アレルギー
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25 巻, 5 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 25 巻 5 号 p. Cover29-
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 25 巻 5 号 p. Cover30-
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1976 年 25 巻 5 号 p. Misc7-
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 森藤 忠夫, 谷本 潔昭, 橋本 嘉, 堀内 淑彦, 十字 猛夫
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 5 号 p. 433-440,482
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    マウスの場合, H-2と異なり, I領域の支配を受ける同種膜抗原はIa抗原と呼ばれ, 免疫反応を司る遺伝子(Ir-gene)存在下にあり, 近年Fcレセプターとの同一性が示唆されるに至っている.ヒトでは, 抗HLA血清中に抗Ia活性の存在の可能性が考えられ, Fcロゼット形成阻止試験で検討してみると, 検討した12例の抗HLA血清では, 使用リンパ球のHLA型に関係なく, また抗血清の型特異性とも関係なく阻止がみられた.抗HLA血清を, 対処するHLA型のT-cellで吸収してもその阻止作用は残り, この阻止がHLAの型と無関係であることが判明した.またこの活性は, 還元アルキル化によっても失われず, 超遠心による結果からもimmune complexとは異なり, ヒトにおける抗Ia様物質の存在が示唆された.さらにHLA抗原の一部をなしているβ_2ミクログロブリンに対する抗体, 抗β_2ミクロによってもFcロゼット形成が特異的に阻止されたことから, Fcレセプターとβ_2ロミクとの関係の密なことが考えられ, Fcレセプターの構造の一部にβ_2ミクログロブリンが含まれている可能性も考えられた.
  • 市川 幸延, 郡山 健治, 中田 安成, 有森 茂, 三橋 朝子, 多田 慎也, 小橋 秀広
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 5 号 p. 441-446,482-48
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Sjogren症候群の診断は唾液腺や涙腺の組織学的所見によって確定されるが, 補助的診断法としては唾液分泌量および涙液分泌量(Schirmer test)の測定, 唾液腺造影術(Sialography)あるいはfluoresceinもしくはrose bengalを用いた角膜染色による乾性角結膜炎(keratoconjunctivitis sicca, KCS)の証明法などが知られている.これらの補助的診断法と組織学的所見との間にどれほどの相関がみられるかは興味ある問題である.舌下線生検を試行した23例を対象として, 唾液腺造影所見を中心とするこれらの補助的診断法を舌下線組織像の面から比較検討し, さらに若干の臨床的事項にも検討を加えた.唾液腺造影像ではS_<1b>(いわゆるpunctate pattern)以上の所見を示す場合には組織学的にも細胞浸潤は常に証明されるけれども, 唾液腺造影像が正常所見を示す症例の中にも高度の細胞浸潤を呈する例が存在することが注目された.唾液および涙液分泌量を測定する方法では臨床的にxerostomia, xerophtalmiaを訴える場合と同様に, 偽陽性あるいは偽陰性を示すことが多く, 信頼性に乏しいといえる.組織像で高度の細胞浸潤を示す症例はKCS, 唾液腺腫大や関節炎を示す頻度が高く, 血清学的異常としてリウマチ因子, 抗核抗体などを高率にみとめることができた.これら23例のうちSjogren症候群と診断された18例のうち, 9例(50%)は慢性関節リウマチ, 全身性エリテマトーデスあるいは重症筋無力症などの自己免疫疾患を合併しており, 1例は悪性リンパ腫を合併していた.
  • 富所 隆三, 田村 宏, 高見 璞, 冨澤 滋, 星野 弘, 小林 欽一, 松村 龍雄
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 5 号 p. 447-451,483
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    猖紅熱15例につき, ヒト末梢血白血球ASO活性(C-ASO)をRantz-Randall法を応用して開発された方法により, 疾患の経過を追って検索し, 次の成績を得た.1) C-ASO値は急性期にあたる第1病週に高く, 第2病週以後有意な低下を示した.2) C-ASO値は全例において, 健康正常者に比べて有意に高い値に達した.3) 血清ASO活性値は, 一般には第1病週ことに前半で低く, 以後急速に上昇して第3, 4病週にはplateauに達した.4) C-ASO値の猖紅熱急性期における一過性上昇は, 他の溶連菌感染症や病巣感染症の経過におけるその一過性上昇に関して示唆を与えると思われる.
  • 木村 郁郎, 谷崎 勝朗, 斉藤 勝剛, 高橋 清, 上田 暢男, 佐藤 周一
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 5 号 p. 452-456,484
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息患者19例について, 計73回の喀痰中好塩基球および好酸球の検索を行い, 同時に9例についてskin vesicle testを実施し, 以下の結果を得た.1. 気管支喘息の喀痰中に好塩基球の出現が認められ, 特にこの出現は血清IgEの低い重症難治性喘息に高度で, また発作終了時の喀痰に高率に認められた.2. この喀痰中への好塩基球の出現は, 多数の好酸球とともに出現し, また末梢血好塩基球数とある程度の関連が認められた.3. 喀痰中へ好塩基球の出やすい重症難治性喘息症例のSVTでは, 少数例ではあるが, 好塩基球の出現が好酸球の出現に比べ高度である傾向がうかがわれた.4. 以上, 好塩基球が気管支喘息喀痰中に出現する現象は, 気管支喘息におけるアレルギー反応局所である気管, 気管支組織に本細胞が出現することを意味するものと思われる.
  • 田村 宏, 石橋 英男, 高見 璞, 戸所 正雄, 黒梅 恭芳, 神辺 譲
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 5 号 p. 457-465,484
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    慢性蕁麻疹の病因には多岐にわたり, 治療の困難なものが少なくない.食物アレルゲンを診断し治療し得た26症例につき検討を加わえ, さらに, 血清IgE値, 牛乳・鶏卵・大豆・米に対する特異的IgE値を同疾患12症例で測定し得たのでその成績を報告した.1. 慢性蕁麻疹の食物アレルゲンとしては, 大豆・鶏卵・牛乳(頻度比 1.4:1.3:1.0)の順に多く, 大豆が単独でアレルゲンであった症例が8例と全体の1/3を占めていた.慢性蕁麻疹においては大豆アレルゲンが重要な意義をもつことを知った.2. 慢性蕁麻疹症例における血清IgE値は, 12例中10例においていずれも低く, 牛乳・鶏卵・大豆・米に対する特異IgE値も低いことを知った.
  • 無江 季次, 伊勢 忠男, 鈴木 俊介, 柴原 茂樹, 高橋 誠, 佐々木 孝夫, 滝島 任
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 5 号 p. 466-472,484-48
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    (研究目的・方法・成績)プロプラノロール投与によってつくったサルのβ-adrenergic blockadeにおいて, メタコリン, ヒスタミンに対する気道反応性が変化するかどうかについて検討した.oscillation methodによりサルの胸郭, 肺のコンダクタンス(G)を測定した.プロプラノロール処理のみではサルのGには変化はなく, また噴霧吸入させたメタコリン, ヒスタミンに対するGの変化にも影響をあたえなかった.サルにメタコリンを静注すると高度の徐脈とGの軽度の低下がみられたが, プロプラノロール処理したサルではより少量のメタコリンによってGは著明に低下した.
  • 江藤 賢治
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 5 号 p. 473-481,485
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    慢性肝疾患における肝細胞障害機構を体液性抗体および細胞性免疫の両面から検討した.体液性抗体は, 抗肝細胞膜抗体につき検討し, 遊離ラット肝細胞, ヒト赤血球(O型Rh+ve)およびヒト補体(AB型Rh+ve)を用いた免疫粘着現象で行った.細胞性免疫は, 末梢血T細胞とB細胞の比率および剖検時にえられたヒト肝ホモジネート上清に対するマクロファージ遊走阻止試験につき検討した.その結果, 慢性肝炎活動型では健常対照群に比較してT細胞比率は減少し, B細胞比率は増加した.また, 抗肝細胞膜抗体は, 慢性肝炎の80%に陽性で, マクロファージ遊走阻止も慢性肝炎活動型の72%に認められた.一方, 末梢血より分離したリンパ球は, 抗肝細胞膜抗体を作用させた遊離ラット肝細胞および抗肝細胞膜抗体とともにヒト補体を作用させた肝細胞とロゼット状に結合することを認めた.そして, そのさい"ロゼット形成細胞"の出現率は, 前者で8%, 後者で16%であった.以上の結果より, 慢性活動性肝炎における肝細胞障害は, 抗肝細胞膜抗体や補体やリンパ球が肝細胞膜に結合することによってひきおこされると考えられる免疫学的機序がもとで持続していくものと推測された.
  • 原稿種別: 文献目録等
    1976 年 25 巻 5 号 p. 483-485
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1976 年 25 巻 5 号 p. 486-
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1976 年 25 巻 5 号 p. 487-
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1976 年 25 巻 5 号 p. 488-489
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 25 巻 5 号 p. Cover31-
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 25 巻 5 号 p. Cover32-
    発行日: 1976/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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