アレルギー
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28 巻, 1 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 28 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 28 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1979 年 28 巻 1 号 p. Misc1-
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 猪熊 茂子, 宮本 昭正
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    症例1は, 41才男子で, 活字被膜用のアラビアゴムを溶解する仕事に従事8年後に鼻炎を発症, 休業時には発作はない.皮膚テスト, 吸入誘発テスト, RAST, 沈降反応で陽性, IgE 高値, 好酸球増多, 配置転換, disodium cromoglycate で軽症となる.症例2は, 48才女子で, アラビアゴム小売業従事6年後より鼻炎を発症.休業時には発作はない.皮膚テスト, 点鼻誘発テスト陽性, IgE 値, 正常範囲, RAST陰性, 好酸球軽度増多, 抗ヒスタミン剤にてコントロール.症例2の勤務する会社の従業員11名中9名に問診および, 皮膚 prick test 施行, 4名が皮膚テスト陽性, うち3名に鼻炎, 1名に蕁麻疹, 皮膚テストの陽性率は, 健常者群, アトピー外来受診患者に比し統計的に有意であつた.以上により, アラビアゴムが主として, 吸入性抗原として, 職業性アレルギーを高率にひきおこす可能性を指摘した.また, 抗原物質は, RAST 陽性により蛋白質である疑いがもたれた.
  • 熊谷 俊一
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 1 号 p. 7-14
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    SLE 患者血清中に含まれる immune complex, 特にDNA-抗 DNA 抗体複合物が, ADCC 阻止により検出可能かどうか検索した.ADCC は Chang 細胞を標的とし, 正常人リンパ球を攻撃細胞とし, isotope release 法を用いた.ヒト変性 IgG や卵白アルブミン抗原抗体複合物では, ADCC はほぼ直線的な抑制を受けた.SLE 患者血清を10%の濃度で ADCC の系に加えると, 正常人血清 1.3±5.9% (mean±SE) に比し, 活動性 SLE 患者血清47.2±8.0% と, 有意に強い ADCC の阻止を示した.この抑制の強さは抗 DNA 抗体価(^<125>I-DNA 結合能)とは無関係であつたが, DNase 処理後, ^<125>I-DNA 結合能の上昇した血清 (DNA complex の存在が考えられる)で, 抑制が有意に強かつた.DNA を加えた SLE 血清を用いると抑制がさらに有意に強くなり, DNA complex が確かに ADCC を阻止することが知られた.
  • 稲葉 博
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 1 号 p. 15-21
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    master two step 法(MTS)運動負荷で EIA を発症することを確かめた喘息児10名と, 対照として健康小児8名にプールでの水泳負荷を行い, また, 上記患児を含む喘息児27名と健康者5名に海水での水泳負荷を行い, 水泳と EIA について肺機能の検討を行つた.短距離水泳負荷では %PFP, %FVC, %FEV_<1.0>, %1秒率は, 負荷5分後ではおのおの平均-2.9, -3.8, -7.0, -3.0%で, MTS 負荷で EIA を認めた者でも EIA を認めなかつた.長距離水泳負荷では, %PFR, %1秒率は負荷直後, おのおの平均-4.8, -9.5%であり, その後負荷前値に復する傾向を示した.臨床的に軽度の喘鳴を聴取した者2名を認めたが, 5分後には消失した.15分水泳, 10分休憩を4回繰返す海水水泳負荷では, %PFR は負荷直後平均 6.5%の上昇を認め, 2時間後も平均 5.1%の上昇を認めた.臨床的に27名中5名に EIA を軽度に認めた.うち2名は2時間後も軽い喘鳴を認めたが, いずれも重症児であつた.水泳訓練は喘息児の鍛練療法として推奨されるものであり, 開始にあたつては, 年令, 体力, 重症度を考慮すべきものと考える.
  • 塚本 順
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 1 号 p. 22-30
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    E-rosette 形成に関与する赤血球膜 ligand を, ウサギおよびヒツジ赤血球膜の EDTA, Triton X-100 による可溶化と, Con A-Sepharose 4B で単離を行い, 物理化学的ならびに生物学的性状について検討を加えた.1) ウサギ赤血球膜の糖蛋白画分を RRBC-ME (Con A), ヒツジ赤血球膜の糖蛋白画分を SRBC-ME (Con A)と命名した.2) 標準ポリアクリルアミゲドル電気泳動法で, RRBC-ME (Con A) は2本, SRBC-ME (Con A) は1本の Amido black および PAS に染まるバンドを呈した.3) RRBC-ME (Con A) は, RRBC rosette 形成を 25μg/ml で50%阻止した.SRBC-ME (Con A) は, RRBC rosette 形成を阻止しなかつた.4) SRBC-ME (Con A) は, SRBC rosette 形成を 100μg/ml で50%阻止した.RRBC-ME (Con A) は, SRBC rosette 形成を阻止しなかつた.5) RRBC-ME (Con A) をモルモット胸腺精製画分で処理すると, RRBC-ME (Con A) による RRBC rosette 形成阻止能力が block された.
  • 伊藤 真一, 桃井 宏直
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 1 号 p. 31-39
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    動物実験や臨床例において, インスリン不純物がIgG抗体産生能における免疫原性が強いと報告されているので, 今回著者らは PCA 反応を用い, 結晶ウシインスリン3分画(a-分画, b-分画, SS-Insulin)のアレルゲン活性と, IgE 抗体の免疫学的特徴を検討した.抗原をアラムに吸着させて百日咳ワクチンをアジュバントとしてラットを免疫すると, a-分画は強い抗体産生能を認めたが, SS-Insulin はほとんど抗体産生能を認めなかつた.A-分画に対する特異的 IgE 抗体はb-分画と強い交叉反応性を認めたが, SS-Insulin とは弱く, b-分画に対する特異的 IgE 抗体はa-分画と強い交叉反応性があり, SS-Insulin とは弱かつた.PCA inhibition test の成績は, PCA 反応が抗原特異的であり, a-分画, b-分画と同程度の inhibition をおこすには, SS-Insulin は多量必要とすることから, SS-Insulin が他の2分画に比し免疫反応性が弱いことが示唆された.
  • 古川 充, 中沢 次夫, 小林 節雄, 佐藤 久美子
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 1 号 p. 40-47
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    こんにやく喘息の起因抗原である舞粉の精製抗原 Ag40を15% polyacrylamide gel electrophoresis をもちいて分離精製を行い, 4抽出分画をえた.これら4抽出分画の生物学的抗原活性および物理化学的性状の検討を行い, 以下の結果をえた.1.PK end point titration test および PK 反応をもちいた中和試験の結果, disk 電気泳動後の蛋白染色で one band に染まり, 糖質染色では蛋白染色に比して淡く染まる Ag40D-2 に最も強い抗原活性を認めた.2.SDS 電気泳動で検討した Ag40D-2 の分子量は約24000を示した.3.Ag40D-2 は16種類のアミノ酸を有し, tryptophan, half-cystine およびアミノ糖を有していない.他の atopy 性疾患の精製抗原に比して塩基性アミノ酸と酸性アミノ酸との比が1:3.7と酸性が強く, 塩基性アミノ酸の lysine が少ない特徴を示した.
  • 原稿種別: 付録等
    1979 年 28 巻 1 号 p. 48-49
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1979 年 28 巻 1 号 p. 51-
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 28 巻 1 号 p. Cover3-
    発行日: 1979/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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