アレルギー
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25 巻, 8 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 25 巻 8 号 p. Cover41-
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 25 巻 8 号 p. Cover42-
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1976 年 25 巻 8 号 p. Misc10-
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 奥村 悦之, 本多 孝也, 豊田 秀三, 土居 秀策
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 8 号 p. 609-613,644
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    昭和45年高槻市を中心とする6市, さらに昭和48年八尾市などの3市を加えた9地区に開業する内科医を対象とし, 気管支喘息治療に関する質問紙法による調査を行い, 次の結果を得た.1) 両年とも交感神経刺激剤が全体薬剤のそれぞれ29.0%, 24.2%と最も多い割合で使用されていた.抗ヒスタミン剤は昭和45年時には2番目に多く使用されていたが, 年ごとに減少し, キサンチン誘導体の使用割合は年ごとに増加し, 昭和48年時には19.8%と2位を占めた.2) 昭和45年時に行われていた特異的減感作療法は, 全症例中わずかに2.5%にすぎなかったが, 昭和48年時には5.2%, 非特異的療法はそれぞれ7.2%から26.8%と大幅に施行例が増加していた.3) 全症例における副腎皮質ステロイド剤の使用は, 昭和45年時14.1%であり, そのうちわけは全重症例中90.0%, 中等症65.0%, 軽症40.0%に, 昭和48年時には15.9%に使われており, そのうちわけは全重症例中91.0%, 中等症59.0%, 軽症31.0%に使用され, 意外に軽症例にも多く使用されていることがわかった
  • 池 愛子, 根本 俊和, 青木 秀夫, 黒沢 元博, 笛木 隆三, 小林 節雄, 外川 信, 牧元 弘之
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 8 号 p. 614-620,644-64
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    コンニャク喘息, そば喘息, まぶし喘息の3種の職業性喘息について, paper disc法を用いて特異的IgE抗体検索のためのRASTが有用か否かの検討を行った.1) コンニャク喘息例において, コンニャク舞粉に対するRASTカウントは, 2600±650(counts/min, mean±SE), 非コンニャク喘息では400±30と, コンニャク喘息では非コンニャク喘息より有意に高いRASTカウントを示した.2) コンニャク喘息例において, 舞粉による皮内反応閾値とRASTカウントとの間には高い相関がみられた.3) そば喘息例のそば粉に対するRASTカウントは3900±1400で, 対照群のそば皮内反応陰性の喘息例では700±90と, そば喘息は対照群に比し有意に高いカウントを示した.4) まぶし喘息では, 熟蚕尿のコカ抽出アセトン分画, 0-30%, 30-50%, 50-90%, 0-90%の各硫安飽和分画を作成, それぞれについてRASTを行った結果, まぶし喘息例では, 50-90%分画, 0-90%分画, アセトン分画の順に高いRASTカウントが得られた.90%分画を用いたまぶし喘息のRASTカウントは1850±310で, 対照群の非まぶし喘息の850±50に比し有意に高いカウントを示した.5)コンニャク喘息, そば喘息, まぶし喘息のいずれについてもRASTは特異的IgE抗体検索上きわめて有用であるとともに, 起因抗原である舞粉, そば粉, 熟蚕尿のより詳細な抗原分析の手段としても役立つものと考えられた.
  • 牧野 荘平, 宮本 昭正, 真野 健次, 兼子 俊男
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 8 号 p. 621-625,645
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息の病因として, β-adrenergic受容体の遮断の可能性が近年注目されている.カテコラミンによるβ受容体の刺激は細胞内cyclic AMPを増加させ, 高血糖などの反応を起こし, さらに, 流血中cyclic AMPも増加させる.喘息患者16名と健常人6名を対象として, アドレナリンを0.1μg/kg/minの速度で10分間静脈内に注射した.注入開始20分, 30分後の血糖cyclic AMP値の上昇は19±10%, 15±15%(喘息群)と29±5%, 26±6%(健常群)であった.注入開始10分, 15分後の血清cyclic AMP値の上昇は42±39%, 26±12%(喘息群, N=7)と33±50%, 33±55%(健常群)であった.喘息での血糖反応の低下は仮説に一致するが, cyclic AMP反応は喘息と健常で差異がなかった.両反応の矛盾の原因は不明である.この問題はさらに検討を要すると考えられる.
  • 鈴木 成欣, 森川 昭広, 根岸 和子, 小泉 武宣, 黒梅 恭芳, 松村 龍雄
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 8 号 p. 626-632,645
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    179名の疾患児を対象に, 卵白・ミルク・大豆・米の4つの食物抗原についてradioallergosorbent test(RAST)を行った.アトピー性疾患群では, 新生児や非アトピー性コントロール群に比し, 湿疹児, 次いで気管支喘息児が有意に高いRAST陽性率を示した.非アトピー性疾患児では, ネフローゼ児症候群児が湿疹児および気管支喘息児に相当するRAST陽性率を示したことが注目された.これらの結果の抗原特異性は, 抗原相互間の中和試験により証明された.一方, 掻破試験の発赤の直径とRAST scoreとの間には有意の相関は見られなかった.また臨床的に推定された食物抗原とRASTの結果との間には、4種の抗体とも53-60%の一致率がみられた.これらの結果より, RASTがIgE抗体を介した食物アレルギーの診断方法として有望であることを示すとともに, 特にわが国では牛乳, 卵の他に大豆・米が主要なアレルゲンであることが示唆された.
  • 松本 美富士
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 8 号 p. 633-638,646
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ヒトリンパ球の内でマウス赤血球(MRBC)とロゼット形成能を持つリンパ球がいかなるsubpopulationに属するか検討を行い, 次に結果を得た.正常人末梢血リンパ球は6.6±2.7%においてロゼット形成を認めたが, 末梢血よりBリンパ球分離を試みた分画は, 19.5±9.6%の比率でロゼット形成があった.この分画にも15.1±10.6%のTリンパ球が残存していた.しかしながら, Tリンパ球分離を行った分画では, MRBCロゼット形成はわずかに0.2±0.2%と無視しうる程度であった.このTリンパ球分画にもBリンパ球が6.4±0.8%の値で残存していた.MRBCの系統間によるロゼット形成をみてみると, C3H, C57BLにおいて有意の差は認められなかった.慢性リンパ性白血病患者2例につき同様にMRBCロゼット形成の検討を行ったが, 第1例はBリンパ球が94.3%の症例であり, 30.8%にMRBCロゼットを認めた.他の1例はBリンパ球が59.8%(表面免疫グロブリン陽性細胞), Tリンパ球が1.9%であったが, MRBCロゼットは89.3%と特異な症例であった.以上より, ヒトBリンパ球の一部にMRBCロゼット形成能を持つと考えられた.
  • 近藤 元治, 馬場 忠雄, 細川 計明, 増田 正典, 中西 和夫
    原稿種別: 本文
    1976 年 25 巻 8 号 p. 639-643,646
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アレルギー性胃腸症の一因であることが知られる蛋白漏出性胃腸症の成立機序に, 消化管粘膜における線維素溶解現象(局所線溶)が関与するか否かを, 免疫ラットへの経口抗原投与のモデル実験につき検討した.経口的抗原投与により, ラット小腸において著明な局所線溶の亢進がみられ, これに平行した ^<131>I-PVPの便中排泄増加がみられた.このことは, 活性化されたplasminが血管透過性を高め, それに伴い消化管内への蛋白漏出が生じたと考えられ, plasminのinhibitorであるtrans-AMCHAにより ^<131>I-PVP排泄が著明に抑制されたことで確認された.また, 抗原経口投与により, 小腸粘膜のacid phosphataseの局在がみられたことは, lysosomeのlabilizationを意味し, lysosomal enzymeの1つであるplasminogen activatorによる局所線溶亢進とともに, アレルギー性胃腸症におけるlysosomeの動きの重要性が示された.
  • 原稿種別: 文献目録等
    1976 年 25 巻 8 号 p. 644-646
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1976 年 25 巻 8 号 p. 647-
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1976 年 25 巻 8 号 p. 648-
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 25 巻 8 号 p. Cover43-
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 25 巻 8 号 p. Cover44-
    発行日: 1976/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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