アレルギー
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28 巻, 3 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 28 巻 3 号 p. Cover16-
    発行日: 1979/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 28 巻 3 号 p. Cover17-
    発行日: 1979/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1979 年 28 巻 3 号 p. Misc4-
    発行日: 1979/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 稲葉 博
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 3 号 p. 299-307
    発行日: 1979/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    master two step法(MTS)運動負荷にてEIAを起こす喘息児10名にプールおよび海水での水泳負荷を行い脈拍, 血圧および血清DBHの変動の検討を行った.1) 脈拍の変動:脈拍は各運動負荷で喘息児に有意に上昇を認め, 水泳負荷で高値を示した.2) 血圧の変動:収縮期血圧は各運動負荷で有意の上昇を認め, 水泳負荷で正常児群に優位の上昇を認めた.3) 血清DBH活性の変動:MTS負荷で負荷後5分より喘息児群に有意の低下を認めた.(p<0.1-0.05).短距離, 長距離水泳負荷では両群とも上昇を示したが, 30分後低下傾向を認め, 長距離水泳負荷では喘息児群に有意(p<0.05)に低下を認めた.海水浴水泳負荷では, 負荷後上昇を認め, 2時間後もなお12.6%と上昇を示した.以上より, 喘息児(EIA)では血清DBHの分泌の低下か, 本酵素の不活性化(分解)の亢進の存在がうかがわれ, いずれにしても交感神経系の低下が推察された.繰返す水泳訓練は喘息児にとって, 交感神経系に対して効果的と考えられる.
  • 古川 漸
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 3 号 p. 308-316
    発行日: 1979/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    分娩後1週間以内の初乳107検体を採取し, 81430G1時間の超遠心後, 脂肪層を除去し乳清部分を使用した.うち16例は, 同時に母親の血清を採取しpaired samplesとした.IgG, IgA, IgM, C3, C4およびC3-activator値は, single radial immunodiffusion法で定量し, IgD, C5およびC9は, immunoelectroporesisで検討した.また, IgE値はRISTおよびPRISTで定量した.(結果) 1) 乳初中のIgAおよびIgA/IgG比は, 血清中のそれよりも明らかに高値であったが, IgGおよびIgMは血清中のそれより低値であった.初乳中のこれらの免疫グロブリン値は, 分娩後の日数とともに低下した.2) C3, C4およびC3-activatorは, 初乳中に存在したが, 血清中のそれよりも低値だった.C3およびC4が比較的高値のものでは, 両者の間に正の相関を認めた.3) IgD, C5およびC9はimmunoelectrophoresisで検出されなかった.4) 初乳中のIgE値はRISTで測定すると高値であるが, PRISTでは非常に低値だった.これは, RISTに非特異的にinterfereする物質が初乳中に存在するためと考えられる.PRISTで得られた初乳中のIgEは, 血清中のそれに比して調査を著しく低値であり, 血清からのpassive diffusionと考えられる.
  • 足立 満, 古屋 章, 滝沢 潤
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 3 号 p. 317-326
    発行日: 1979/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息の発症にI型アレルギー反応以外のアレルギー反応, 主にIII型アレルギー反応が関与している可能性を検討するため, 80名の気管支喘息患者に吸入誘発試験を行った.気管支反応の型を観察し, 皮膚反応の型, 吸入誘発試験後の経時的血清補体価の変動, 血中および鼻汁中好酸球の変動, 気管支喘息の病型, 沈降抗体の有無, 減感作療法の効果との関係を検討した.皮膚反応の型から気管支反応の型を推定することは困難であるが, 遅発型皮膚反応を示すものは, late asthmatic response (LAR)を示しやすかった.また感染型喘息もLARを示しやすい傾向にあった.血清補体価は1例を除いて有意な変動を示さなかった.LARを示した群と即時性気管支反応を示した群とでは血中および鼻汁中好酸球の変動に差がみられた.沈降抗体は5例に証明されたが, LARとの関係は必ずしも明瞭ではなかった.LARを示した群においても減感作療法は有効であったが, 即時性気管支反応を示した群より有効率は低かった.
  • 鈴木 修二, 五十嵐 宏, 小泉 一弘, 村中 正治
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 3 号 p. 327-332
    発行日: 1979/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気道狭窄の可変性は, ヒト気管支喘息の特徴のひとつである.再現性の高い, 可変的な気道狭窄をモルモットで作製した.1. 抗卵白アルブミン同種抗体を含む血清0.2mlずつモルモットに静注.1, 4, 8, 21日後に500μgの抗原静注によりおこる症状をAmbrusの方法で評価した.同様に感作された別のモルモットより得た気管について, 試験管内でアナフィラキシーをおこす抗原の最小量(試験管内抗原闘値)から, 感作の程度を測定した.また, 試験管内アナフィラキシーの時間的経過を観察した.2. 呼吸困難を経過した10例中ショック死した1例以外は, すべて15分以内に回復した.症状の度合と試験管内抗原闘値との間に有意の逆相関関係があった(p<0.01).3. 低酸素状態下で, 試験管内アナフィラキシーの収縮の半減時間は8分内外であった.潅流液中への酸素補給を増すと, 収縮の高さは増さずに, 半減時間が延長した.
  • 大西 三朗, 中野 博, 井村 裕夫, 伊藤 憲一
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 3 号 p. 333-338
    発行日: 1979/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    慢性炎症では, 一般にリンパ球を主体とする単核細胞の浸潤と結合組識の増生がみられ, 遅延型の組識表現を呈している.近年, 免疫学の進歩とともに遅延型の組識表現の成立にはlymphokine (LK)が関与することが明らかにされつつある.われわれは, 慢性炎症巣では線維増生を修飾するLKが存在するのではないかと考え, まず基礎的検討として正常人末梢リンパ球培養液にPHAを添加し生成されるLKについて, L_<929>線維芽細胞を標的細胞とし, その倍溶液にLKのコラーゲン合成能に及ぼす作用を検討した.その結果, PHA刺激後24時間より48時間の間に生成されるLKを10%濃度にL_<929>線維芽細胞の培養液に添加培養した系では, ^3HプロリンのL_<929>線維芽細胞層および培養上清中に生成されたコラーゲンへのとりこみは対照に比し51%と増加を示し, その増加率は推計学的に有意であった(p<0.001).これに反し, PHA刺激後0-24時間および48時間より72時間に生成されたLKには, ^3Hプロリンのコラーゲンの蛋白への増加は観察されなかった.またPHA刺激後24時間より48時間に生成されるLKをL_<929>線維芽細胞培養液に添加した系では, 線維芽細胞層中に生成されたコラーゲン量は対照に比し42%と有意の増加がみられた.これに反し非コラーゲン蛋白の合成には増加がみられなかった.かかる点よりLK中にはコラーゲン蛋白を特異的に促進するLKが存在し, 慢性炎症にみられる線維増生に関与していることが示唆された.
  • 西川 純子
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 3 号 p. 339-349
    発行日: 1979/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    異種血清2回静注によるウサギアレルギー性血管炎につき, 感作直後から惹起10日目まで経時的に, 心, 肝, 脾, 腎を採取し, 抗原, Ig, C3および特異抗体の分布を蛍光抗体法にて検索した.惹起直前の感作21日目では, 心のsmall artery, 肝小葉間small artery, 脾のprecentral arteryの血管周囲結合組識にfree specific antibodyが存在しており, 惹起後3時間では, 心, 肝の小血管の内膜および血管周囲にIg, C3および抗原が強陽性となり, その後, 7-10日目では, 心, 肝に血管周囲炎およびフィブリノイド変性を伴った汎血管炎が広範に認められた.以上の観察から, 惹起後の血管病変は, 感作気管中に血管周囲結合組識に分布していたfreeのspecific antibodyによるantigen trappingに基づく局所でのArthus反応が関与していると考えられた.
  • 原稿種別: 付録等
    1979 年 28 巻 3 号 p. 350-
    発行日: 1979/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 28 巻 3 号 p. Cover18-
    発行日: 1979/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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