アレルギー
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27 巻, 1 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1978 年 27 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1978 年 27 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1978 年 27 巻 1 号 p. Misc1-
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 市原 秀俊
    原稿種別: 本文
    1978 年 27 巻 1 号 p. 1-13,54
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    無症状期喘息患者47例に呼吸機能検査を行い, 病態生理学的検討を行った.FEV_<1.0>%, 呼吸抵抗(Rr)ともに異常のA群は, 気管支拡張剤吸入後FEV_<1.0>%, Rrのより大きな改善とV_<50>, V_<25>のわずかな改善よりcentral airwaysの〓縮による狭窄が改善され, peripheral airwaysの閉塞性障害の存在が明らかとなった.FEV_<1.0>%, Rrともに正常のD群では, 大部分がV_<50>, V_<25>, closing volume, ΔN_2, あるいはA-aDO_2のいずれかに異常を示し, peripheral airwaysの病変の存在が明らかとなった.flow-volume curveの特徴よりみて, FEV_<1.0>%異常, Rr正常のB群はA群に, FEV_<1.0>%正常, Rr異常のC群はD群に近い病態を有する症例と考えられた.拡張剤吸入後FEV_<1.0>%, Rr, %VCが有意に改善されたA群は, D群に比し発作により近い病態を有し, 加えて臨床的背景因子の相違より気道系の病理形態的変化の関与が推測された, またD群のperipheral airwaysの閉塞は, 拡張剤吸入後のV_<50>, V_<25>の改善よりみて主として平滑筋の〓縮によるものと考えられた.
  • 牧野 荘平, 上川 雄一郎
    原稿種別: 本文
    1978 年 27 巻 1 号 p. 14-22,55
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    β-刺激剤の多用は重症喘息発作時の同剤の気管支拡張効果低下の一因と考えられ, 大量のステロイド剤の投与はその効果を回復するようにみえる.よって, 下記の実験的研究をおこなった.1.高濃度(5×10^<-6>M)isoproterenol暴露は, モルモット摘出気管鎖でsubmaximal-doseのisoproterenol, epinephrine, salbutamolの筋弛緩作用に対する耐性を誘発した.2.hydrocortisoneはisoproterenol, epinephrineの作用を, prednisolone, betamethasoneはisoproterenol, epinephrine, salbutamolの作用を回復させた.3.耐性のない正常気管鎖でも同様にステロイド剤によるβ-刺激剤の作用促進がみられた.4.dibutyryl cyclic AMPの筋弛緩作用にも耐性, ステロイド剤に促進がみられた.5.大量のステロイド剤の抗喘息効果の機序の1つとして, β-刺激剤の作用促進が示唆される.
  • 岡村 忠夫, 七戸 和博, 大橋 和史
    原稿種別: 本文
    1978 年 27 巻 1 号 p. 23-30,55
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    被動性に感作したモルモット結腸紐のアナフィラキシー性収縮時におけるCa^<++>動態を^<45>Caを用いて検討し, ヒスタミン収縮と比較した.アナフィラキシー性収縮は洗浄した後でも弛緩しにくく, ^<45>Ca-uptakeが増加し, 抗原-抗体反応後に洗浄した標本においても増加していた.またこの増加はMn^<++>によって抑制された.Mn^<++>存在下でアナフィラキシー性収縮のtonic componentは小さくなるがヒスタミン収縮でのそれは完全に消失した.ヒスタミン収縮での^<45>Ca-uptakeは変化がなく, La-^<45>Ca spaceのみが抗原投与時と同様の増加を示した.この結果は抗原とヒスタミンによる平滑筋収縮の発現およびその維持機構におけるCa^<++>動態に違いがあることを示す.細胞内へのCa^<++>移動増加とbound-calciumの遊離によって生じた高い細胞内Ca^<++>レベルが, アナフィラキシー性反応での平滑筋弛緩過程の障害と関係することが考えられる.
  • 木野 稔也, 大島 駿作
    原稿種別: 本文
    1978 年 27 巻 1 号 p. 31-39,56
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    トビケラは, 清水の付近に発生し羽に微細な毛を持つ昆虫である.トビケラによるアレルギー性喘息は, すでに米国で報告されているが, 京都府宇治市で多発発生をみた機会にアレルゲンを抽出して, 気管支喘息患者54例に種々の検査を行い次の結果を得た.1.トビケラの主要抗原は虫体よりも羽に存在し, トビケラ羽アレルゲンに対し63%の患者が皮内反応陽性であり, そのうち60%にIgE抗体を検出した.2.3例の患者に吸入誘発試験を行ったところ, トビケラ羽アレルゲンに対してIgE抗体を持つ2例の患者は, アレルゲンの吸入により喘息が誘発されたが, IgE抗体を持たない患者1例は誘発されなかった.3.トビケラ羽アレルゲンに対するIgE抗体を持つ患者の大部分は, 蛾または蝶に対するIgE抗体を持っていたが, その発作の季節は蛾または蝶IgE抗体のみを持つ患者の発作の季節と異なり, 少なくとも4-5月の発作はトビケラによるものと推察された.これらの季節はトビケラの発生時期とほぼ一致していた.
  • 高納 修
    原稿種別: 本文
    1978 年 27 巻 1 号 p. 40-49,56-57
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    過去10年間に取り扱った1108例の喘息で, 難治性喘息の病態を明らかにし, さらに多要因分析による病態各項目の重み, 難治化の予測の可能性について検討した.難治性喘息は145例(13.1%)存在し, そのうち41例(28.3%)の発作死が認められた.難治因子としての重みは, 思い項目からステロイド治療, 気管支拡張剤治療, 1日の痰量, 発作の季節性, 胸部X-P, 心電図, 白血球数, 罹患年数, 型, 発作頻度, 現年令, 家内塵皮内反応, 性, 1秒量, 初発年令, 比肺活量, 呼吸困難の程度の順であった.難治化の判別をより可能にするため取り出された10項目とそれらのカテゴリー得点に基づいて与えられた難治点数は, ステロイド投与17, 気管支拡張剤経静脈投与14, 胸部X-PでB, C_2, D 11, 1日の痰量10ml以上11, 感染型10, 罹患年数10年以上9, 白血球数9000/mm^3以上9, 発作に季節性なし8, 心電図右心負荷あり7, 発作頻度2日に1回以上4.難治点数を症例ごとに配点した総難治点数は, 平均難治性喘息43.2±23.3, 非難治性喘息20.8±14.1であった.さらに得点の上昇に従い難治例が増加, 60を越すと半数以上, 70を越すと80%以上難治例となった.
  • 城 智彦, 河本 寛爾, 林 鷹治
    原稿種別: 本文
    1978 年 27 巻 1 号 p. 50-53,57
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    pancreatinの吸入による職業性喘息例を報告した.症例は30才の看護婦で, 20才より調剤に従事していたところ, 28才より調剤時に限って鼻アレルギーならびに気管支喘息の症状があるようになった.pancreatinによる即時型の掻皮, 鼻粘膜反応が陽性で, PK反応も陽性であった.発作のない時に検査した末梢血白血球数は5400, 好酸球は3%, 血清総IgE量は496min/mlであった.pancreatinによる鼻粘膜反応後の鼻汁中には多数の好酸球が認められ, 本検査の実施後にかなり強い喘息発作が誘発された.この症例に対してdisodium cronoglycateは良効を奏した.
  • 原稿種別: 文献目録等
    1978 年 27 巻 1 号 p. 54-57
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1978 年 27 巻 1 号 p. 59-
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1978 年 27 巻 1 号 p. 61-65
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1978 年 27 巻 1 号 p. Cover3-
    発行日: 1978/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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