アレルギー
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28 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 28 巻 4 号 p. Cover19-
    発行日: 1979/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 28 巻 4 号 p. Cover20-
    発行日: 1979/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1979 年 28 巻 4 号 p. Misc5-
    発行日: 1979/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 永倉 俊和
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 4 号 p. 355-362
    発行日: 1979/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    dopamine β-hydroxylase (DβH)は交感神経節後線維末端よりnoradrenalineとともにexocytosisの機序により遊離し, 近年交感神経機能の指標とされている.気管支喘息児と正常児のacetylcholine吸入に対する交感神経の反応を調べるために, acetylcholine吸入前, 直後, 5分後, 15分後に血清DβH活性を測定した.acetylcholine吸入前の血清DβH活性値ならびに吸入直後のDβH活性変化率は両群間に有意差は認められなかった.しかし, 吸入5分後, 15分後では気管支喘息児のDβH活性は正常児に比べて有意に低下した.以上より闘値濃度のacetylcholineを吸入負荷した時, 気管支喘息児は正常児に比較して交感神経の反応低下の可能性が示唆された.この反応低下は交感神経節後線維より中枢側の障害によるものと考えられる.
  • 宮島 啓人, 天野 哲基, 吉野内 猛夫, 三橋 康彦, 大藤 真
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 4 号 p. 363-369
    発行日: 1979/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    SLEにおけるalternative pathwayの関与につき検討を行った.alternative pathwayの総溶血活性(ACH50)はウサギ赤血球溶血反応にて測定し, 補体系および他の血清学的所見と比較した.SLEのACH50は正常人に比し有意に低値を示した.ACH50はCH50, C3, C5, factor Bと正の相関を示し, 抗DNA抗体価と負の相関を示した.CH50, C3, C5, factor Bは互いに正の相関を示した.ACH50とANF染色パターン群間での比較では, shaggyおよびdiffuse群のACH50はspeckled pattern群のACH50に比し有意に低値を示した.ACH50とCH50が正の相関を示し, 回帰直線とACH50軸の切点は正となった.以上のことは, SLE生体内におけるalternative pathwayの活性化を示唆する.この活性化はC3b positive feedbackにくるものであろうと推察される.
  • 油井 泰雄, 柳原 行義, 三田 晴久, 信太 隆夫
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 4 号 p. 370-379
    発行日: 1979/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    新しい抗アレルギー剤であるN-(3', 4'-dimethoxycinnamoyl) anthranilic acid (N-5')を5mg/kg経口投与し, ダニ抗原による皮内反応, 気管支誘発反応, 末梢血白血球ヒスタミン遊離に及ぼす影響を検討し, 次の結果を得た.1. N-5'の血中濃度は投与後4時間で最高となり, 6例の平均は14.25±2.82μg/mlであった.2. 皮内反応の抑制は投与後4時間で最大となり, compound48/80, ヒスタミンによる皮内反応は全く抑制しなかった.3. 気管支誘発反応の抑制は8例中6例で認められたが, 皮内反応の抑制, N-5'の血中濃度との相関は認められなかった.4. 末梢血白血球からのヒスタミン遊離の抑制は投与後1時間で出現し, 6時間後においても著明な抑制が認められた.以上のN-5'5のヒトのアナフィラキシー反応に対する抑制濃度をDSCGと比較するならば, DSCGは気管支誘発反応は抑制するが, 皮内反応や白血球からのヒスタミン遊離は抑制しない.一方, N-5'は強弱の差はあれ全ての反応を抑制している.このことはN-5'のchemical mediator遊離の抑制機構はDSCGとは異なったものであることを示唆している.
  • 宮坂 信之, 西戸 孝昭, 奥田 正治
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 4 号 p. 380-386
    発行日: 1979/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Sjogren症候群(SjS)における細胞性免疫能についてin vivo, in vitroの両面より2, 3の検討を行った.観察対象は自験のSjS44例(女性42例, 男性2例)であり, 病型別ではsicca alone症例24例とoverlap症例20例(RA5例, SLE4例, PSS2例と慢性活動性肝炎, 間質性肺炎など9例)である.1) in vitroの検索では, SjS末梢血リンパ球のPHA, Con A, PWMに対する反応性は有意に低下していた.またヒトFIIおよびウシ唾液腺抽出物に対するSjSリンパ球の反応は全く認められなかった.2) 末梢血T細胞は比率, 絶対数ともSjSにおいて有意に減少しており, overlap症例にやや顕著であった.3) in vivoの検索では, 各種の遅延型アレルギー皮膚反応を行い, その陽性率はPHA>PPD>DNCB>KLHの順で約50%にすぎず, 特にoverlap症例で陽性率は低下していた.以上の観察成績より, SjSにおける細胞性免疫能はin vivo, in vitroともに低下していると考えられた.
  • 倉辻 忠俊, 加藤 達夫, 山本 光興
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 4 号 p. 387-391
    発行日: 1979/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    遅延型アレルギーの成立および制御機構の解明のために抗ヒトリンフォカイン(LK)血清の作成を試みた.SKSD-PPDなどに遅延型皮膚反応陽性の成人ボランティアより末梢リンパ球を採取し, LKおよびコントロールを作成した.LKをSephadex G-100でgel filtrateし, 25000daltones前後の第三分画を集め, さらにこれを抗コントロール抗体結合のaffinity chromatographyで吸着して免疫学的に純化した.これをウサギに免疫し, 抗ヒトLK血清を作成した.この抗ヒトLK血清はin vitroでヒトMIFの活性をほぼ完全に中和し, さらにこの抗血清処理後のLKはモルモット皮内に遅延型皮膚反応を起こし得なかった.また, 抗ヒトLK血清を注射後その局所にLKを注射しても遅延型皮膚反応は著しく抑制された.
  • 加藤 一之, 山本 健一, 岡田 昌彦, 木村 卓郎, 柿沼 光明
    原稿種別: 本文
    1979 年 28 巻 4 号 p. 392-397
    発行日: 1979/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    BCG細胞壁(BCG-CW)をoil-in-water emulsionとしてマウスに静注すると肺に肉芽腫が形成される.この肺肺肉芽腫は異物反応によるものか, 細胞性免疫によって形成されるものかを明らかにする目的で, 細胞レベルで解析を行った.その結果, 細胞性免疫がこの反応に主体をになっていることが, 次の結果より明らかとなった.1) BCG-CWで前感作されたマウスには, 特異抗原による肺肉芽腫形成反応の二次反応が存在する.2) Bマウスでは明らかに肺肉芽腫形成の低下がみられ, 胸腺細胞, あるいは脾細胞移入によって肺肉芽腫形成が対照と同程度に回復する.3) adult thymectomyを行い, 8-12週間放置したマウスでは, 肺肉芽腫形成が対照に比して低下し, 胸腺由来のshort lived cellが, 本反応に重要な役割を演じていると思われる.
  • 原稿種別: 付録等
    1979 年 28 巻 4 号 p. 398-
    発行日: 1979/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 28 巻 4 号 p. Cover21-
    発行日: 1979/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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