アレルギー
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29 巻, 11 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 29 巻 11 号 p. Cover7-
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 29 巻 11 号 p. Cover8-
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1980 年 29 巻 11 号 p. Misc3-
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 蓑田 正豪, 西田 雅喜, 堀内 篤, 岩村 淳一
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 11 号 p. 935-940
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ヌードマウス脾細胞中に認められる自己赤血球とロゼットを形成するautologous rosette forming cell(ARFC)の検索とそれにおよぼす胸腺抽出物, levamisoleおよびmethyl-B_<12>の影響につき検討し, 次のような結果をえた.1) ARFCは抗BAT血清と補体処理にて減少することよりT細胞前駆細胞に属すると考えられた.2) ARFCは胸腺抽出物投与群では33mg/kg投与後48時間で, levamisole投与群では1.25mg/kg投与後24時間で, methyl-B_<12>投与群では6.25mg/kg投与後24時間でもつともARFC数の減少を認めた.3) 胸腺抽出物, levamisoleおよびmethyl-B_<12>はARFC数を減少させることより, これら免疫調節剤にはT細胞前駆細胞から成熟T細胞へ働きかける因子が含まれると思われた.
  • 本田 正明, 坂根 剛, 森山 勝利, 恒松 徳五郎
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 11 号 p. 941-949
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    抗ヒト免疫グロブリン抗体を被覆したヒツジ赤血球とのロゼット形成と, イムノビーズによる細胞膜表面免疫グロブリンの証明を, 同一標本で同時に証明するmixed rosette assayによつて, ヒト末梢血リンパ球を構成するsubpopulationの同定を行つた.その結果, 正常者末梢血リンパ球は71.2±2.4%(平均±標準誤差)はT細胞により, 12.3±1.1%はB細胞により, 14.2±2.1%はnull cellにより, 2.3±0.4%はboth cellにより占められていることを見い出した.従来, 行われてきたT細胞, B細胞を別個に識別する方法に比べ, mixed rosette assayの優位の特徴はすべてのリンパ球をT細胞, B細胞, both cell, null cellのいずれかに分類するので, すべての細胞の所属を明らかにすることができることである.この方法で証明されたnull cellは, そのpopulationの大いさがB細胞のそれに匹敵し, かつ, 固有の表面免疫グロブリンとC3リセプターが欠如していたのに対し, その膜表面にはIgGのFc部分に対するリセプターが高濃度に集在し, いわゆる"Lリンパ球"の特性をよく具備していることが明らかとなつた.
  • 大原 守弘, 七宮 実, 吉田 直衛, 鈴木 秀幸, 大浪 更三, 村井 隆夫, 吉田 浩, 粕川 禮司
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 11 号 p. 950-955
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    健常人3例と慢性関節リウマチ(RA)患者3例の末梢血中リンパ球とRA患者2例の関節液中の好中球およびリンパ球をそれぞれ2×10^6/mlにし, estrogen 4mg/mlを添加して, 37℃, 7日間CO_2インキュベーターにて培養し, 培養細胞上のpregnancy-associated α_2 glycoprotein(PAG)を^<125>I標識抗PAG抗体の結合により, また, 培養液中に放出されたPAGを, solid phase radioimmuno-assay法により測定した.健常人末梢血リンパ球からは平均4.5単位/ml, RA患者末梢血リンパ球からは平均6.1単位/mlのPAGの産生が認められた.さらにRA患者関節液中のリンパ球からは平均3.8単位/ml, 好中球からは4.8単位/mlのPAGが同様に産生されるのが認められた.
  • 中沢 次夫, 稲沢 正士, 小林 節雄
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 11 号 p. 956-961
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    identical twinで, 一方は気管支喘息, 他方は非喘息であつた例を見いだし, アレルギー学的検索を試みた.症例は群馬県下仁田町にて成長した23才のidentical twin姉妹で, 姉は健常例, 妹は5才頃感冒に罹患して以来喘息発作が発現し, こんにやく喘息と診断された.生活環境は生下時より同一であつたが(家の近くにこんにやく工場あり), 姉は4年前から当地を離れている.このtwinの(1)気道過敏性閾値は非喘息例3250γ, 喘息例780γと著明な差がみられた.(2)皮内反応闘値は10^<-5>, 10^<-9>.(3)RAST法によるspecific IgE値はAg90に対しては0.1であり, Ag40に対しては両者とも1であつた.(4)IgEはそれぞれ1829, 3001で両者とも高値を示した.(5)guinea-pig PCAのendpointは1:10, 1:20.(6)IgGSTSは喘息例のみに検出された.(7)沈降抗体はともに陰性.(8)血液型はともにO型, Rh(+)であり, HLAはともにA9, B5であつた.以上, 喘息例は非喘息例に比し気道過敏性が高く, 抗体産生能にも軽度の差を有していた.identical twinでこの2つの因子に差がみられたことは, おのおのの因子の遺伝的支配について示唆を与えるとともに喘息発症の複雑性を想像させた.
  • 四宮 範明, 矢田 純一
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 11 号 p. 962-969
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    MG患者における抗AchR抗体産生の制御機構を明らかにする目的で, 患者胸腺nonT細胞, T細胞, 患者および健康人末梢血T細胞を組み合せ, AchR抗原で刺激培養, in vitroでの抗AchR抗体産生に対する患者T細胞のヘルパー能, サプレッサー能を検討した.1) MG患者胸腺T細胞は, AchR抗原存在下の培養でヘルパーとしての作用を示し, 抗AchR抗体を産生させた.2) 胸腺T細胞のヘルパー能は, 胸腺でのリンパ濾胞形成症例では良好であつた.3) 患者胸腺nonT細胞, T細胞の組み合せによる抗AchR抗体産生は, 健常者末梢血T細胞によつて抑制されるが, MG患者末梢血T細胞には抑制されず, サプレッサー能の誘導に異常を認めた.
  • 今田 義郎, 吾郷 晋浩, 手嶋 秀毅, 永田 頌史, 桝 吉彦
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 11 号 p. 970-975
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    高速液体クロマトグラフィによるヒスタミン測定法を用いて, アレルギー性疾患における血漿ヒスタミン値を測定した.気管支喘息においては, 平均2.0ng/ml, 蕁麻疹においては平均2.3ng/mlであり, 対照群1.1ng/mlに比較して有意に高値を示した.アレルギー性鼻炎では平均1.3ng/mlであり, 対照群との間に有意差を認めなかつた.気管支喘息における血漿ヒスタミン値と血清IgE値との関係について検討したが, 高IgE値群(IgE>700 IU/ml)は, 正常IgE値群(400 IU/ml≧IgE)に比較して, 血漿ヒスタミン値は有意に高値を示した.また血漿ヒスタミン値とIog IgEとの関係は, 一次式であらわされた.
  • 原稿種別: 付録等
    1980 年 29 巻 11 号 p. 976-979
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 29 巻 11 号 p. Cover9-
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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