきであろう.
  • 七戸 和博
    原稿種別: 本文
    1975 年 24 巻 3 号 p. 183-190,199-20
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アナフィラキシー性収縮における組織内histamineの役割を検討する目的で, モルモットtaenia coliを用いてhistamine蛍光法およびMagnus法で実験を行った.感作はMagnus管内で, 抗卵白ウサギ血清を40倍希釈し, 36℃, 2時間incubationすることにより被働性感作処置を行った.1)腸関膜, 腸管の粘膜および粘膜下組織に, 黄色のhistamine蛍光がみられ, また腹腔より分離されたmast cell においても同様の蛍光が認められた.しかし, taenia coliには, ほとんど黄色のhistamine蛍光が確認できなかった.2)taenia coliのhistamine含有率は0.89±0.15μg/0.5gであった.3)compound 48/80, sinomenine, polymyxin Bなどのhistamine liberator処置後のtaenia coliのアナフィラキシー性収縮の強さは, 無処置の場合とほぼ同じであった.4)同一標本において2度目の感作処置を行った場合にも, 明らかなアナフィラキシー性収縮が認められ, その収縮高は1度目の収縮高と同じだった.5)初回のアナフィラキシー性収縮, およびpolymyxin Bを除くhistamine liberator処置後のtaenia coliのhistamine含有率は2.5×10^<-9>であった.6)以上のことから, モルモットtaenia coliのアナフィラキシー性収縮の発現にとって, 組織内histamineおよびmast cellの存在は本質的なものでないと推論される.
  • 中村 晋, 山口 道也, 本間 誠一, 中沢 次夫, 小林 敏男, 小林 節雄, 牧野 荘平, 寺嶋 周, 船橋 茂, 久保 政次, 水谷 ...
    原稿種別: 本文
    1975 年 24 巻 3 号 p. 191-196,200
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    1970年著者の1人中村は, そば屋の調理師にみられた職業性そばアレルギー症の1例をわが国最初で貴重な興味深い症例として報告した.そして前報のごとくアンケートによるそばアレルギー症の全国調査に際し本症の追加9例の存在が確認された.今回協同研究者の協力の下にこれらの症例に関する詳細な再調査を実施したので, その結果を纒めて(先に報告した第1例を含めて)報告し若干の検討を加えた.1)職業性そばアレルギー症をみる職種として, そば屋の調理師と店員, そば製麺業者, そば粉販売業者および特に仕事場と同じ棟に住む家族が挙げられる.2)病歴およびアレルギー学的諸検査成績より, 職業性そばアレルギー症はCoombs and GellのI型(即時型)アレルギーのmodelと考えられる.そして過敏症状は抗原物質が体内に経口的に入る時も経気道的に入る時も発症するという一般のそばアレルギー症と同様の特徴を有する.3)著者らはそば粉取扱業者への指導方針の若干の試案をアレルギー学的見地より提唱した.
  • 原稿種別: 文献目録等
    1975 年 24 巻 3 号 p. 197-200
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1975 年 24 巻 3 号 p. 201-202
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1975 年 24 巻 3 号 p. 203-
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1975 年 24 巻 3 号 p. Cover23-
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1975 年 24 巻 3 号 p. Cover24-
    発行日: 1975/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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